医療対話推進者養成講座 - 日本医療コーディネーター協会

Download Report

Transcript 医療対話推進者養成講座 - 日本医療コーディネーター協会

2014年度
医療対話推進者養成講座
募集要項
平成24年度診療報酬改定で患者サポート
体制充実加算(入院初日70点)が新設され
ました。
親しみや
すさ
医師の
サービス
充実
負担軽減
医療対話
当養成講座は、昨年1月に厚生労働省医政
局より出された「医療対話推進者の 業務指
針及び養成 のための研修プログラム作成
指針」に基づいて企画しています。
推進者
医療安全
対策充実
身近な相
談窓口
院内調整
機能
一般社団法人 日本医療コーディネーター協会
医療対話推進者とは
医療機関にかかるということは非日常的な出来事であり、患者・家族は 様々な不安を抱えて受診します。
医療者は、その患者・家族の声に十分に耳を傾けることができているでしょうか。
患者・家族と医療者の間には、それぞれの立場の 違いから『隙間(価値観の対立)』が生じることが多くあ
ります。医療の現場には、その隙間を埋める「橋」となる存在がどうしても必要です。
それが、医療対話推進者なのです。
医療対話推進者は、患者・家族の声に耳を傾け、安心し納得した医療を受けられるようサポー トをします。
医療対話推進者の目指すもの
平成24年の診療報酬の改定により、相談窓口に対して、診療報酬が新設されました。
患者・家族に対する相談支援窓口を設け、専門の教育を受けた医療対話推進者を配置するということは、
「やさしい医療」を提供しようという医療者の意思表示にほかなりません。
研修を受けた医療対話推進者が、適切な患者・家族の相談支援を行うことにより、院内全体のサービス
体制の改善・効率化が可能になります。また、患者・家族と医療者とのコミュニケーションの仲立ちをする
ことで、さまざまなトラブルの発生を未然に防ぐことが可能です。さらに、医療対話推進者は院内の各部
門の連携・調整を図り、安全で快適な医療環境を築くための重要な役割を果たします。
2
医療対話推進者養成講座
患者さんとの「会話」は日常的にありふれた行為かもし
本養成講座では、対話と見極めに必要な知識、スキル
れません。
を習得することを目指しています。単なる講義だけでは
しかし、「対話」は話をただ聞くだけではなく、患者さんの
なく、シミュレーション演習などを入れた臨場感あるプロ
支援を含んでいます。支援にはいくつもの介入方法が
グラムで構成されています。
あり様々な幅、深さがあります。支援の過程で一番大切
医療対話推進者として院内の相談窓口で「医療対話」
なのは、相談内容を分析し、事態の改善に結びつく支
を推進する方々は、本養成講座を通じて、院内の関係
援方法を選ぶことです。適切な支援を選択するための
者の役割を理解し、院内での活動を様々な観点から分
ポイントは、患者さんの本音、希望、されたら嫌なことを
析できるようになっていただきたいと思います。
見極めつつ対話するスキルです。そのことにより、誰が
養成講座修了者には修了証をお渡しし、「医療対話推
どの方法でどの程度介入すればいいか、といった支援
進者」として資格認定いたします。
方法を見極めます。
3
月日
4/25
(金)
4/26
(土)
4/27
(日)
時間
講義名
内
容
講
師
10:00
10:30
受付・オリエンテーション
10:30
12:00
相談支援とは
~医療対話推進者の役割~
医療対話推進者が求められている社会背景を基に、その役割と
在り方を学ぶ。
日本医療コーディネーター協会
理事 水木麻衣子
13:00
14:30
相談支援の知の構造化
患者状態適応型パスの開発者が、漠然と不確かに流れがちな
「相談支援」の知を構造化し適切な介入への道筋を示す
東京大学 医療社会システム工学
寄付講座 特任教授 水流聡子
14:45
16:15
対話スキル① 「傾聴」
傾聴とはなにか。医療関係者にとっては耳慣れて「できるつもりに
なっている」スキルを、今一度基本から確認し直す。
日本医療コーディネーター協会
代表理事 川上憂子
16:30
18:00
対話スキル②
「第二感情へのアプローチ」
表に出てきている感情だけを捉えていたのでは根本的な問題解
決につなげられない。第二感情へのアプローチを学ぶ。
日本医療コーディネーター協会
代表理事 川上憂子
9:00
10:30
医療対話推進者
医療対話推進者とはなにか。対話、意思決定支援、紛争予防の
すべてを語れる講師の「対話力」からすべてを学ぶ。
中京大学 法科大学院
専任教授 稲葉一人
10:45
12:15
総合相談室の実際
実際の「総合相談室」に持ち込まれた事例を基に、相談支援の実
際とその活動の在り方を豊富な経験者から学ぶ。
日本医療コーディネーター協会
医療コーディネーター 幸田有子
13:15
14:45
クレーム対応スキル
15:00
16:30
ロールプレイ
~クレーム、その時どうする~
クレーム対応には、スキルがある。どうしたら相手の気持ちに寄
り添い、問題を鎮静化することができるか。重要なクレームの初
期対応について学ぶ。
一般社団法人ホスピタリティ機構
理事長 野口幸一
16:45
17:45
患者・家族の立場から
医療現場に望むこと
自らの経験から、患者・家族が医療現場に望むことを訴える。医
療者がなかなか聞くことのできない貴重な患者の本音トーク。
NPO法人 ブーゲンビリア
代表 内田絵子
9:00
10:30
事例の記録・分析・評価
10:45
12:15
日本医療コーディネーター協会
理事 水木麻衣子
事例の記録・分析・評価
豊富な事例記録をひもとき、そのプロセスを分析、評価することに
よって、医療対話推進者としての具体的な行動レベルのスキルを
しっかり身につける。
13:15
14:45
組織の動かし方と
研修計画の立て方
15:00
16:30
組織の動かし方と
研修計画の立て方(演習)
医療対話推進者に期待される院内の調整。そこには、組織に対
する認識と、組織を動かす力が求められる。20年以上に渡り組織
構築を専門としてきた講師からその極意を学ぶ。
株式会社 ラーニングウエイ
代表取締役 濱田浩一
16:30
17:00
修了式
講師の紹介
稲葉 一人 先生
中京大学 法科大学院 専任教授
幸田 有子 先生
水木 麻衣子
一般社団法人
日本医療コーディネーター協会 理事
日本医療コーディネーター協会 医療コーディネーター
東京大学大学院医学系研究科医療
安全管理学講座特任研究員
野口 幸一 先生
一般社団法人ホスピタリティ機構 理事長
内田 絵子 先生
NPO法人 ブーゲンビリア 代表
濱田 浩一 先生
株式会社 ラーニングウエイ 代表取締役
川上 憂子
一般社団法人
日本医療コーディネーター協会 代表理事
一般社団法人
乳がんと心について考えるパース 代表理事
専修大学法学部法律学科卒業。その後、国立東京病院付属看護
学校で学び看護師、看護教員の免許を取得。国際医療福祉大学大
学院医療福祉学研究科保健医療学専攻看護管理学修士、医療
福祉学研究科保健医療学専攻医療福祉政策学博士課程終了。
博士論文:「乳房の異常に気づいた女性が受診に至るまでの経緯」。
高野山真言宗沙門玉置妙憂。
5
病院医療、在宅医療に看護師として従事する傍ら「看護の自由度」を
求め、医療コーディネーターとして活動。「相談支援」「医療コーディネー
ション」をライフワークとして研究しつつ、行政での苦情相談支援、地域包
括ケアの実装支援も行っている。患者と医療者の橋渡しだけでなく、研
究と実践、制度と現場の橋わたしを目指して活動中。
水流 聡子
東京大学
医療社会システム工学寄付講座
特任教授
医療分野では、多くの可能性が考えられるなか
的確に診断し適切に治療し医療の質保証を実
現するために従事者の経験に依存する部分が多い。これらを組織的に
活用して質の高い安全な医療を提供できるシステムのモデルを構築する
とともに、ヒューマンエラーをなくすために、専門知識と基盤技術に基づい
た多くのシステム・プロセスを明らかにして、診療に必要な専門的知識・
技術の構造化を目指している。医療社会システム工学の第一人者。
受講者の声
■他の受講者の想いや決意を聞き、私も頑張らなけれ
ばと思いました。私には“行動力”が必要だと感じまし
た。
■受講者全員の成長を感じました。それと同じく自分
の姿も見えてきて自分も成長できたことを感じました。
■感動しました。皆のエネルギーを頂き、またそれを共
有できました。これからのパワーにしていきたいです。
■相談支援は総論ではなく、一対一のアドバイス。受
講で大きく変わった自分を感じています。
■「自己の探究」という振り返りを糧に、自分のできる
ことを見つめていきたいと思います。改めて人と人との
絆を大切にしていきたいと思いました。
■講座で修得したスキルを日々の仕事の中で用いて
いきたいと思います。自分の場所で、できる範囲で少
しずつ進んでいこうと思います。
■人の人生、生き方を感じながら伴走していくことはと
ても素敵なこと。まず、ありたい姿を描けるようアンテ
ナを高くしていきたい。
■養成講座は様々な切り口からカリキュラムが組まれ
ており、協会のネットワークの広さを感じた。受講前は
いろいろとまよったが、今は受講してよかったと思う。
講座を通じて
想いを同じくする仲間と
知り合うことができます
6
■受講者の受講動機や人生の物語を聞くことによって
エネルギーを与えられたような気がする。
※ 医療対話推進者養成講座修了者アンケートから
充実したフォローアップ
【合同勉強会】
福岡、大阪、名古屋、東京、仙台で定期的に開催されている合同勉強会に参加できます。活発な意見交換、豊富な情報交換、
学びを深めスキルアップをはかる絶好の機会です。
【各種講座】
日本医療コーディネーター協会では 「医療コーディネーション講座」「ライフケア・プラクティショナ―養成講座」「ピアサポーター
養成講座」「医療対話推進者養成講座」「がんサロン運営者養成講座」と、多くの養成講座を展開しています。それぞれに特色
のある講義内容ですが、その中から気になる講義を選んで聴講していただくことができます。
【合同集会】
年に1回、全国各地で活躍するMC,ALCP,ピアサポーター,医療対話推進者、そしてがんサロン運営者が一堂に集まり、情報
を交換します。仲間からの刺激はモチベーションを高め、明日の一歩を示してくれます。
【地域会】
合同勉強会や合同集会での交流をきっかけに、各地で地域会が生まれています。定期的に集まり、飲んで食べて親交を深め
つつ情報交換。「講義よりためになる!?」と評判です。
【サロン】
東京は花の銀座に日本医療コーディネーター協会のサロン「グラムール」があります。ゆったりした豪華な雰囲気。日本医療
コーディネーター協会主催講座の受講生はすべてのメニューが半額です。ご自分の時間に、お客様との面談に、ぜひご活用く
ださい。
募集要項
■ 講 座 名 : 医療対話推進者養成講座
■ 日
程
: 2014年 4月25日(金)~27日(日) 3日間
9:00~18:00
■ 会
場
: 東京大学医学部附属病院 入院棟 レセプションルーム
http://www.h.u-tokyo.ac.jp/access/map/index.html#daigaku
■ 対
象
: 医療対話推進、相談支援に従事する方
※医療対話推進担当者、看護師、院内相談対応者、患者相談窓口担当者、退院調整看護師、ケアマ
ネージャー、介護福祉士など地域医療、在宅ケアにかかわるスタッフには特にお勧めです。
■ 定
員
: 20名 ※申込FAX先着順です。定員になり次第、締め切らせていただきます。 ※最少催行人数10名
■ 受 講 料 : 54,000円(税込)
※交通費・宿泊費は受講者にて各自手配ご負担ください。
■ 申込方法 : 受講申込書をご記入の上、メール、FAXもしくは郵送にてお申し込みください。
※受講申込書は協会ホームページからもダウンロードしていただけます。 http://www.jpmca.net
■ 宛
先
: 〒133-0056 東京都江戸川区南小岩7-14-20
日本医療コーディネーター協会 事務局
メールアドレス:[email protected]
FAX:03-6801-7333
■申込締切日 : 4月11日(金) 消印有効
■お問合せ
8
: e-mail: [email protected]
電話: 03-6801-7333
医療対話推進者養成講座
平成26年度 開講日程
 平成26年 4 月25日(金)~27日(日) 東京
受付中
 平成26年 6 月27日(金)~29日(日) 福岡
受付準備中
 平成26年10月11日(金)~13日(日) 東京
受付準備中
 平成26年12月 5 日(金)~ 7日(日) 大阪
受付準備中
※詳細は随時、弊協会ホームページに掲載いたします。
http://www.jpmca.net
お問合せ:日本医療コーディネーター協会事務局 03-6801-7333