PowerPoint プレゼンテーション
Download
Report
Transcript PowerPoint プレゼンテーション
音響情報による診断
Diagnosis with Acoustic Information
早稲田大学 大学院
国際情報通信研究科
修士課程 2年 八十島 乙暢
研究の概要
• 背景・目的
– 人間の優れた聴知覚
– 受動的信号のみによる音響診断
• 提案手法・成果
– CLSM分析による共振鋭度(Q)の分析
– 振動系の共振周波数と減衰係数の変化を抽出
板振動の減衰特性分析
• 鉄板のインパルス応答を測定
– ダンピング材を裏面に貼ることで減衰特性を変化させる
• 鉄板について共振周波数と減衰係数の尺度である帯域
幅を集群線スペクトル分析により推定
– 不特定外力により駆動された振動系: インパルス応答に定常雑
音を畳み込んだ信号により再現
ハンマーによるパルス入力
鉄板のインパルス応答
時間(ms)
集群線スペクトルモデル
(Clustered Line-Spectrum Modeling)
• 窓関数の影響を受けずに真の共振周波数を分析可能
• 共振周波数成分を周波数スペクトルのピーク付近に集
群する正弦波成分の和として表現
(dB)
時間(s)
(dB)
周波数(Hz)
周波数(Hz)
雑音畳み込みインパルス応答
(a)
時間(s)
(dB)
(b)
(a)のスペクトル
周波数(Hz)
CLSM抽出成分のスペクトル
(dB)
(c)
周波数(Hz)
帯域幅(Hz)
共振周波数とその帯域幅
周波数(Hz)
○
: ダンピング材: 無し
○
: ダンピング材: 0.3(kg)
○
: ダンピング材: 0.5(kg)
むすび
•ダンピングの増加に伴う共振周波数の帯域幅の
増大の傾向を複数確認
•診断の基礎技術としての本手法の有効性を確認
課題
•変化した共振周波数の追跡困難