BM(350BT)のマッチング

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BM(350BT)のマッチング
• 目的
– 主リングに対して、orbitとopticsのマッチングをとる。
– ハロー部分を削る。
• ビームの質を決めるもの
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RCSの出射点でopticsはわかるはず。Opticsの初期値は固定。
RCSの出射機器のばらつきによるorbitの揺らぎ。
パルスベンドによるorbitの揺らぎ。
>54piのアパチャーを持つコリメータ。
• モニター
– ビームポジションモニター(BPM)。
– ビームプロファイルモニター
• ワイヤーを3台。
• どこかに時点でガスジェットモニターを1台。
– ビームロスモニター
• コリメータに均等にあたる。
平成16年7月7日、町田慎二
BMのoptics
コリメータ
マッチングの方針
• 従来の考え方
– MRの入射点でマッチングがとれればよい。
• 入射点直前(Q4~5台くらい前)にプロファイルモニター。
• コリメータ前後のプロファイルモニターは確認用。
• Orbitは必要箇所でみている。
• 新しい考え方
– MRの入射点のみならず、コリメータの入り口でマッチング
をとる。
• コリメータのアパーチャ可変範囲が限られるので、はじめから
素性のわかったビームを通す必要性。
• コリメータの前にプロファイルモニターを移動。
• 具体的な手順は次の検討。
• Orbitを見る場所は、以前と同じでよい。
コリメータの可変範囲
エミッタンス
36pi
54
81
120
216
ビームサイズ
22mm 27
34
41
55
Orbitのオフセット
分+3mm
25m
37
44
58
30
•BMのアクセプタンスは、コリメータの前で216pi、コリメータの後で
120pi。
•初期コミッショニング時にコリメータの存在を隠すためには、28mmの
移動が必要だが、ベローズが対応しない。
•ベローズの可変範囲を+-15mmとすると54~120piに対応。しかし、これは
あくまで、orbitとopticsが知られているという仮定の上。
コリメータ入り口でのoptics測定
Quadの強さを変えて、プロファイルを測る方法
b = m11^2 b0 - 2m11m12 a0 + m11 g0
pr1
QFE2004
pulse bend
RCS
pr2
シミュレーションの目的
• プロファイルの位置が適当か。プロファイルで図る
ビームサイズとその精度の要求。
• どのQuadを使うのが最適か。
• Quadの強さの可変範囲は十分か。
• Quadからプロファイルまでの間のアパーチャは十分
か。
dk1(QFE2004)=0
dk1(QFE2004)=-0.05 (-15%)
dk1(QFE2004)=+0.07 (+21%)
pr1およびpr2での全幅
赤● Hor of pr1
赤○ Ver of pr1
青● Hor of pr2
青○ Ver of pr2
アパーチャーには問題がないようだが、
waistができているのはpr1のHorのみ
まとめ
• BMのコリメータを設計する過程で、アパーチャー可
変範囲に具体的な制限が判明。
• 初期コミッショニングの時点では、なるべくコリ
メータの存在が無視できるように、アパーチャを広
げておきたい。
• 限られたコリメータ移動量のなかで初期コミッショ
ニングに十分なアパーチャーを確保するためには、
コリメータ入り口で、ビームパラメータを知る必要
がある。
• コリメータ入り口でのoptics(とorbit)を知るために
モニターを移動する。