三浦市民生活向上会議平成27年7月17日 ボランティア活動推進部会

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Transcript 三浦市民生活向上会議平成27年7月17日 ボランティア活動推進部会

ボランティア活動推進部会
報告
三浦市民生
活向上会議
平 成 27 年 7 月 17
日
大きく変えた活動助成制度
 慣例に基づく従来どおり補助制度を見直
し、公正性と公平性、透明性に準拠した
補助制度のルールづくりを求める。また、
三浦市社会福祉協議会が実施する既存の
助成事業を財源構成比率から抜本的に見
直す。
 これまで、三浦市社会福祉協議会では、
「ボランティアグループ活動経費助成」
「福祉・当事者団体活動経費助成」「地
域ふれあいサロン事業助成」の3類型に
よって助成をおこなっていたが、これを
一本化した。また、助成の決定に関して
は三浦市民生活向上会議ボランティア活
動推進部会において公平性・透明性を確
保した上で決定することにした。
 また、これとは別に、公共性の高い先駆
的な活動については、地域福祉推進モデ
ル事業に指定し、サンセット方式による
(3年という時限を設けた上で、この期
助成事業の概要
平成25年度
7月9日 説明会開催(27団体参加)
団体名
助成交付額
平成26年度
審査会 4回開催(4月28日、7月8日、10月14日
1月20日)
団体名
助成交付額
1 こだま会
26,260円
2 みなみ手話サークル
20,260円
1
つくしクラブ「革工芸教室・お
楽しみ会」
102,000円
3
横須賀三浦地区ふれあい
広場運営委員会
10,000円
2
入江ひまわり会「友愛活動・ふ
れあい広場(サロン)活動」
20,000円
4
高齢者ふれあい広場運営
協議会
10,000円
3
第26回横須賀三浦地区ふれあい
広場
10,000円
5 スポーツクラブさざなみ
23,014円
4
三浦市手話サークルともしび会
「特別講習会」
64,360円
5
鎌倉三浦地域里親会「研修会」
6
三浦市聴覚障害者協会「手話通
訳者養成講座」
6 三浦市聴覚障害者協会
7
8
50,000円
三浦市手話サークルとも
しび会
62,360円
三浦市地域婦人団体連絡
協議会
18,500円
※確定データ。平成27年度分は改めて報告予定。
20,000円
50,000円
地域福祉推進モデル事業
 はっぴー子育て応援団
子育て支援を目途に、トリプルPの
技法を用いて、家庭・学校・地域で
子どもの問題が発生する前に予防し
たり、また、子供たちの可能性を発
揮させるべく、子供らを励ます家庭
環境をつくりだす支援をおこないま
した。他にも「ママカフェ」といっ
た子育てサロンや市内の飲食店経営
者を招いた料理教室「素敵ママ講
座」を開催し、親の支援、仲間づく
りを実施した。
 NPO法人 歩
公制度では、対象とならない「通学
支 援 」 を 実 施 す る NPO 法 人 に 対 し 、
活動費の一部を助成しました。
ボランティアコーディネータの「つな
ぐ」役割の強化
 個別ニーズへの対応
三浦市社会福祉協議会では、ボランティアセンター
に専属のボランティアコーディネーターを配置し、
「つなぐ」役割の強化にも取り組んだ。
こ れ は そ の 具 体 例 。 脊 髄性 筋萎 縮 症 の ため 寝た きり
の生活を余儀なくされた青年(「社協みうら」の表紙
を飾った彼)の「大好きなバスケットボールの試合が
見たい」という願いをかなえるべく、相談支援事業所
エールの相談員とともに奔走した。「家族以外」の誰
かと外出することは、彼が社会と結びついていること
の証左になると考えたからだ。果たして、賛同者を見
つけ出し、この青年の願いを叶えることに成功した。
企業のCSRを促進①
 株式会社リビエラリゾートも地域
活動に積極的だ。毎年、障害児者
を対象に「海洋塾」を開講してく
れたり、プールの無償開放をおこ
なっている。キス釣りのシーズン
には「キスマスター」を開催。障
害児者を招待してくれる。
 かながわ信用金庫による環境
美化運動は、三浦市における
スカベンジ活動の先駆けと
なった。
※ 「 ス カ ベ ン ジ ( scaveng e ) 」 と は
「ごみ拾いをする」という意味の英語で
す。
企業のCSRを促進②
 キスマスターで釣り上げ
られたキスは、参加者の
同意のもと就労支援セン
タ ー 「 ど ん ま い ( B
型)」の食材として、ご
寄附いただいている。こ
のキスを用いて「どんま
い」のメンバーが精魂込
めてつくった“煮付け”は、
高齢者デイサービスの昼
食となる。リビエラリ
ゾートのみならず、キス
マスターに参加して全て
の人々が、この流れに参
与したことになるわけだ
が、こうしたプロセスを
マネジメントし、企業の
CSR を よ り 効 果 的 に 演 出
するのもボランティアセ
情報の発信
 当事者・ボランティ
ア団体が自ら発信す
る情報にも協力を惜
しまない。また、ボ
ランティア・市民活
動を顕彰する仕組み
として「社協みう
ら」を活用している。
ご存知のとおり「社
協みうら」の表紙を
飾るのは、何らかの
かたちで、ボラン
ティア・市民活動を
実践している人達ば
かりである。「ヒト
(それも笑顔の)」
を掲載することに
よって、身近な活動
を広く市民に発信し
「つながり」から生まれた事業
 今般実施した「お金」の勉強会は、
育児サークル「にっこにこ」の発案
による。このようにボランティアセ
ン タ ー で は、 関 係 機 関・ 団 体 の ニ ー
ズを丁寧に吸い上げ、そのニーズを
もとに事業を展開することも少なく
ない。今後、こうした住民のアイ
ディアを具現化したり、協働事業が
増えていくことが期待される。
青少年への教育
 福祉教育にも積極的に取り組んだ。そ
れも、児童生徒の想像力を喚起するよ
うな福祉教育を心がけた。これからは、
知識や断片的な情報というものをただ
頭の中で理解するような伝統的な教育
スタイルとは異なり、具体的な活動に
参加することによって、学習・成長を
促すプログラムを提案していきたい考
えである。
趣味や技能を活かしたボランティア活動
 三浦市社会福祉協議会では、ボランティアセ
ンターが中心となって、今年度より自主事業
として低所得世帯の児童を対象とした学習支
援を実現すべく、鋭意準備を進めている。そ
の中核を担っていただこうと考えているのが、
退職教員や元キャビンアテンダントといった
人材。
現在、市外の学習支援施設
を見学するなど「勉強会」を
積み重ね、本格実施に向けて
不断の努力を続けている。ま
ずは、今夏、夏期講習を試行
し、これを足掛かりに「学習
支援活動」を定例化したい考
えである。
福祉啓発講座の開催
 福祉啓発活動
にも積極的に
取り組んでい
る。障害その
ものに対する
理解だけでな
く、家族や兄
弟の苦悩や葛
藤にも目を向
け、重度の障
害があっても、
その人らしく
住み慣れた地
域社会の中で
生活できるよ
うな「地域社
会づくり」も
ボランティア
センターの役
福祉を意識させる仕掛けづくり
 ボランティアセンターでは、福祉を
意識させる仕掛けづくりにも余念が
ない。イベントのたびに地域作業所
などの製品を販売できるブースを設
け、周知と社会参加をはかっている。
今後の課題
 マクロな視点から~「魅力あるまちづくり」を実践するにあたって、
ボランティアセンターに課せられた役割を問う。
それは、地域福祉活動計画を策定する作業に類似していた!
①情報発信と住民とボランティアセンター双方向のコミュニケーショ
ンを
高める
②地域のめざす姿について住民と合意形成をおこなう
③不足する支援・サービスの把握と解決のための場をつくる
④多様な担い手の育成・サービス創出を促す
 ミクロな視点から
まずできることから・・・
①第2次三浦市ボランティア活動推進計画の評価・改定作業
②助成金制度の見直しに続き、ボランティアセンターが有する個々の
機
能の改善をめざす