Transcript e+ 源

DESY での GDE Meeting
"Accelerator Design & Integration"
報告 (e+ 源)
大森
GDE 活動報告会
2009年6月1日
先週(20090525)のGDE活動報告会での大森のスライド
DESY 会議の目標
陽電子源が現在の ILC ベースライン・デザインの大きな問題点で
あるという認識を共有出来る様にする。
またアンジュレータに替わる案(コンベンショナル)もスグに出来
るわけではないので 必要な R/D が進む様にする。
議論の資料
Risk Register (Undulator 案に対する追記と 300 Hz 案)
プレゼン資料
300 Hz コンベンショナル案
Hybrid target test at KEKB Linac
Liqid Pb target test at ATF Linac
大森
大森
浦川
会議の性格と全般的進行
加速器システム担当PMのニックさんの強い意向で、今回の会議は、rebaseline の方向性を議論するもので、R/Dの進め方は議論しない事とされ
た。(ニックさん曰く、各ラボで色々 R/D の希望もあるだろうが、、)
e+源は、ベースライン・デザイン、300 Hz コンベンショナル案ともに、今後の
R/D の結果を見なければ "何とも言えない" 状態なので (<-- 大森の意見) 、
この方針は e+ 源にとってはあまり適切なものとは思えなかった。
e+ 源に割り当てられた時間は合計 1 時間と大変短かった。その為、
sources session 中には必ずしも十分な議論を行なう事は出来なかった。
(注:時間節約のため、e- 源の議論と Compton e+ 案の議論は行なわな
かった。)
しかし会議前から CI の イアンさんと e-mail (特に Risk Register)を交換し、
また休憩中にイアンさんと議論する等により相互理解が進んだ。また最後の
discussion session でも議論する事により、時間不足をある程度まで補う
事が出来た。
e+ 源の全貌(問題点を含む)を適当なサイズ/性格の集団の中で議論する
機会を始めて持てた。
Sources Session の進行
• Undulatoer-based e+ 源 40 分 : イアンさん
RDR 案と SB2009 案
• 300 Hz コンベンショナル案 20 分 : 大森
議論の資料
Risk RegisterRegister (Undulator 案に対する追記と 300 Hz 案)
プレゼン資料
300 Hz コンベンショナル案
Hybrid target test at KEKB Linac
Liqid Pb target test at ATF Linac
大森
大森
浦川
1つ目の目標は達成出来たか
陽電子源が現在の ILC ベースライン・デザインの大きな問題点で
あるという認識を共有出来る様にする。
e+ 源の全貌(問題点を含む)を適当なサイズ/性格の集団の
中で議論する機会を始めて持てた事により、「問題意識の共
有」までは無理でも、「問題がありそうだという意識を広める」
事は出来た。
Risk Register を議論出来たのは良かった。
Undulater-based e+ Source に関して
RDR design (baseline)
undulator は 150 GeV 地点
L (UND) = 147 m (有効長)
Capture : Flux concentrator
E drop = 3 GeV
target : 高速回転固体ターゲット (2000 rpm, 100 m/s) Risk!!
SB2009
undulator は 250 GeV 地点
L (UND) = 206 m (有効長)
Capture : QWT (eff.=1/1.4、注:ターゲットの負荷は厳しくなる)
E drop = 4.2 GeV (3 GeV x 1.4)
target : 高速回転固体ターゲット (2000 rpm, 100 m/s) Risk!!
2つ目の目標は達成出来たか
またアンジュレータに替わる案(コンベンショナル)もスグに出来
るわけではないので 必要な R/D が進む様にする。
R/D の議論は公式には出来なかった。(ニックさんの方針)
しかし CI のイアンさんとの face-to-face の議論 (休み時間) を通
じてこちらの懸念のうち比較的わかりやすいもの (100 ms = 2000
rpm の回転ターゲット) は伝える事が出来た。
300 Hz コンベンショナルに必要な R/D については、大森がプレゼ
ンの中でほんの少し触れただけで、議論にいたらなかった。検討中
の R/D の中には undulator-based e+ 源と共通の部分も多い (Liq.
Pb target 等)点などを考えると、この議論をもっと深めたかった。
高速回転ターゲット(100 ms, 2000 rpm) への懸念の議論は
discussion session でもかなり行なった。この R/D に関して今後
phone meeting 等で行なうつもりである。
2つ目の目標は達成出来たか 続き
undulator の FLASH でのテストの議論が出来なかった。
この点が一番不満足であった。
マークさんのまとめより (WA)
undulator SB 2009 は mature な解として存在する (1300 bunch の場合)
Action item: compile comprehensive review of beam dynamics
Action item: discuss materials test at FLASH
300 Hz 案は R/D を続けるべき
R&D on windows, li‐targets etc applicable to any source
Discuss scope for integrated system design (including cost‐guestimate)
大森の意見
スペックを満たす mature な解は現時点で存在しない。
undulator 案、300 Hz 案、共に R/D を続けるべき
スペックの 1/10 でも良いから t = 0 から確実に動くものを持つべき