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地域社会論 第1回その2
Ⅰ.地域社会をいかに捉えるか
10月6日
0.社会学の系譜
• A.コント
• M.ヴェーバー
• G.ジンメル
• E.デュルケム
• シカゴ社会学
社会学の広がり
社会科学
社会学、政治学、経済学、法学、経営学等
社会学の広範な守備範囲
• 理論社会学・・・行為論、相互作用論、集団論、
社会構造論、全体社会論等
• 領域社会学(連字符(-)社会学)
社会学が中心の分野・・・メディア論、
家族社会学、社会病理論等
他に専門学問がある分野・・・法社会学、
政治社会学、宗教社会学、都市社会学等
地域社会学の系譜
• 自然村
• 都市
• あるべき姿としてのコミュニティ
本授業で扱う地域社会論
• 「見識ある市民」になることを期待
• 多様な既存統計の分析から地域社会を包括
的に捉える
1.地域を本当に知っているか
• 「富山の自然は豊かである」?
各自然度の富山県の順位
植生自然度9,10面積比率(降順)
3
植生自然度荷重平均(降順)
6
評価総地積中田畑宅地比率(昇順)
44
評価総地積中宅地比率(昇順)
38
「豊かな富山」について
スカイライングラフ
内容を理解しよう、Work-Sheetを利用して描いてみよう
スカイライングラフ
横幅(基礎値;人口)×縦幅(原単位;人口当たり)
=面積(総量)
特化度
横幅(全国平均)×縦幅(富山の特異度)
=面積(富山の値)
変化寄与度
横幅(始点値)×縦幅(増減率)
=面積(終点値)
◎地域に関する知識の根拠
・皆が言う
生きるための便法
頻度依存行動
合理化
・あって欲しい姿として主張 自慢、逆に卑下
魚が美味しい 本当に全国各地と比較しているか?
理屈付け フランクリン 「火災件数が少ない」
合理化 イソップ 「かつての老人ホーム整備率」
B.フランクリン
理性のある動物、人間とは、まことに都合の
いいものである。したいと思うことなら、何に
だって理由を見つけることも、理窟をつけるこ
ともできるのだから。
◎真実を知る
• ・大学の役割、学識経験者の役割
vs.御用学者 結論先行の言いくるめ・理屈付け
「道路・治水事業の必要性」
当人も真実は分からない(真実はない)
・真実を導く
帰納法 多くの観察される事象から推論
アブダクション 取りあえずの説明付け
演繹法 既知の事実からの推論 公理からの展開
◎地域理解へのスタート
• 演繹的説明の限界
複雑な社会システムについて、
いくつかの限られた要素から説明しても
他の要素の影響で間違うことがある。
帰納的説明
• 事例的検討
・歩き回る 自転車
・聞きまわる 新聞、人との交流
・限界
地域で代表的な例か確信できない
また全国での相対的な位置は分からない
「生活保護率の低さの要因」
↓
• 統計的検討
2.偏差値から
地域の特長を抽出する
政策目標指標
• 幸福指標
• NNW
• 国民生活指標(PLI)
SSDS
• System of Social and Demographic
Statistics
豊かな富山概説
農業経営規模
3.富山の豊かさとその構造
(まとめ)
豊かさの基盤の崩壊
産業構造の移行
都市の崩壊
家族の変容
モザイク図
• 横軸 層別値(人口など)
• 縦軸 層毎の構成比
• 2つの図が持つ意
味について説明
しなさい。
下図により富山県の産業の特徴を説明しなさい。