G1資料/9.89MB - 全国地域包括・在宅介護支援センター協議会

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地域の概況
• 相模原市は神奈川県の北部に位
置し、人口約72万人の政令指
定都市です。
• 私たちの横山地区は相模原市の
中央に位置していて周辺には緑
豊かな
• 横山丘陵緑地や横山公園があり、
閑静な住宅街に隣接して3つの
団地があります。
• その中には建て替えが進む団地
と高齢者が以前からある古い団
地の2つの団地があります。古
い団地の方は高齢者が大半をし
めています。
地域包括支援センターの体制
横山地区人口:14012人
横山地区高齢者人口:
3026人
65歳以上 12,9%
75歳以上
8,7%
高齢化率: 21,6%
地域包括支援センターの体制 等
・主任介護支援専門員(1名)
・看護師 (1名)
・社会福祉士 (2名)
・予防教室担当(1名)
基礎をつくった時期
ⅰ
• 平成23年度から数年間に渡り地域全体を対象に
• 相模原市の地域で起こっている事実を知る。
• 横山地区の各組織活動を知る。
• 地域の各組織の活動を知る事で出席者が会議の
必要性に気付く。
*地域を知り、学習する事で新たな発見・課題が見えてきた。
• 地域の各組織の活動がよく把握できた。また、組織の方々の顔
ぶれや個性も把握できた。
• また、地域の主要者との関係づくりが出来た。
• 常に地域の方々からのアドバイスを頂ける関係ができた。
関係者と課題の共有を行う時期
ⅱ
• 平成25年 地域を小地域に分けてケア会議開催の検討に入
る。小地域に分けての開催を提案されたのは民生委員・ボラ
ンティアからの
要望がきっかけであった。
• センターと地域がより身近な関係を創るためには、横山地区
を小さく分けて会議を持つ事が必要。
• 本当に困っている人、草の根的に高齢者を地域が支える仕組
み創りが出来るのではないか?
• 民生委員・地域ボランティアからケア会議を小地域で開催し
てはどうか?センターへの何気ない会話からのアドバイス
だった。
• 地域からの提案を受けてケア会議のあり方をセンター内で検
討する。個別事例の検討を重ねる事で地域が繋がる組織づく
りが出来るケア会議を考えた。同じ時期に平行し、相模原市
で開催した地域ケア会議のあり方について研修が開催された。
講師にはケアシステム総合研究所の高室先生。この研修を
きっかけに先生と連絡を取りながら会議の進め方についてア
ドバイスを頂き小地域ケア会議の開催となった。
地域づくりのための人材育成の時期
ⅲ
• 平成26年
• 若い世代の支援者動員の可能性。
• 若い世代が自分の地域への思い、高齢者が増
え続ける自分の地域への思いを引き出す。
• 若い世代との交流・毎月地域清掃に伺い終了
後、高齢者支援について話し合う。
• 認知症の理解:認知症サポーター養成講座に
若い世代が増えた。
• 講座終了後に出席者と地域の現状把握。
PDCAの実行と今後の展開
ⅳ
• 3回目の小地域ケア会議では地域が温かく認知症高齢者を見守り始めて
いる内容だった。
• 当初は認知症のある高齢者を排除する動きがあった。お互いに支えあう
環境づくりを考えだす方向性がでてきた。予想以上の結果だった。
• 地域と一緒に地域包括ケアシステム構築に向けて動き出す。
• 今後も継続的・包括的支援のためケアタウン総合研究所の個別支援検討
シートを使いPDCAを活用する。
• 最終章・・・小地域6地区から一つの連携した地域ケアシステムの構築。
目 標:今後、認知症になっても自
宅で生活できる地域づくり
• PDCAサイクルを活用し、各6地区が会議を重ね
る。
• その時々で課題となっていることを共有、方向
性を導きだす。
• 6地区でお互いの出来る事と不足している事を
補いあう組織作りを目指す。
• 各地区が組織化する事で横山地区全体が地区を
超えて互いに助けあう
• 地区社協・他職種・地域全体で地域包括ケアス
テム構築に向かう。
課題と今後に向けて
・地域に現れた兆し
• 団地の高齢化が進み認知症高齢者の対応について相談があった。認知症
キャラバンサポーター講座を開催する事でサポーターを地域に増やす。
• 若い年代の地域の担い手を育成した。地域ケア会議に若い世代の参加
あった。会議では意見も活発出て進み方が速く新たなマンパワーの発掘
となった。
*次期に向けた改善点
• 当初は全体で地域ケア会議を行っていた。今年度は6地区に分け地域ケ
ア会議を開催している。今後も小地域でケア会議を継続する。
• 会議の形式に工夫をした。若い世代の支援者が出てきたことは今後の地
域づくりに期待が持てる。
*今後の課題
①今回、関わりを持ち始めた若い年代を大切に育成する事で住民活動(マ
ンパワー)の連鎖が見込める。
②認知症キャラバンサポーター養成講座を継続的に開催し、認知症の理解
を促し続ける。
③世代から世代に引き継がれ途絶える事のない地域づくりを目指す。