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primary vertex のトラック多重度
宇宙史拠点実習 l 発表会
深見智代
方法概略
dN/d(eta)分布、dN/dpT分布をモンテカルロとデータで比較す
る。
それぞれ eta と pT で cut をかけた場合も比較する。
• MC
– physia
– ミニマムバイアス
– 900GeV
– 1.3 ×107 イベント
• データ
– ATLAS の実データ
– 900GeV
– 2.3 ×106 イベント
パラメータなど
• まず、η分布、pT分布を出す。
- etaやpTでカットする場合はまず、カットのかかっ
たη分布、pT分布をつくる。
- ヒストグラムのBINごとに平均を出す。
(BINごとのトラックの数をBIN幅で割った)
• dN/d(eta)分布、dN/dpT分布を出す。
- 計算したBINごとの平均値(=ηあたり)をプロット。
- ただし、全イベントの積算なので、MCとデータで
縦軸の大きさが違う。
η の分布
カットあり
カットなし
pT > 500 MeV
pT > 700 MeV
MC
entry = 1.3 ×107
entry = 7.2 ×106
entry = 4.6×106
データ
entry = 2.3 ×106
entry = 1.4 ×106
entry = 1.0 ×106
pTの分布
カットなし
|η| < 2.0
カットあり
|η| < 1.5
MC
entry = 1.3×107
entry = 1.1×107
6GeV
entry = 8.6×106
10GeV
?
10GeV
?
データ
entry = 2.3×106
10GeV
entry = 1.8×106
10GeV
entry = 1.5×106
10GeV
dN/dη の分布
カットなし
108
カットあり
pT > 500 MeV
pT > 700 MeV
107
107
MC
106
データ
106
106
dN/dpT の分布
カットなし
カットあり
|η| < 2.0
105
105
|η| < 1.5
105
MC
10GeV
105
10GeV
105
10GeV
105
データ
10GeV
10GeV
10GeV
まとめ
• モンテカルロとATLASの実験データを用いて、
トラック多重度を比較した。
• MCとデータで同様の分布となった。
• η分布に対するpTカットはηが小さいイベント
を落とす傾向が見られた。
課題
• MCとデータの比較で定量的な評価を行うこと。
• pT分布の形がカットのありなしで、変わっていないように見えるが、カットのかけ方
の為なのか、他の要因なのか、原因を理解すること。