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3日目内容
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冊子販売(まだの人のみ)
HP更新状況の説明
質問への回答
講義
1章の後半,2章
• 班の編成(4~6名)
• 課題3(1章後半と2章への質問・感想)
1
<静電気力の特徴>
①同符号の電荷(+と+,-と-)は反発しあう.
②異符号の電荷(+と-)は引き合う.
③距離が近いほど大きな力が働く.
F  k
q1 q 2
r
2
p9
式(1.9)
2
自然界の4つの力
 重力(万有引力): 質量を持った粒子間に働く力
 電磁気力: 電場および磁場に関係する力
• 静電気力: 電荷の間に働く力
• 静磁力: 磁荷の間に働く力
• 電場と磁場の両方が関与する力: 電磁波等に関係
 強い力: 原子核を保持している力
 弱い力: β崩壊等に関係する力
P8
図1-8
3
+
-
+
+
+
+
-
-
-
-
-
+
+
+
+
+
-
-
-
-
-
+
-
+
電子レンジ 2.45 GHz
4
+
+
―
+
5
未来を予測する方法
ニュートンの運動方程式
F=ma
力Fと質量mがわかっていれば,加速度aがわかる.
加速度がわかれば,未来の速度がわかる.
未来の速度がわかれば未来の位置がわかる.
古典力学では,運命は決まっている!
(実際には量子力学が正しいので運命は決まっていない)
6
量子力学
+
原子核
―
電子
7
古典力学で近似可能な範囲
巨視的(マクロ)
惑星の運動
リンゴの落下
コロイド粒子の運動(ブラウン運動など)
分子全体の運動(並進・回転)
古典力学で近似可能
分子内の原子の振動
原子・分子内の電子の運動
原子核内の陽子・中性子の運動
素粒子の運動
古典力学で近似不可能
→ 量子力学計算必要
微視的(ミクロ)
注: 量子力学はいつも正しい.
分子シミュレーション
P8
図1-8
8
9
ニュートンの運動方程式
F=ma
• 質量が同じなら,加速を大きくするためには,
より大きな力が必要.
• 同じ加速をするとき,質量の大きいものは,よ
り大きな力が必要. etc.
10
原子・分子間にはたらく力には
どのようなものがあるか?
原子・分子間に力が
はたらくのはなぜか?
11
イオン性結晶
+
_
+
_
_
+
_
+
+
_
+
_
P10
図1-9
12
原子が結合して共有結合を
作ろうとするのはなぜか?
13
オクテット則
O
H
H
オクテット則は量子力学によって証明される.
14
量子力学
+
原子核
―
電子
15
結合状態の水素分子
解離状態の水素分子
P10
図1-10,11
16
金属結合の原因は?
+
+
+
+
+
+
自由電子
+
+
+
+
原子(陽イオン)
P11
図1-13
17
定着度チェック
1. 水流にマイナスの電荷を近づけるとどうなるか?
2. 水流にプラスの電荷を近づけるとどうなるか?
3. ヘキサンの流れにマイナスの電荷を近づけるとど
うなるか?
18
+
H
2―
+
O
H
+
19
H +
―
2―
O
H +
20
―
+
―
電子
原子核
21
―
―
電子
+
原子核
22
双極子モーメント
p = qR
P12
図1-14
23
双極子-双極子相互作用
-
-
+
+
イオン-双極子相互作用
-
24
イオンの水和
+
―
―
+ ― + ―
+ ― + ―
―
+ ―
+ ―
+ ― + ―
+
P13
図1-16
+ ―
+ ―
+
25
無極性分子にはたらく力の原因は?
無極性分子とイオン
無極性分子と極性分子
無極性分子どうし
26
+
+
―
原子核
電子
27
+
―
+
原子核
電子
28
誘起双極子
+
―
+
・
原子核
電子雲
正電荷
P13
図1-18
29
誘起双極子
+
―
永久双極子
+
―
・
原子核
電子雲
+
P14
図1-20
30
無極性分子どうしの間に力が
はたらくか?
1. 力がはたらく.
2. 力ははたらかない.
それぞれの理由は?
31
誘起双極子-誘起双極子相互作用
(=分散力もしくはファンデルワールス力)
P15
図1-21
ファンデルワールス力の原因は
重力(万有引力)ではない!
32
同系列の分子では,一般に分子量が大きいほど
分子間力は大きくなるのはなぜか?
(炭化水素ではメタン,エタン,プロパンの順で
分子間力は大きくなるのはなぜか?)
注: 分子間力が大きいと沸点は高くなる.
33
同系列の分子では,一般に分子量が大きいほど
分子間力は大きくなるのはなぜか?
34
自然界の4つの力
 重力(万有引力): 質量を持った粒子間に働く力
 電磁気力: 電場および磁場に関係する力
• 静電気力: 電荷の間に働く力 → 原子・分子の世界の主役
• 静磁力: 磁荷の間に働く力
• 電場と磁場の両方が関与する力: 電磁波等に関係
 強い力: 原子核を保持している力
 弱い力: β崩壊等に関係する力
P8
図1-8
35
「わかる」とは,
基本的な法則・事実を把握すること.
「バカの一つ覚え」のすばらしさ.
36
ー
氷(Ih)の結晶構造
水素結合
+
ー
P16
図1-23
37
水と油が分離する理由
水素結合
―
+
―
38
ー
氷(Ih)の結晶構造
水素結合
+
ー
P16
図1-23
39
メタンハイドレート
疎水性水和
P17
図1-25
40
DNA
アデニン(A) - チミン(T)
グアニン(G) - シトシン(C)
41
薬が効くしくみ
42
安息香酸はトルエン中で二量体を
形成するが水中では形成しない.
これはなぜか?
43
安息香酸二量体
44
45
第2章 エネルギー
この章は完全に物理ですが
化学の理解に必要です!
46
Dr
P28
図2-1
F
仕事の定義
エネルギーの定義
W  FDr
E W
※ 手で荷物をもっているときは熱エネルギーが発生している. 47
・運動エネルギー
EK 
・ポテンシャルエネルギー
(=位置エネルギー)
1
mv
2
2
P30
図2-2
山を越えていくボールの運動
運動エネルギー + ポテンシャルエネルギー
=力学的エネルギー
48
ポテンシャルエネルギーは空間に
蓄えられている
P30
図2-3
相互作用
物体間の万有引力による重力ポテンシャルエネルギーは片方の物体が
49
もっていると考えるのは不自然.(同程度の大きさの物体を考えよ)
磁力のポテンシャルエネルギーは目に見
えないバネに蓄えられている.
50
・運動エネルギー
EK 
・ポテンシャルエネルギー
(=位置エネルギー)
1
mv
2
2
P30
図2-2
山を越えていくボールの運動
運動エネルギー + ポテンシャルエネルギー
=力学的エネルギー
51
エネルギー保存の法則
エネルギーは様々な形態を取るが,
その総量は常に一定である.
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•
•
運動エネルギー
重力のポテンシャルエネルギー
静電気力のポテンシャルエネルギー
磁力のポテンシャルエネルギー
バネの弾性エネルギー
熱エネルギー
光エネルギー
電気エネルギー
化学エネルギー etc.
52
手回し発電機を使った実験
手回し発電機に豆電球を接続した場合と何も
接続しない場合で,手回し発電機を回転させる
のに必要な力はどちらが大きくなるか?
1. 豆電球を接続した場合の方が大きい.
2. 何も接続しない場合の方が大きい.
3. どちらも変わらない.
ヒント: エネルギー保存則を使って考えてみよう!
53