Transcript 講義資料
ラザフォードの実験 金箔にα線を照射して 通過するα線の軌跡を調べた ほとんどのα線は通過 小さい確率ながら跳ね返ったり、 大きく曲がるものあり 質量が集中、正電荷を持つもの存在 原子核 電子 原子核 原子核を中心に電子が 回っているモデル 原子核の直径 10-15 m 原子の直径 10-10 m ほとんどは空間! 教科書 p.76 教科書 p.76 原子の大きさ 最も小さい原子:水素原子 直径:1.0×10-10 m 質量:1.7×10-24 g 原子とピンポン玉 の大きさの比は、 ピンポン玉と地球 の大きさの比と同 じくらいです。 H 教科書 p.76-77 原子を構成する粒子 原子核 電子 原子番号 質量数 原子が違う 原子の重さ(amu単位) 陽子の数 陽子+中性子の数 原子番号 質量数 陽子の数=電子の数 中性子数=質量数-原子番号 (中性の原子の場合) 陽子の数>電子の数→陽イオン 陽子の数<電子の数→陰イオン 質量数 原子番号 4 2 元素 記号 He 教科書 p.78-79 同じ元素で質量数の異なる 同位体 同位体 (isotope) 例 水素の同位体 1 1 中性子数 H 0 2 1 H 化学的性質 ほぼ同じ 炭素の同位体 12 6 C 1 13 6 【問題】 37 塩素の同位体 35 と について Cl 17 17 Cl (a) 原子番号, (b) 質量数, (c) 陽子の数, (d) 中性子数, (e) 電子数を答えなさい 6 C 7 答え (a)原子番号 17 17 (b)質量数 35 37 (c)陽子数 17 17 (d)中性子数 18 20 (e)電子数 17 17 教科書 p.80 分子 純物質の最小構成単位 原子が結合してできる 例:水素分子→水素原子が2個 H H H H 水→水素原子2個と酸素原子1個 OH H H O H 何個かの原子から構成される分子 多原子分子 原子1個からできる分子 単原子分子 例: He, Ne, 分割 純物質 分子 + 原子 水 酸素1体積と水素2体積 原子説 酸素(1体積) 水素(2体積) 水(2体積) 原子を分割! アボガドロの分子説 (原子が結合して分子) 同温・同圧・同体積中には、気体の種類に 関係なく同じ数の分子を含む。 アボガドロ の法則 教科書 p.80-81 分子式 分子:元素記号を使ってあらわす 構成する元素の種類と割合 水素分子: 水素原子2個 水:水素原子2個と酸素1個 H2 H2O (分子式では1は省略される) イオン 原子から電子が放出されたり 電子が取り込まれて、電荷をもった原子 陽イオン 陰イオン e電子を放出 原子 +1の電荷を持つイオン 1価の陽イオン Na+ e電子を取 り込む 原子 -2の電荷をもつイオン 2価の陰イオン S2- 教科書 p.82-83 組成式 化合物の成分元素を最も簡単な整数比で あらわしたもの 塩化ナトリウム:Na+とCl-が1:1で結合 特定の分子をもっていない 巨大分子 (Na+Cl-)∞ 組成式 NaClで塩化ナトリウムをあらわす 組成式であらわすものの例 銅:Cu,ダイヤモンド:C 教科書 p.84 組成式の書き方 イオンからできている物質の組成式 陽イオン、陰イオンの順で書く カルシウムイオンCa2+と 塩化物イオンCl-でできている化合物 CaCl2 塩化物イオンが2になっているのに注意 組成式の読み方 陰イオンが先、陽イオンが後 塩化カルシウム 化合物は電気的に中性だから 2価の陽イオンと結びつく 陰イオンの価数も全体で2価。 1価の陰イオンは2個必要 教科書 p.84-85 イオンの結合によってできている化合物の例 教科書 p.85