ミニシンポジウム「電気双極子モーメントと対称性」

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ミニシンポジウム「電気双極子モーメントと対称性」
東京工業大学 大岡山キャンパス 南5号館 411 室
時間反転対称性を破る孤立系における電気双極子モーメント(EDM)は、現在の素粒子物理の重要課
題のひとつであるCP対称性、またそれを通しての標準模型の見極めにとって大変魅力的な研究サイト
です。また、原子核EDMに関する最近の理論研究では従来より大きなEDMの値を予測するなど大変
興味深い結果もみられます。実験においても従来の測定上限値を更新すべく新しい手法の開発の進展
が着実にみられます。私達のグループでは核スピンメーザーを用いた新しい方法で 129Xe 原子の
EDM探索実験に向けて研究を進めています。今回の研究会では、非常にインフォーマルな勉強会とし
て、関心をお持ちの方々にお集りいただき、EDM、またその探索について理論・実験双方から議論して
頂く予定です。
13:30
Xe 原子EDM 探索実験について
14:00
吉見 彰洋(理研)
スピンエコーの手法を利用したフランシウム原子EDM の探索
長谷山 智仁(理研)
15:00
EDM の最近の理論の発展について
藤田 丈久(日大)
15:30
原子核 EDM に関する演算子の取り扱い
梅谷 篤史(東工大)
16:00
EDM の殻模型的導出
東山 幸司(東大)