チョコッと知っとこ 交流と直流と周波数 no-18
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Transcript チョコッと知っとこ 交流と直流と周波数 no-18
チョコッと知っとこ
交流と直流と周波数
no-18
電気には交流と直流が有るのは御存じですネ、交流は常にプラスとマイナスが交互に入れ替わります。 直流はプラスはプラし、マイナスはマイナスで変わる事は
有りません。 では、交流の場合のプラスとマイナスが入れ換わる早さですが、1秒間に何回入れ替わるのでしょう。
日本には2種類が有ります。 関東から西は、1秒間に60回、関東から北は1秒間に50回です。 何処からが境目に成って居るかと言うと、
静岡県を流れる富士川を境として居ます。 北海道は北ですから1秒間に50回、プラスとマイナスが変わって居ます。
この入れ替わりを周波数と言い関東から西は60Hz(ヘルツ)関東から北は50Hzに成ります。 何故このように2種類も周波数が有るか
と言うと、これは最初に発電機を作った会社に依って変わりました。 余談に成りましたが、モーターを回す場合は当然回転数が変わり、関東から西は回転数が早
く、北は遅く成ります。 アンチュア無線を楽しんでいる皆さんには余り交流には関係無いとは言えません、無線にも周波数が有りますよネ、無線の電波は交流
なんです。 同じ交流でも、ずっと入れ替わりが早く、高周波と言います。 例えば、144MHzの場合は1秒間に、144000.000回、つまり、先に述べたのはHz
ですから、KHzに換算すれば1000倍です、MHzですから、もう1000倍、GHzに成るともう、1000倍、です。 周波数の話は、又の機会にして、無線機の電源
は直流にして、働かせて居ます。100vの交流から安定化電源器を使って直流の13,8vに変換して居ます。交流100vから13,8vへはトランスで電圧を下げ、
交流から直流へは、ダイオードで変換して居ます。 無線機をそのまま100vのコンセントに差し込んで居る無線機は無線機の中に安定化電源の回路が内蔵され
て居ます。 では、交流をどのように直流に変換して居るのでしょう、 それはダイオードの特性を利用し、ダイオードは片方から電気を流すと流れる方向で、流れ
たり、流れ無かったりします。 ダイオードのマークは、交通標識の一方通行や進入禁止のマークに似て居ます。 矢印の方向にはプラスだけが流れ、マイナスは
流れません、逆に侵入禁止の横棒マークからはプラスが流れずにマイナスだけが流れます。このダイオードの性質を利用してプラスはプラス、マイナスはマイナス
として、分けて直流に変換して居ます。
電圧や電流を安定させる為には、コンデンサーも使われて居る訳ですが、コンデンサーについては機会が有れば説明しますが、今回は交流と直流についての話
だけにしておきます。 簡単に絵を書いて見ます。
直流(DC)プラス
=プラスの流れる方向
+
交流(AC)
=コンデンサー( C )
100v
-
=ダイオード ( D )
トランス
直流(DC)マイナス
取りだす電圧はトランスの巻線比に依って変わって来ます。 この他、電流を制御する為の、スイッチングレギュレターと言う物や容量を得る為のパワートランジ
スターが有ります。 これらを組み合わせて安定化電源が成り立っています。
図は、交流から直流への変換する場合の概略で、安定化電源の回路では有りません。 ダイオードを組み合わせる事を、ブリッジを組む、とも
言います。