Transcript 開きが早い
ピッチングメカニズムブック ピッチングの仕組み 第一章ピッチングの基本メカニズム 力の伝達の基本構造 • 並進運動・・・横向きのまままっすぐ進んでい くステップ動作 • 回転運動・・・着地後の体幹の回転 • 投球動作として身につけるべきこと ↓ ・それぞれの運動が役割を果たしその力が腕 の振りに利用されている 並進運動の意味と重要性 • 助走→投げる前に体重を投球方向への力を 生み出し腕の振りに利用している。 • 速い球を投げるには→並進運動を利用して 回転運動のスピードを高めること。 • 投手の場合はプレートからの一歩でいかに並 進運動の効果を生み出すかが重要 回転運動とパフォーマンスとの関係 • 回転運動・・・回転開始を着地寸前まで遅らせ て、一気に回転する事 「開いてはいけない」 開きが早い • ステップの着地までに骨盤 (骨盤軸?)や上体に回転 が始まってしまうこと 開かない • 着地までに骨盤にも上体に も回転が起こらず一切むき を変えずに移動していこと。 なぜ開きが早いといけないのか • 開きが早いと着地した時点で残された骨盤の 「回りしろ」が少なくなるためその後の「回転運動」のスピード が遅くなってしまうからです。 また、早い段階で上体までも早く開いてしまった場合(肩の 開きが早い)テークバックのトップが浅くなる。 リリースでボールの初速を上げるにはより長い加速距離をと ればよい。 肩が柔らかい投手は筋力がなくても速い球が投げられる • 前に突っ込んでいると加 速距離は短くなり後ろに 残していると長く加速でき る。 • しかし完全に着地した時 点では骨盤はフラットに なる。実際には着地を迎 える際は状態は後ろに残 したまま「並進運動」を行 う。 • この状態で着地を迎えて る子は少ない • 上の写真のように前に 突っ込んだ体勢から回 転運動動作を開始する ほど体幹が進む方向は 下向きになる。 • 下の写真のように上体 を後ろに残した体勢か ら回転動作を開始する ことで体幹の進む方向 は水平に向かいます。 エイミングとは? • 着地を迎える際の「肩の開きを抑え、頭を後 ろに残した状態」 この姿勢で着地を迎えることは投手 野手すべ てのポジションに共通して投球動作における重 要なポイント! 体幹と腕の連動の基本的な仕組み ボールに力を最大限に伝え るポイント 体幹の回転運動が始まる 前に肘を両肩を結んだ延長 線上(背中側)に引き寄せ ておく。この状態の時は上 腕は体幹の回転軸と直交 する。このポジションは体幹 の回転力を腕にもっとも伝 達できる肘の位置