Transcript 最終発表パワーポイント - 都市計画DocumentSV

都市計画実習 地域施設班
平成２１年６月１９日(金)
“歪 をなくせ！
～自転車発展途上都市つくばの駐輪場改善案～
み”
担当教員 鈴木勉
TA
鄭 起宅
班長
副班長
資料・DB
プレゼン
Web
印刷
渉外
書記
島田祥次
市倉隆平
栗原 咲
玉置将法
東川聡志
廣木一茂
深川 悠
山本園子
発表内容
 背景
～つくばの自転車事情～
 目的
～駐輪場整備の提案～
 フロー
～調査の流れ～
 調査
～駐輪事情の把握～
 文献・ウェブ調査
 ヒアリング調査
実態調査
他都市事例調査
 アンケート調査
 分析・考察
～アンケート結果の分析～
 提案
～改善策の提案～
 今後の展望
～実現可能性と今後の課題～
つくば駅周辺の自転車事情
つくば駅周辺における駐輪需要と整備状況
台
 TX開通以降、つくば駅周辺の駐輪需要は
急激に増加
 市による駐輪場整備は行われているが、
未だ十分な駐輪場は確保できていない
4500
4000
3500
3000
2500
2000
1500
1000
500
0
TX開通
駐輪需要（H22以降は予測）
駐輪可能台数（H22以降は計画）
H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24
H27 年
つくば市都市施設課
駅周辺には多数の違法駐輪が存在する！
一方で、一部の駐輪場では空きが目立つ
なぜなら・・・
つくば駅周辺の駐輪には”歪み”があるから！
①背景
②目的
③フロー
④調査
⑤分析・考察
⑥提案
⑦今後の展望
“歪み”とは？
例えば・・・
１ヶ月間駐輪する場合を考えると
駐輪場利用コスト
違法駐輪コスト
<市営駐輪場を利用した場合>
<毎日違法駐輪した場合>
月２回*の撤去活動
≫
正しく駐輪する人が損をし、
返還手数料１０００円
１５０円×３０日＝４５００円
１０００×２＝２０００円
違法駐輪をする人が得をする
（定期利用）２０４０円／月
（一時利用）１５０円／２４ｈ
これこそが”歪み”
さらに・・・ である！
一部では駐輪場よりも目的地の近くに駐輪できる！
土日の撤去リスクは０（ゼロ）*！
*・・・つくば市都市施設課より
①背景
②目的
③フロー
④調査
⑤分析・考察
⑥提案
⑦今後の展望
私たちが目指すもの
駐輪場利用者の
行動・ニーズを把握
“歪み”なし＋利用者のニーズ
を満たす駐輪場を整備
違法駐輪の抑止
＋
駐輪場利用の促進
①背景
②目的
③フロー
④調査
⑤分析・考察
⑥提案
⑦今後の展望
調査対象地域（つくば駅周辺の駐輪場）
￥150/日
39台
￥150/日
162台
アルス
￥2040/月
305台
￥150/日
50台
￥2040/月
293台
￥150/日
66台
\2040/月
50台
￥2040/月
121台
￥150/日
78台
￥150/日
100台
￥1230～/月
770台
\100/日
150台
(2時間無料）
Ｑ’ｔ
￥150/日
60台
￥1230/日
65台
無料
ジャスコ
…市営一時
西武
…市営定期
…施設
①背景 ②目的 ③フロー
④調査
⑤分析・考察
⑥提案と評価
⑦今後の展望
調査フロー
①背景
②目的
③フロー
④調査
⑤分析・考察
⑥提案と評価
⑦今後の展望
文献調査から
駐輪場選択と違法駐輪発生の要因
距離
周辺環境
目的地からの距離
他の駐輪場との位置関係
放置自転車の有無
目印となる場所
料金
時間制度
心理的要因
面倒くさい
撤去の恐れ
料金
設備
情報量
屋根の有無
駐輪機の形式
駐輪場の位置情報
駐輪場の料金情報
①背景
②目的
③フロー
④調査
⑤分析・考察
⑥提案と評価
⑦今後の展望
ヒアリング調査
①国土技術政策総合研究所
5月8日（金）PM2:00 晴れ
・・・日本全体の自転車問題を把握
②つくば市都市建設部都市施設課
５月１日（金） PM2:00 晴れ
・・・つくば駅周辺の自転車問題を把握
③つくばクレオスクエア
5月1日（金）PM4:00 晴れ
・・・つくば駅周辺代表商業施設の駐輪場の現状を把握
つくば駅の駐輪場における歪みの存在
需要変化に合わせた駐輪システムの必要性
駅利用者の特性と駐輪状況
商業施設内の違法駐輪抑止の困難性
①背景
②目的
③フロー
④調査
⑤分析・考察
⑥提案と評価
⑦今後の展望
現地調査
通勤・通学時間帯の動向観察
 駐輪場利用者は、駅利用者が多い
 交差点を渡っての駐輪場利用は少ない
時間別・平休日別の駐輪場利用台数計測
 施設用駐輪場には多数の違法駐輪が存在する
 各駐輪場の利用率には偏りがある
 休日の定期利用率が低い場所がある
①背景
②目的
③フロー
④調査
⑤分析・考察
⑥提案と評価
⑦今後の展望
他都市事例調査
北千住駅周辺駐輪場
 設備の充実による駐輪場を利用するメリットの拡大
 周辺施設との連携による利用者の多様なニーズへの対応
三鷹駅周辺駐輪場
 密集市街地での最新の地下立体駐輪機の有効性
 違法駐輪が発生しにくい環境づくりの必要性
吉祥寺駅周辺駐輪場
 駐輪場を整備時の周辺交通環境への配慮の必要性
①背景
②目的
③フロー
④調査
⑤分析・考察
⑥提案と評価
⑦今後の展望
アンケート調査を始めるにあたって
これまでの調査結果を踏まえて、
駐輪場利用者はどこから来てどこへ行くのか
駐輪場に対して望まれること
駐輪場選択の基準
どのようにして違法駐輪が発生するのか
駐輪場がどの程度知られているのか
利用者が望む料金と距離との関係
などの詳細を把握するためにアンケート調査を実施
①背景
②目的
③フロー
④調査
⑤分析・考察
⑥提案
⑦今後の展望
アンケート調査の概要
現地アンケート
住宅アンケート
学生アンケート
日時
5/31(日)9時～12時
6/2(火)、6/9(火)16時～19時
6/2～6/12
6/5～6/12
対象
つくば駅周辺の
駐輪場利用者
つくば駅から約3ｋｍ
以内に住む住民
筑波大学の学生
調査方法
面前記入法
留置法
配布回収法
駐輪場利用時の行動
270 駐輪場利用時の行動
駐輪場に対する不満
駐輪場に対する不満
駐輪場選択時の優先項目
質問内容
173
違法駐輪の経験と理由
197 駐輪場の認知状況
駐輪場利用シミュレーション
違法駐輪抑止のための政策評価
配布数
283枚
763枚（19件）
168枚
回答数(率)
173枚（61％）
68枚（9％）
129枚（77％）
①背景
②目的
③フロー
④調査
⑤分析・考察
⑥提案
⑦今後の展望
アンケート調査対象地域
センターから４ｋｍ以内
≒（駅から一の矢宿舎まで）
の住民を中心に調査
センター以北の住民
として学生を対象に
現地調査からわかった
様々な方面からの利用
センター以南の
住宅を中心に選定
…住宅
…学生
…現地
①背景
②目的
③フロー
④調査
⑤分析・考察
⑥提案
⑦今後の展望
住所と駐輪場、目的地を結ぶ動線図
自宅（通勤・通学先）→駐輪場
10
87
64
⑧
①
⑦
②
中央通りを境界として
12
約40～50％！
約75％！
25
仮説の通りなら、
このエリアの駐輪場
は①、②からの利用
が多い！
⑥
駐輪場の配置を
考えることができる
③
⑤
5
④
…市営一時
…市営定期
15
①背景
②目的
③フロー
④調査
36
⑤分析・考察
…施設
⑥提案
⑦今後の展望
住所と駐輪場、目的地を結ぶ動線図
駐輪場→目的地
⑧
調査した全体の約10%、
施設駐輪場利用の
市営駐輪場では約18％
約23％が違法駐輪！
市営駐輪場からは、
にムダのある利用！
駅への利用が多い！
キュート→つくば駅
①
アルス
⑦
②
センタービル→つくば駅
もっと安く駐輪できる
西武→バスターミナル etc.
もっと近くに駐輪できる
⑥
③
Q’t
●駐輪場の情報量が
●駅利用者の違法駐輪
不足している！
が大半を占める！
●混雑していて
使えない可能性
ジャスコ
⑤
西武
④
…市営一時
…市営定期
…施設
①背景
②目的
③フロー
④調査
⑤分析・考察
⑥提案
⑦今後の展望
違法駐輪はなぜ発生するのか
（駐輪場が）
違法駐輪をする理由
 空いていない
その他
周りに違法駐輪がある
返還手数料が安い
 料金が高い
撤去されない
場所がわからない
 目的地から遠い
手間がかかる
料金が高い
違法駐輪の主な理由
 手間がかかる
目的地から遠い
空いていない
0%
5%
10%
15% 20%
25% 30%
違法駐輪経験と駐輪場に対する不満
 「空いていない」という不満が最も多い
 違法駐輪をする人は、しない人に比べ
その他
て特に距離と料金を不満に感じている。
特にない
定期契約ができない
利用時間が短い
経験あり
経験なし
場所がわからない
手間がかかる
●駐輪場の増設は不可欠！
●同時に現在の駐輪場の距離と料金
との関係も見直す必要がある！
設備が不十分
料金が高い
目的地から遠い
空いていない
0.0%
①背景
10.0% 20.0% 30.0% 40.0%
②目的
③フロー
④調査
⑤分析・考察
⑥提案
⑦今後の展望
距離と料金のシミュレーション
駐輪場利用者が求める適切な料金と距離の関係
を知るために、目的地からの距離別に料金を３パターン
に設定して利用したいと思う駐輪場を選択してもらう
徒歩4分
徒歩2分
徒歩1分
徒歩30秒
無料/日
100円/日
200円/日
300円/日
高
無料/日
100円/日
150円/日
200円/日
中
無料/日
50円/日
100円/日
150円/日
低
①背景
②目的
③フロー
④調査
⑤分析・考察
⑥提案
⑦今後の展望
撤去リスクシミュレーション
撤去リスク（撤去頻度・返還手数料）を変化させることで
違法駐輪台数がどれくらい変化するかを知るために、
撤去リスクの大きさ別に駐輪場を利用するかどうかを質問
撤去なし
駐
輪
場
を
利
用
す
る
①背景
駐
輪
場
を
利
用
し
な
い
②目的
撤去 月２回
返還手数料
1000円
(現状)
駐
輪
場
を
利
用
す
る
③フロー
駐
輪
場
を
利
用
し
な
い
月２回
3000円
駐
輪
場
を
利
用
す
る
④調査
駐
輪
場
を
利
用
し
な
い
週1回
1000円
駐
輪
場
を
利
用
す
る
⑤分析・考察
駐
輪
場
を
利
用
し
な
い
⑥提案
週1回
3000円
駐
輪
場
を
利
用
す
る
駐
輪
場
を
利
用
し
な
い
⑦今後の展望
駐輪場利用シミュレーション
30秒
1分
2分
80%
70%
56%
65%
徒歩2分以上では料金設定の
引き下げより利用者数が減少
50%
40%
14%
30%
19%
27%
20%
11%
10%
0%
料金設定の引き下げにより
有料駐輪場の利用者数が増加
（無料駐輪場の利用者数が減少）
66%
60%
20%
4分
8%
1%
5%
料金設定高
料金設定中
10%
徒歩1分以内では料金設定の
引き下げにより利用者数が増加
有料駐輪場の利用率が最も高く、
徒歩1分100円が徒歩2分50円
の利用者数を上回る!
料金設定低
徒歩30秒･･･300円
徒歩30秒･･･200円
徒歩30秒･･･150円
料金設定が約１００円で、目的地までの距離1～2分の間に
徒歩1分･･･200円
徒歩1分･･･150円
徒歩1分･･･100円
徒歩2分･･･100円
徒歩2分･･･100円
徒歩2分･･･50円
最も利用される距離と支払い意志額の均衡点が存在する！
徒歩4分･･･無料
徒歩4分･･･無料
徒歩4分･･･無料
①背景
②目的
③フロー
④調査
⑤分析・考察
⑥提案
⑦今後の展望
撤去リスクと違法駐輪台数
①
撤去リスク ・月２回
・撤去頻度
・１０００円
・返還手数料
現状
撤去なしの状態
を基準とする
②
・月２回
・３０００円
返還料高
100%
100%
57%
違法駐輪台数
の変化
③
④
・週１回
・週１回
・１０００円
・３０００円
撤去頻度多 返還高・頻度多
100%
撤去頻度、返還手数料を
68%
71%
引き上げることによって
違法駐輪台数は逓減する！
①背景
②目的
78%
43%
32%
これだけで違
法駐輪は半
減！
100%
29%
22%
撤去リスクの引き上げは
違法駐輪抑止に効果あり！
撤去なし
③フロー
①
撤去なし
④調査
②
撤去なし
⑤分析・考察
③
⑥提案
撤去なし
④
⑦今後の展望
利用者層によるニーズの違い
 学生は無料駐輪場を利用する傾向が強い
 学生は目的地からの近さよりも料金を優先する傾向にある
学生は特に料金に対する抵抗が強い！
30秒
1分
2分
4分
駐輪場選択時の優先項目
90%
駐輪機能以外の付加サービス
80%
70%
65%
75%
60%
76%
利用者別の
50%
優先項目を
40%
見ると･･･
30%
20%
13%
10%
17%
4%
1%
10%
1%
5%
料金設定高
料金設定中
料金設定低
0%
①背景
②目的
③フロー
④調査
住宅
盗難の危険性の無さ
混雑状況
手間のかからなさ
13%
20%
学生
料金
目的地からの近さ
0
⑤分析・考察
1
⑥提案
2
3
4
⑦今後の展望
5
違法駐輪解決策の評価
駅周辺違法駐輪解決策
駅周辺の解決策としては、
 駐輪場を増設する
 料金設定を見直す
 撤去活動の増強
という意見が多い。
その他
わからない
現状のままでよい
ソフト面での対策
返還手数料の値上げ
撤去活動の増強
情報発信の強化
料金設定の見直し
駐輪場の増設
0
10 20 30 40 50 60 70 80
商業施設違法駐輪解決策
その他
わからない
現状のままでよい
ソフト面での対策
撤去活動の増強
駐輪場の有料化
駐輪場の増設
0
①背景
②目的
10
20
30
40
③フロー
50
60
70
80
90 100
④調査
商業施設の解決策としては、
 駐輪場を増設する
という意見が特に多く、
 駐輪場を有料化する
 撤去活動の増強
なぜか？
という意見も多い。
⑤分析・考察
⑥提案
⑦今後の展望
商業施設の違法駐輪解決策
駐輪場を増設する
時間別の施設駐輪場利用台数
台
200
180
図書館北
Q 't北
Q 't東1F
Q 't東2F
クレオ①
クレオ②
クレオ③
オークラ2F
オークラ1F
ライトオン
160
空いていない
混雑していて使いづらい etc.
140
120
100
撤去活動の増強
有料化による利用者の区別
も同時に必要になる！
80
60
駅利用者の違法駐輪や
乗り捨てられた放置自転車が原因
40
20
0
7:00
9:00
11:00 13:00 15:00 17:00 19:00 21:00
現状のまま商業施設駐輪場の増設が進む
混
周辺の有料駐輪場の整備が進むと･･･
混
無料で規制の緩い商業施設へ移る
混
増設だけでは混雑問題は解決しない！
①背景
②目的
③フロー
④調査
⑤分析・考察
⑥提案
⑦今後の展望
提案
①距離と料金の設定
②駐輪場建設場所の策定
③撤去リスクの引き上げ
④学生のニーズに合わせた料金設定
⑤商業施設駐輪場の有料化
⑥ムダ利用防止のための適切な情報発信
⑦平休日の需要変化に対応した利用転換
①背景
②目的
③フロー
④調査
⑤分析・考察
⑥提案
⑦今後の展望
提案①～目的地までの距離と料金設定～
各駅出口から徒歩１～２分圏内
５０円？
１００円
シミュレーション結果から
このエリアの料金を１００円に！
１５０円
Ａ１
それより近い場所
料金よりも距離を優先する人が利用
→１５０円のまま
それより遠い場所
距離よりも料金を優先する人が利用
→１００円以下にする
①背景
②目的
③フロー
④調査
Ａ２
Ａ３
Ａ５
Ａ４
⑤分析・考察
⑥提案
⑦今後の展望
提案②～駐輪場建設場所の策定（計算方法）～
×8
1.9m
＝
2.0m
0.6m
4.8m
1.9m
5.0m
さらに、通路のスペースを縮小することもできるため・・・
①背景
②目的
③フロー
④調査
≒
1台分の駐車スペース
8台分の駐輪スペース＋α
⑤分析・考察
⑥提案
⑦今後の展望
提案②～駐輪場建設場所の策定（センター以北）～
50台を
200台分
400台分に（無料）
60台分
2階は
用
定期用100台
一時用300台
①背景
②目的
③フロー
④調査
⑤分析・考察
⑥提案
⑦今後の展望
提案②～駐輪場建設場所の策定（センター以南）～
100台分[市計画]
200台分
110台分[市計画]
500台分[市計画]
①背景
②目的
③フロー
④調査
⑤分析・考察
⑥提案
⑦今後の展望
提案③～撤去リスクの引き上げ～
撤去リスクを大きくするためには、
撤去頻度を増やし、返還手数料を引き上げることが必要
駐輪場利用コスト
<市営駐輪場を利用した場合>
（一時利用）１５０円／２４ｈ
１５０円×３０日＝４５００円
違法駐輪コスト
≫
≪
<毎日違法駐輪した場合>
週１回の撤去活動
月２回の撤去活動
返還手数料１０００円
返還手数料３０００円
３０００×４＝
１０００×２＝
１２０００円
２０００円
（定期利用）２０４０円／月
さらに商業施設内でも撤去活動を実施し、
放置自転車による駐輪場の混雑を解消する
撤去リスクのシミュレーション結果から、
撤去活動を認知させることも有効であると考えられる
①背景
②目的
③フロー
④調査
⑤分析・考察
⑥提案
⑦今後の展望
提案④～学生のニーズに合わせた料金設定～
アンケート結果から、学生は特に
料金の低さを優先することがわかった
そこで、学生の多いセンター以北に
－50円
大規模な無料駐輪場を設置する
①利用時に学生証を提示すると
料金の割引サービスが受けられる
駐輪場に学割制度を導入する
①背景
②目的
③フロー
④調査
⑤分析・考察
②駐輪場の維持管理のため、
割引分の費用は一部大学が負担する
（例：関東鉄道バスの学生定期）
⑥提案
⑦今後の展望
提案⑤～商業施設駐輪場の有料化～
有料化＝施設利用客は無料、それ以外は有料に！
さらに・・・
施設利用客の負担を小さくする必要がある
駐輪にかかる手間を解消
自動ゲート精算式を取り入れて、
出庫・入庫の手間を省く
３時間以内は自動的に無料に
することで、大半の施設利用客は
そのまま 出・入庫できる
３時間以上の利用客には、
会計時にサービス券を発行
①背景
②目的
③フロー
④調査
駅利用者による混雑を緩和
駅利用者でいっぱいになって施設
利用客が使えなくなる事態を防ぐ
駅利用者にとって条件の良い駐輪
場を商業施設周辺に整備し、
駐輪場利用の分散を計る
（例）施設：１５０円、駅から徒歩１分
市営：１００円、駅から徒歩１分
（参考例：東京・北千住）
⑤分析・考察
⑥提案
⑦今後の展望
提案⑥～ムダ利用防止のための適切な情報発信～
つくば駅
①目的地を入力する
1 時間
10
現在地
②利用時間を入力する
③利用に適した
駐輪場が表示される
150円
徒歩30秒
②ご利用時間を
入力して下さい
123
456
789
0
①ご利用の施設を
選んで下さい
④駐輪場を選択する
つくば駅
つくばセンター
バスターミナル
クレオスクエア
⑤料金・目的地までの
距離が表示される
つくば文化会館
アルス
つくば
センタービル
提案⑦～平休日の需要変化に対応した利用転換～
全体的に休日の定期利用率が低い
平日
休日
定期駐輪場を休日のみ
一時利用としても開放する！
平日限定
休日
定期利用
一時利用
①背景
②目的
一般
定期利用
③フロー
④調査
一般定期利用
↓
平日・休日どちらも利用可
平日限定定期利用
休日一時利用
↓
平日のみ利用可
休日のみ利用可
⑤分析・考察
⑥提案
⑦今後の展望
これらの提案を踏まえて
①距離と料金の設定
②駐輪場建設場所の策定
③撤去リスクの引き上げ
④学生のニーズに合わせた料金設定
⑤商業施設駐輪場の有料化
⑥ムダ利用防止のための適切な情報発信
⑦平休日の需要変化に対応した利用転換
つくばセンター周辺区域の全体像を考えると･･･
現在の駐輪場
定期利用
一時利用
施設駐輪場
（\150/日）
施設駐輪場
（無料）
平日定期兼
休日一時利用
駐輪場案内板
増設予定の駐輪場
定期利用
一時利用
施設駐輪場
（\150/日）
施設駐輪場
（無料）
平日定期兼
休日一時利用
駐輪場案内板
駐輪場完成後の全体図
定期利用
一時利用
施設駐輪場
（\150/日）
施設駐輪場
（無料）
平日定期兼
休日一時利用
駐輪場案内板
駐輪場整備計画（平面図）
駐輪場提案図
現在の駐輪場
\150/日
↓
\100/日
無料
400台
\2040/月
100台
平日定期：\1500/月
休日一時:\100/日
305台
\100/日
(学生50円)
300台
平日定期：\1500/月
休日一時:\100/日
920台
\100/日
100台
定期利用
一時利用
施設駐輪場
\ 150/日
100台
（\150/日）
\2040/月
60台
施設駐輪場
（無料）
定期利用
平日定期兼
休日一時利用
一時利用
\2040/月
50台
平日定期：\1500/月
休日一時:\150/日
500台
①背景
②目的

施設駐輪場
駐輪場案内板
③フロー
④調査
⑤分析・考察
⑥提案
⑦今後の展望
まとめ
①距離と料金の設定
歪みがない駐輪場を整備できる!!
②駐輪場建設場所の策定
利用者のニーズを満たす駐輪場を整備できる!!
③撤去リスクの引き上げ
④学生のニーズに合わせた料金設定
違法駐輪を抑止できる!!
⑤商業施設駐輪場の有料化
⑥ムダ利用防止のための適切な情報発信
駐輪場利用が促進される!!
⑦平休日の需要変化に対応した利用転換
①背景
②目的
③フロー
④調査
⑤分析・考察
⑥提案と評価
⑥今後の展望
今後の展望
距離と料金設定が実際のニーズを
満たさなかった場合
プランターの設置、ポスターの掲示等
ソフト対策による違法駐輪抑止効果の検証
駐輪場内の設備の充実による
駐輪場利用促進効果の検証
ニーズの再検証の必要性
TXと連携した取り組みの可能性
コスト面から見た、本改善案の実現可能性の検証
①背景 ②目的 ③フロー
④調査 ⑤分析・考察
⑥提案と評価
⑦今後の展望
参考文献
[1]東海(2003)自転車利用者の駐輪意識
日本建築学会大会学術講演梗概集
[2]後藤絵美(2004) 駅前違法駐輪者の行動・意識データに基づく放置
自転車対策の方向性
[3]新田、藤本、黄(2005)放置駐輪の抑止を目指した駐輪料金の設定に
関する研究
[4]鈴木崇之、寺内美紀子(2006)市街地駐輪分布からみた駐輪スペー
スの提案
[5]宮川昌美、高田和幸(2003)自転車利用者の駐輪行動を考慮した駐
輪施設のマネジメント手法に関する研究
[6]つくば市都市施設課「自転車駐車場整備計画」
[7]つくば市都市施設課「つくば駅周辺における放置自転車数の推移」
[8]つくば駅自転車等駐車場
謝辞
こちらの方々から多大な協力をいただき、
心より感謝申し上げます。
大脇 鉄也様・本田 肇様・箕島 治様
（国土交通省 国土技術政策総合研究所
道路研究部 道路空間高度化研究室）
滝本 勝弘様
（つくば市役所 都市建設部 都市施設課）
宮川 知之様
新井様
五十嵐様
市川 祐様
（桂不動産㈱つくば支店）
（和宏不動産）
(一誠商事)
（ダイヤパレス区長）
ご清聴ありがとうございました
廣木と○木先生の腰の“歪み”も治りますように・・・