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MUGI:
利用者の行動履歴と場所の属性を用いた
提案型ナビゲーションのための行動モデル
2004年度 卒業論文 最終発表
ACE:matsu
Outline






背景
問題意識・目的
アプローチ
設計&実装
評価
まとめ
背景
ロケーションアウェアサービスの普及
行動モデルの利用
背景 – 提案型ロケーションアウェアサービス
 提案型ロケーションアウェアサービス
 クーポンの提供
 お店の推薦
 位置情報取得デバイスの普及
 小型GPSレシーバ
 GPS付き携帯電話
 携帯端末の普及
 PDA
 携帯電話
背景 – 行動モデル
 既存研究
 Learning Significant Locations and Predicting
User Movement with GPS
 GPS
 マルコフモデル
 Inferring High Level Behavior from Low
Level Sensors
 GPS
 交通手段別の行動モデル
問題意識・目的
地域による提案型サービスの分類
問題意識
目的
地域による提案型サービスの分類
 A.日常の行動地域
 行く場所に関連した場所を提案
 目的地までの最適経路提案
 B.訪れた事の無い地域
 いつもと同じ行動を提案
 待ち合わせに早く到着したとき
 目的無しにぶらぶらするとき
問題意識
 ユーザは行動履歴の存在しない地域で,
行動モデルを用いたロケーションアウェアサー
ビスを利用できない
 既存研究では位置座標を用いてモデル化
行動モデルを
用いたサービス
普段の行動している地域
行動モデルを
用いたサービス
行動履歴のない地域
目的
 行動履歴が無い地域でも利用できる行動モデ
ルの構築
行動モデルを
用いたサービス
行動モデルを
用いたサービス
行動履歴のない場所
行動履歴のない場所
アプローチ
位置情報の抽象化
場所の属性
隠れマルコフモデル
アプローチ – 位置情報の抽象化
 位置情報と行動モデルの結合度を下げる
 滞在する場所の属性を利用
 隠れマルコフモデルの利用
MUGI
A Model for User activity using Geographical Information
アプローチ – MUGI:場所の抽象度
 MUGIで利用する抽象度
 できるだけ具体性のある属性
 × デニーズ湘南台店
 ○ デニーズ ファミリーレストラン
 例外
 場所に依存しない属性
 × 自宅 勤務する会社
 Mappleデジタル地図
 全国の建物・施設の属性定義
 http://www.mapple.co.jp/denshi/
アプローチ – 隠れマルコフモデルの利用
 隠れマルコフモデルの利用
 論理より柔軟な確率で表現
 行動の遷移を表現
 隠れマルコフモデルの特徴
 遷移系列の表現
 音声認識
 形態素解析
アプローチ – MUGI:行動モデル
 隠れマルコフモデル
 ノード
 内部属性
カフェ
0.8
サイゼリア
0.2
レストラン
タリーズ
0.3
ドトール
0.1
0.5
0.4
0.1
[CD屋→スターバックス]へ行く確率
0.5 x 0.6 = 0.3
0.6
1
0.6
デニーズ
スターバックス
CD
新星堂
0.8
HMV
0.1
有隣堂
0.1
0.4
アプローチ – MUGI:地域特性
 普段の行動と訪れたことのない地域
 地域特有の建物
学校
0.6
自宅
0.3
スターバックス
0.6
仕事場
0.1
タリーズ
0.3
ドトール
0.1
Special
カフェ
1.0
1
0.6
デニーズ
0.8
サイゼリア
0.2
レストラン
0.5
0.4
0.1
CD
新星堂
0.8
HMV
0.1
有隣堂
0.1
0.4
設計と実装
CHOCO:システム
実装環境
デモ
CHOCO – システム構成
ノートPC
PC
Garmin e-Trex
CHOCO – データ収集部
 GPS受信機から位置を取得
 位置履歴の保存
 IN
 GPS受信機からのデータ
 OUT
 位置座標
CHOCO – データ分析
 行動常態の判定
 8秒の平均移動距離
 閾値 1.8m/s 以下
 期間5分間
 IN
 位置座標
 OUT
 滞在した場所の属性
滞在条件
CHOCO – MUGI:行動モデル構築
 行動モデルの学習・予測
 IN
 滞在した場所の属性
実装 – サンプルアプリケーション
 行動予測
 現在居る場所から次に遷移する確率が高い場所
を提案できた
実装 – デモ
 MUGIの表示
 自分の行動履歴を用いて学習させてみた
評価
定量的評価
定性的評価
定量的評価 – 予測実行時間
 2ステップ先の予測
 レストランに居るときに次の場所を検索
HMM 前向きアルゴリズム 実行時間(2ステップ先)
1000
900
800
予測
時間(ms)
700
600
500
400
300
200
100
0
1
44 87 130 173 216 259 302 345 388 431 474 517 560
滞在場所の遷移回数
定量的評価 – MUGIファイルサイズ
 ファイルサイズ
 近似関数:y = 10.56x + 1152.8
 100年分:約1.1MB
 f(104862) = 10.56 x 104862 + 1152:8 =
1108495:52 = 約1.1MB
行動履歴数に対するファイルサイズ
ファイルサイズ (bytes)
3500
y = 10.56x + 1152.8
2
R = 0.9563
3000
2500
2000
1500
1000
500
0
1
12 23 34 45 56 67 78 89 100 111 122 133 144 155 166
行動履歴数 (回)
定性的評価
 関連研究との比較
行動履歴の無
い地域での利
用
行動履歴のあ
る地域での利
用
メタ情報の必要性
Learning Significant
Location and
predicting User
Movement with GPS
×
○
○
Inferring High Level
Behavior from Low
Level Sensors
×
○
△
○
○
△
行動モデル構築手法
MUGI
まとめ
今後の課題
まとめ
今後の課題
 行動履歴の重みを考慮
 過去と最近
 複数人のモデルを合成
 複数の行動モデルを合成
 重み
 上司の重みは大きく
まとめ
 場所の属性を用いた行動モデルの提案
 MUGI: A Model for User activity using
Geographical Information
 行動モデルシステムの構築
 CHOCO
質疑応答
背景 – 提案型サービス
 A.日常の行動地域
 行く場所に関連した場所を提案
 目的地までの最適経路提案
 B.訪れた事の無い地域
 行動に目的がある
 観光経路提案
 滞在に目的が無い
 いつもと同じ行動を提案
 待ち合わせに早く到着したとき
 目的無しにぶらぶらするとき
 ドライブ・ツーリング
背景 – 用語定義
 位置
 座標で表せる点
 例:バス停・ユーザ
 場所
 ポリゴン形状
 例:公園・学校
 地域
 場所を包括する
 例:湘南台駅の周辺
めも




定性的評価項目増やす.
メンタルモデルについては問題意識の前
具体的なシナリオ
HMM Viewerのノード名の関連づけをやる.
アプローチ – 行動の共通性
 個々人の行動には共通性がある
 人の行動は心理的な判断により決定されている
 既知の場所・未知の場所に共通
 メンタルモデルでの行動
例
 デニーズへ行った後にはスターバックスへ行く
アプローチ – 行動モデル構築法
 行動モデル構築の三手順
 データ収集
 データ分析
 行動モデル構築


Learning Significant Locations and Predicting User Movement
with GPS

GPS

特徴点抽出・クラスタリング

マルコフモデル
Inferring High Level Behavior from Low Level Sensors

GPS

移動速度分析,交通手段判別

各交通手段に応じた行動モデル
実装 – 実験環境
 GISサーバ
 Pentium M 733MHz
 モバイル端末
 Pentium M 2GHz
 GPS受信機
 Garmin e-Trex
 実装言語
 Java 1.5