Transcript モバイルエージェントの応用

モバイルエージェントの応用
モバイルエージェントの応用


















概要
モーバイルエージェントの応用分野
AgentSpaceシステム
エージェント移動
応用：ソフトウェアの配信
分散検索（ Information Retrieval ）
応用：分散検索（移動grep）
応用：モーバイルアプリケーション
応用：デスクトップ移動 (Desktop Teleporting)
応用：ワークフロー (Workflow Management)
応用：電子メール
応用：通信プロトコルの動的配置・実行
応用：電子会議システム
応用：ファイル共有サーバ
応用：並列実行
応用：ソフトウエアの配信
応用：ネットワーク管理システム
応用：電子商取引
モバイルエージェントの応用
概要
AgentSpace
[佐藤, 1997]をもとにしてモーバイル
エージェントの応用事例を紹介
応用事例：
・
・
・
・
・
・
分散検索
デスクトップ移動
ワークフロー・電子メール
電子会議システム
動的通信ネットワーク
耐故障性・負荷分散
モバイルエージェントの応用
モーバイルエージェントの応用分野










分散検索 (Distributed Information Retrieval)
負荷分散 (Load Balancing)
耐故障性 (Fault Tolerance)
遠隔フィルタリング (Remote Filtering)
プログラムの自動配信･インストール
ワークフロー・グループウェア (Workflow Management)
移動アプリケーション (Teleporting)
動的通信ネットワーク (Active Network)
遠隔制御・監視 (Monitoring and Notification)
電子商取引 (Electronic Commerce)
モバイルエージェントの応用
AgentSpaceシステム


AgentSpace [佐藤, 1997]
Ｊａｖａ（ＪＤＫ１．１以上）上に実現（１００％ ｐｕｒｅ Ｊａｖａ）
エージェント
エージェント
エージェントはＪａｖａ言語
オブジェクトとして実現
エージェント
エージェント
ランタイムシステム
ランタイムシステム
Ｊａｖａ言語仮想機械
Ｊａｖａ言語仮想機械
ハードウェア
コンピュータＡ
エージェント
ハードウェア
移動
エージェントは実行状態・プログラムコード共に移動
コンピュータＢ
ネットワーク
モバイルエージェントの応用
エージェント移動
 エージェントは自律的に移動先（コンピュータ）を選択・移動
 移動先において移動前の状態から処理を継続
モーバイル
エージェント
コンピュータＡ
エージェントの移動
通信ネットワーク
モーバイル
エージェント
移動前状態から
継続実行
コンピュータＢ
移動完了
切断！
コンピュータＡ
通信ネットワーク
モーバイル
エージェント
コンピュータＢ
通信切断後も
処理を継続可能
モバイルエージェントの応用
応用：ソフトウェアの配信



ソフトウェアの自動インストール／バージョンアップを実現
モーバイルエージェントのコード移動性
 プログラムの配信
モーバイルエージェントの状態移動性
 各種設定の自動化
モーバイル
エージェント
コード
モーバイル
エージェント
コードと状態
コード
状態
状態
状態
通信ネットワーク
コンピュータＡ
コード
コンピュータＢ
モバイルエージェントの応用
分散検索（ Information Retrieval ）




相違のコンピュータ上のファイルを検索するには？
検索用プログラム（サーバ）を検索先に用意
遠隔端末（Ｔｅｌｎｅｔ）
ファイル転送を通じて検索データをダウンロード
検索
クライアント
コンピュータＡ
検索用
サーバ
通信回数が増える
コンピュータＢ
モバイルエージェントの応用
応用：分散検索（移動grep）

検索用モーバイルエージェントを移動させる
通信
grep制御
エージェント
grep
ロボット
エージェントの移動
grep
ロボット
コンピュータＡ
ファイル検索・
フィルタリング
コンピュータＢ
通信
grep制御
エージェント
コンピュータＡ
grep
ロボット
結果を持って移動
grep
ロボット
コンピュータＢ
モバイルエージェントの応用
応用：モーバイルアプリケーション



コンピュータ間移動を考慮したアプリケーションプログラム
位置により処理内容を変化
ユーザ移動への追随 → パーソナルモービリティ
ユーザの移動
ユーザ
ユーザ
モーバイル
エージェント
コンピュータＡ
エージェントも移動
通信ネットワーク
モーバイル
エージェント
コンピュータＢ
モバイルエージェントの応用
応用：デスクトップ移動 (Desktop Teleporting)


データとソフトウェアをモーバイルエージェントとして
一体化
デスクトップ環境を他のコンピュータに移動・運用
デスクトップ環境も移動
コンピュータＡ
コンピュータＢ
ユーザ
ユーザの移動
ユーザ
モバイルエージェントの応用
応用：ワークフロー (Workflow Management)




各ワークフローをモーバイルエージェントして実現
ワークフローにプログラムを内包
ワークフロー自身によるフロー経路制御
ワークフロー内容の選択的アクセス
ワークフロー
エージェント
営業部長
コンピュータ
取引先コンピュータ
伝票
エージェント
営業部社員
コンピュータ
経理部コンピュータ
モバイルエージェントの応用
応用：電子メール

モーバイルエージェントでは電子メールのデータ
だけでなく編集・観覧ソフトウェアも転送可能
独自フォーマットの
データを含むメール
メールの編集・観覧
プログラムも移動
エージェント
コンピュータＡ
メール編集・観覧
プログラム
メール編集・観覧
プログラム
エージェントの移動
コンピュータＢ
任意フォーマットのメールデータが
観覧・編集可能
モバイルエージェントの応用
応用：通信プロトコルの動的配置・実行



通信相手にエージェントを移動させ、エージェント間で通信
→
独自プロトコルによる通信を実現
柔軟な制御を実現
プロトコル
プロトコル
プロトコルに対応
していなくてよい
エージェントの移動
コンピュータＡ
コンピュータＢ
エージェントＡとＢの間で通信
プロトコルの動的配置
プロトコル
コンピュータＡ
プロトコル
エージェントＡとＢ間の
独自通信プロトコルでもよい
コンピュータＢ
モバイルエージェントの応用
応用：電子会議システム

電子会議（ｃｈａｔ）システムでは会話相手側に同様のシステム
が必要
ｃｈａｔプログラムなし
 ｃｈａｔシステムを会話相手に移動
ｃｈａｔプロトコルに未対応
 ｃｈａｔシステム間で通信
ｃｈａｔ
エージェント
ｃｈａｔ
コンピュータＡ
エージェントの移動
エージェント
コンピュータＢ
ｃｈａｔ
ｃｈａｔ
エージェント
コンピュータＡ
エージェント
独自通信プロトコル
コンピュータＢ
モバイルエージェントの応用
応用：ファイル共有サーバ

ファイル共有先にＨＴＴＰサーバエージェントを移動
ＨＴＴＰ
クライアント
ＨＴＴＰ
サーバ
ＨＴＴＰサーバ
エージェントの移動
ＨＴＴＰサーバなし
コンピュータＡ
ファイルの
リモートアクセス
コンピュータＡ
コンピュータＢ
ＨＴＴＰ通信
ＨＴＴＰ
クライアント
コンピュータＢ上の
ファイルアクセスを実現
ＨＴＴＰ
サーバ
ファイルの
ローカルアクセス
コンピュータＢ
使用例： 移動端末の接続後にファイル共有サーバエージェントを移動
ファイル共有及びデータ差分更新を行う
モバイルエージェントの応用
応用：並列実行
モバイルエージェントの応用
応用：ソフトウエアの配信
モバイルエージェントの応用
応用：ネットワーク管理システム
モバイルエージェントの応用
応用：電子商取引