つくば版プレイリーダーとは? - 都市計画DocumentSV

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Transcript つくば版プレイリーダーとは? - 都市計画DocumentSV

子どもが安心して遊べる公園を作ろう
都市計画実習 防災班 最終発表
担当教官:糸井川 栄一
TA
:鳥山 和人
班長
:横内 佑亮
副班長 :林崎 豊
DB
:杉安 和也 弓削 宏樹
印刷
:立見 紀子 宮本 陽祐
渉外
:檜山 貴博 森山 童
1
発表の流れ
背
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説
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の
調
景
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2
背景
背
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説
マ
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景
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整
理
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善
方
法
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索
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ま
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案
め
3
社会的背景
子ども犯罪被害が目立つ
 最近の小中学生を狙った悪質な犯罪
 「子どもはどこで犯罪にあっているか」中村攻 著
地元小中学校PTA作成の
危険箇所マップから
 公園付近で不審者が現れることが多い
 子ども達は公園で犯罪に遭う可能性が高い
4
犯罪不安体験調査
対象:
吾妻・竹園東・竹園
西小2,4,6年生
公園敷地内やその
周辺にも犯罪不安
がある
公園
5
犯罪不安集計結果
問、犯罪不安を体験した場所はどこか(小学生)
公民館
2.2%
公園 43%
学校
9.3%
道路 41%
団地
0.9%
ペディストリアン
3.5%
0%
10%
20%
30%
公園
40%
道路
50%
学校
60%
ペディストリアン
70%
80%
公民館
団地
90%
100%
対象地区(吾妻・竹園)での犯罪不安体験者のうち、
ほぼ半数が公園でその体験をしている
6
仮説
背
仮
テ
現
状
ー
説
マ
題
の
調
景
問
査
整
理
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善
方
法
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模
索
提
ま
と
案
め
7
仮説
子どもが公園で安心して
遊べないのではないか
8
テーマ
背
仮
テ
現
状
ー
説
マ
題
の
調
景
問
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整
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改
善
方
法
の
模
索
提
ま
と
案
め
9
テーマ
子どもが安心して
遊べる公園を作ろう!
安心・・・・犯罪不安がない
遊べる・・・・楽しく、自由度の高い遊び
10
現状調査1
背
仮
テ
ー
景
説
マ
現
問
状
題
調
の
査
整
1
理
改
善
方
法
の
模
索
提
ま
と
案
め
11
現地調査
目的
 危険な要素の把握
 つくば市の公園利用状況の確認
対象 市内約40箇所の公園(総合公園~街区公園まで)
チェック項目
 利用者層(昼・夕)
 樹木の剪定状態
 ゴミの有無
 遊具の配置・管理状態
 トイレの管理
12
現地調査
樹木が繁茂しすぎている
破損した遊具
ゴミが散らばっている
13
現地調査で感じたこと




公園によって管理に差がある
利用者が少ない
緑が多い
街灯が少ない
公園の管理が不十分!!
14
つくば市公園緑地課
破損した遊具
要請あれば修理するが予算的に全部は厳しい
樹木の剪定
剪定業者が請け負う
散乱したゴミ
頻繁にゴミを回収できるほどの予算がない
予算的に行き届かない部分がある
15
問題の整理1
背
仮
テ
現
状
ー
調
景
説
マ
査
問
題
の
整
理
1
改
善
方
法
の
模
索
提
ま
と
案
め
16
管理不足が犯罪不安に結びつく
管理が行き届いていない
利用したくない
利用者減
人の目がなくなる
犯罪に対する不安
17
管理の強化
問. 次のような公園を利用したいか
(小学生、地域住民)
柵・フェンスがある
草木が剪定され
ている
監視カメラがある
0%
利用したい
20%
40%
どちらかといえば利用したい
60%
80%
どちらかといえば利用したくない
100%
利用したくない
18
不安を減らすため管理強化
行き過ぎた管理は公園としての魅力を失うのではないか
19
現状調査2
背
仮
テ
ー
景
説
マ
現
問
状
題
調
の
査
整
2
理
改
善
方
法
の
模
索
提
ま
と
案
め
20
公園の本来の姿とは?
21
公園の本来の姿とは(都市公園法)
 住民の屋外におけるレクリエーション利用の場
 災害時の避難場所等のために設けられる公共空地
22
公園に求められる姿とは(アンケート)
 公園の利用状況と意識に関する
アンケートを実施
 小学校2.4.6年生(吾妻、竹園東、竹園西)
 上記小学校の保護者
 回収数/配布数:611/950(枚) 回収率:64.3%
 地域住民-街頭(公園、ペデなど)
 回収数:95枚
23
公園の魅力とは
問.利用者の多い公園で遊びたいか(小学生)
遊びたくない 2%
どちらでもない
13%
遊びたい
85%
子どもは利用者が多い公園
で遊びたいと感じている
24
公園利用の現状
25
公園の利用状況
問.1週間の公園利用日数
地域住民
小学生
5~6日
4%
3~4日
20%
毎日 3%
ほとんど
遊ばない
28%
1~2日
45%
5~6日
2%
毎日 8%
3~4日
13%
ほとんど
利用しない
35%
1~2日
42%
1週間に1~2日以下が約75%を占める
26
小学生が遊ぶ場所
問.一番遊ぶ場所はどこか(小学生)
その他
公園
家(自分、友達の家)
学校
児童館
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
外で遊ぶことが少ない
27
公園に対する犯罪不安
問.子どもの遊ぶ公園に犯罪の不安はあるか(保護者)
ない
8%
犯罪不安がない
保護者は少数
どちらとも
いえない
45%
ある
47%
28
犯罪不安の理由
問.公園における犯罪不安の理由(保護者)
200
150
100
50
0
見通しが 隠れ場所
悪い
がある
171
141
人数
不審者
107
危ないと 利用者少 管理不十 実際に犯
いう噂
ない
分
罪
105
98
79
16
その他
43
管理だけでは不安は減らない
29
問題の整理2
背
仮
テ
現
状
ー
調
景
説
マ
査
問
題
の
整
理
2
改
善
方
法
の
模
索
提
ま
と
案
め
30
負のスパイラル
公園の管理不足
犯罪への不安
公園離れ
利用者の減少
人目がなくなる
31
正のスパイラル
住民が望む管理
犯罪不安の解消
魅力ある公園
自然と人が集まる
人目が増える
32
改善への手がかり
 魅力ある公園
→今までにない楽しさ
→プレイリーダー
 住民が望む管理
→住民自身が管理に関わる
→アダプト・ア・パーク
対象 街区公園
・設置数が多い
・徒歩で行ける
33
改善方法の模索1
背
仮
テ
現
状
ー
説
マ
題
の
調
景
問
査
整
理
改
善
方
法
の
模
索
提
ま
と
案
め
34
改善方法の模索1
公園の管理不足
公園離れ
 公園離れをなくす
 遊ぶことの楽しさを
教える
犯罪への不安
利用者の減少
人目がなくなる
35
公園離れに着目して
子どもの公園離れに歯止めをかけ
公園に呼び戻す!
公園での楽しみ方
自由に遊ぶことの楽しさ
を知ってもらうためのきっかけを与える
36
自由に遊ばせるために
遊ぶ環境を準備する
大きな事故を防ぐ
こどもの自由な遊びをサポート
プレイリーダー
37
プレイリーダーのいる公園
事例 羽根木プレイパーク(東京都世田谷区)
木の上に秘密基地
たき火など
日常遊ぶ公園ではできない遊び
プレイリーダーの必要性
38
プレイパーク
プレイパークが適する場所
野山、起伏がある土地
対象としている公園
公園の形状をかえるような遊びは
できない
つくばの公園に適したプレイリーダーを提案
39
提案1
背
仮
テ
現
状
ー
説
マ
題
の
調
景
問
査
整
理
改
善
方
法
の
模
索
提
ま
案
と
1
め
40
つくば版プレイリーダー
つくば版プレイリーダーとは?
こどもに公園(屋外)で遊ぶ楽しさを伝える
こどもを公園で遊ばせることの不安を減らす
41
つくば版プレイリーダー
元児童館職員
こどもに関する仕事をやりたい人
市の支援
母親クラブ・児童クラブなど学童保育のケアワーカーへ
プレイリーダーを候補先の1つに
42
つくば版プレイリーダー
実際に子どもと遊ぶことを主体としたプレイリーダー
比較的子どもの年齢近いに人材
さらに子どもが楽しく遊べる公園
43
まとめ
プレイリーダー導入
魅力ある公園
犯罪不安の解消
自然と人が集まる
人目が増える
正のスパイラルへ
44
改善方法の模索2
背
仮
テ
現
状
ー
説
マ
題
の
調
景
問
査
整
理
改
善
方
法
の
模
索
提
ま
と
案
め
45
改善方法への模索2
公園の管理不足
公園離れ
 公園の管理不足
をなくす
 住民が作る公園
犯罪への不安
利用者の減少
 公園離れをなくす
 愛着を持ってもらう
人目がなくなる
46
つくば市の事例
 アダプトアパーク
 公園への住民活動を促す運動
 公園美化
 公園施設破損の市役所への通報
住民の地域への関心が高まったという報告がある
47
より良い提案として
 アダプトアパークは公園の美化活動が主な目的
 もっと住民が公園に関わる事はできないのか?
つくば Living Garden
48
提案2
背
仮
テ
現
状
ー
説
マ
題
の
調
景
問
査
整
理
改
善
方
法
の
模
索
提
ま
案
と
2
め
49
つくばLivingGarden~暮らす・集まる・いじる~
 公園を住民の
リビングに
 公園を居心
地のいい場
所に
 自然と人が集
まってくる
 庭いじりの延
長で公園を造
る
公園への愛着
50
つくばLivingGarden~暮らす・集まる・いじる~
 住民によるデザイン
 イス・入り口・遊具・花壇
 地域情報のやり取り
 なんでも掲示板の設置
 イベントの開催
 運動会
51
まとめ
Living Garden導入
住民自身の管理
犯罪不安の解消
公園への愛着
自然と人が集まる
人目が増える
正のスパイラルへ
52
ケーススタディ
今までの提案を具体的に実践してみよう!
すずかけ公園
53
すずかけ公園
広場
入り口
ベンチ
54
遊具
選定理由①
 学区内に拠点となる公園を造りたい
 子どもが安心して遊べる公園を増やしたい
 利用者は多くない
 新たな選択肢として利用者を集める
 犯罪不安がある
 安心を産み出す
55
選定理由②
すずかけ公園
 学区内に拠点となる公園
を造りたい
 学校から近い
竹園西小学校
56
選定理由③
 利用者は多くない
 竹園西小学校の利用率は第三位
問、よく遊ぶ公園はどこか(竹園西小学校)
70
60
50
40
30
20
10
0
人数
竹園
二の
宮
すず
かけ
65
49
20
まつ
ぼっく けやき
り
18
18
竹園
西
北向
児童
洞峰
さくら
交通
じゃり
18
16
15
7
6
57
選定理由④
 犯罪不安がある
 近隣に犯罪の危険がある
58
プレイリーダー①
 設置時間
 平日15時から18時
問.公園で遊ぶ時間帯(小学生)
400
350
300
250
200
150
100
50
0
人数
午前中
正午~15時
15時~18
時
18時~
ほとんど遊ば
ない
5
16
370
6
161
59
プレイリーダー②
 例えば…
 遊びに使える設備を作る
 木にロープを張る
 子どもが知らない遊びを考える
 子どもがいないとき
 見回りやゴミ拾い
60
つくば Living Garden
手づくり施設
花壇を造る
61
Before 誰もいない空間
62
After
プレイリーダー
63
Before 草木がうっそうとした通路
64
After
花壇を作る
65
Before
殺伐としたベンチ
66
After
Living Garden
67
まとめ
背
仮
テ
現
状
ー
説
マ
題
の
調
景
問
査
整
理
改
善
方
法
の
模
索
提
ま
と
案
め
68
まとめ
公園への愛着
住民の管理
魅力ある公園
犯罪不安の解消
自然と人が集まる
人目が増える
69
まとめ
「子どもが安心して
遊べる公園を作ろう」
という目的が達成できる
70
謝辞
今回の実習に際して
 千葉大学園芸学部 中村 攻 教授
 つくば市公園緑地課主任 山中 享 様
 つくば中央警察署生活安全課 細谷 秀雄 様
 つくば遊ぼう広場の会 五十嵐 亨 様
には貴重なお話を伺わせていただきありがとうございま
した。
 以上で発表を終わります
ー防災班ー
71