ストリップ型カロリメータはX

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Transcript ストリップ型カロリメータはX

π0 reconstruction
Kobe University
Susumu Hayashi
カロリメータ
解析側
Jupiterジオメトリ
Y層
タイル型
ストリップ型
空気層
空気層
y
y
吸収層
検出体
x
断面図
吸収層
z
検出体
1スーパーレイヤーの構造
X層
x
ストリップ型でもタイル型と同じ分解能が出せると良い
断面図
現状までの流れ




Geant4でストリップ型カロリメータ用のクラスタリン
グアルゴリズムを開発
π0を用いてアルゴリズムの評価
永
曽
フルシミュレータでπ0を解析し、比較
フルシミュレータにアルゴリズムを組み込む
林
Geant4でのセットアップ(by
Nagaso)
衝突点
2.1m
EMCAL
π0を入射させた
HCAL
EMCAL・・・
W(3mm)+Sci(2mm)+Air(1mm)
30Layers(15 super layer)
HCAL・・・
Pb(20mm)+Sci(5mm)+Air(1mm)
50Layers(25 super layer)
クラスタリングアルゴリズム
ヒットしたストリップ(ヒットストリップ)の定義
 隣接したヒットストリップの結合
 X、Yクラスターの対応付け
 クラスターの分離

ストリップ型カロリメータはX、Y層でストリップの向きが異なるの
で、X、Y層別々の処理をしていく方法を取った。
ヒ
ッ
ト
ス
ト
リ
ッ
プ
の
結
合
手
順
仮想的なイベント
a) 1番エネルギーが落ちたストリップ
を見つける
注目している範囲
注目している範囲
c) 再帰的に処理をする
クラスターができた
残りの中で1番エネルギーが
落ちているストリップ
b) 注目しているストリップ
の周りを調べる
クラスター1
クラスター2
実際にはこれらを3次元で行っていて、
X、Y層別々に処理している
ヒ
ッ
ト
ス
ト
リ
ッ
プ
の
分
離
手
順
串1
Y
仮想的なイ
ベント
串2
Z
X 手順1
串の作成
注目しているヒットストリップ
距離2
距離1
分離できた
この分離を全層について行う
検証方法

1cmx1cm,1cmx5cm,1cmx10cm,1cmx20cm
のストリップ型カロリメータに対して、再構成で
きたイベント数と不変質量を比較した
mπ02 = ( E1 + E2 )2 - ( P1 + P2)2
手順
1.2つのクラスターからγを再構成する
2.それらに対して不変質量を組む
分離アルゴリズム適応前(1cmx1c
m)
135MeV
135MeV
1GeV
2GeV
608event
5GeV
721event
7GeV
591evevt
10GeV
251event
15GeV
90event
28event
分離アルゴリズム適応前(1cmx10c
135MeV
135MeV
m)
1GeV
2GeV
618event
5GeV
757event
7GeV
160evevt
10GeV
67event
15GeV
17event
3event
分離アルゴリズム適応後(1cmx1c
m)
135MeV
135MeV
1GeV
2GeV
820event
5GeV
904event
7GeV
950evevt
10GeV
883event
15GeV
854event
686event
分離アルゴリズム適応後(1cmx10c
m)
135MeV
135MeV
1GeV
2GeV
771event
5GeV
897event
7GeV
938evevt
10GeV
893event
15GeV
839event
685event
再構成に成功したイベント数の比較
アルゴリズム適応前
アルゴリズム適応後
Jupiter(cheated)でのπ0の再構成
1GeV
10GeV
100GeV
135MeV
まとめと今後の展望

PFAの初段階であるクラスタリングアルゴリズムを開発し、
π0で検証した

τjet -> hadoron jet のように複雑な事象で検証
アルゴリズムをSatellitesに組み込む
今のジオメトリをストリップ型に対応させる
タイル型とストリップ型の性能を比較する
ストリップの最適化を行う



