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はじめに
細胞分裂には、
体細胞分裂 と 減数分裂
の2種類がありますが
ここでは、
体細胞分裂の観察のしかたを
紹介します
メニュー
それぞれのボタンをク
リックして下さい
準備
観察材料の、
事前調整の
方法です
観察
方法
顕微鏡で観
察する方法で
す
ポイント
画像
ポイントに
なる画像を
表示します
終了
説明を終
了します
方 法
体細胞分裂の
観察には、
根端分裂組織が
よく用いられます
ここです
① スライドグラスに
あらかじめ染色し
ておいた根端をの
せます
② 端から3mm程度を
切り取ります
③ 20%グリセリン溶液
を1滴たらし、カバー
ガラスをかけます
④ ろ紙をのせます
⑤ 消しゴムつき鉛筆を
用意します
⑥ その消しゴムで上
からトントンと軽く叩
き、細胞を 分散さ
せます
右はその分散のようす
の模式図です
⑤ ろ紙をはずして、細
胞の広がりぐあいを
見ます
下の図で
左くらいならOK!
右ならもう少し・・
これで、できあがり!
顕微鏡にセットして
観察です
観 察
まず、分裂
組織を探し
ます
丸い細胞の
多いところ
です
繊維や細長い細胞の
多いところは
ダメです
分裂組織の場所でも、細胞が重なってい
ない場所を選びましょう
観察に
適した場所
観察し
にくい場所
低倍率で染色体の見える細胞をさがします
高倍率にして観察をします
間期
中期
終期
前期
後期
間期
中期
前期
終期
後期
中期の細胞には、2とおりの見え方があります。
図1
この理由は次のとおりです。
図2
細胞を、地球
にたとえてみま
す。
細胞の両端は
2つの極にあ
てはまり、中央
は赤道になり
ます。
赤道に沿って、
2つに切ると、
そこに平面が
できます。
それを赤道面
と呼びます。
赤道面
この赤道面の
上に染色体は
並びます。
図2の
視点
それを、
赤道の真横か
ら見ると(図1)
のように、見え、
極のほうから
見ると(図2)の
ように見えます。
図1の
視点
図1
図2
さぁ
やってみましょう
事前準備
(1) 発 根
体細胞分裂の
観察には、
暗室など、暗い場
根端分裂組織が
所に置いておくとよ
よく用いられます
く発根します
タマネギやニンニクは、
秋~冬の間が
発根しやすいです
ここです
(2) 根の切り取り・固定
・根の先端を2cmくらいの長さに切ります
午前中(10時頃)に切り取ると、分裂中の細胞を
多く見られます
・切った根を
メタノール:酢酸=3:1
の割合に混合した液に
15~20分間入れて
固定します
(3) 保 存
固定した根は
70%エタノール
で保存します
1年間、保存
できます
(4) 解 離・染色
顕微鏡観察する
12~24時間前に
5%濃度になるように
塩酸を混ぜた
酢酸オルセイン溶液
に入れて
解離と染色を
同時におこないます
(5) ま と め
① 発根 ・・・ 暗いところでおこなう
② 固定 ・・・ メタノール・酢酸の3:1混合溶液で
15~20分間
③ 解離 ・・・ 5%塩酸
④ 染色 ・・・ 酢酸オルセイン溶液
解離と染色は同時におこなう
12~24時間
ポイントの画像
ボタンをクリックすると、その
画像へジャンプします
細胞の分散程度
メニュー
へ戻る
分裂の各時期
間期
中期
終期
観察に適した場所
前期
後期
細胞の分散程度
前に戻る
下の図で
左くらいならOK!
右ならもう少し・・
観察に適した場所
丸い細胞の
多いところです
前に戻る
繊維や細長い細胞の
多いところはダメです
間期
中期
終期
前に戻る
前期
後期
方 法
体細胞分裂の
観察には、
根端分裂組織が
よく用いられます
ここです
① スライドグラスに
あらかじめ染色し
ておいた根端をの
せます
② 端から3mm程度を
切り取ります
③ 20%グリセリン溶液
を1滴たらします
④ スライドグラスをも
う1枚、交差するよ
うに上にのせます
⑤ 押して細胞を分散
させます
細胞の数を
へらします
⑥ 2枚を分けて、
それぞれ
に20%グリセリン溶
液をたらし、カバー
ガラスをかけます
押す
⑦ ろ紙をのせます
⑧ 消しゴムつき鉛筆を
用意します
⑨ その消しゴムで上
からトントンと軽く叩
き、さらに細胞を分
散させます
これで、できあがり!
顕微鏡にセットしましょ
う