カリスマ的経営者と次世代リーダーの育て方

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横浜商工会議所 経営セミナー
カリスマ的経営者と次世代リーダーの育て方
―ケーススタディとセルフ・アセスメントで学ぶ世代交替―
YOKOHAMA
ファミリー企業の命題は今も昔も変わらない。カリスマ経営者は「会社はワシのもの」または「ワシが会社
そのものだ」と信じ込み、命がけで会社を守ろうとする。皮肉にもそうした創業家の多くは、命と言う生命
体としての企業の根本である“代謝”を忘れ、生命の基本である“自己複製”を行うシステムが故障して
いることに気付いていない。必ず来る代謝という“世代交替”に向けた、チームによる次世代教育システ
ムの確立こそ、自己複製(存続と継承)を可能にする一族の賢明な取り組みと言える。果たして、一族
の悲願である自己複製を可能にすることができるのだろうか!ファミリー企業の“システム”と“代謝”と
“自己複製”とは一体何かを、セミナーの中で明らかにしていきます。
【 開 催 要 項】
日 時 平成23年2月28日(月)と3月1日(火)の2日間
各日とも13時30分~16時
会 場
横浜商工会議所 805会議室
(財)神奈川産業振興センター内
最寄駅:JR・市営地下鉄「関内駅」下車
定 員
受講料
(受付票に地図を添付いたします)
30名 (先着順、定員になり次第〆切)
会員8,400円 一般 10,500円
※テキスト代、消費税等含む
【 講 師 紹 介 】
合資会社 人アソシエイト
代表主任研究員
ファミリー企業世代交替研究者
菊地 隆(きくち たかし) 氏
1944年生まれ。大学卒業後,経営・経
済出版社へ入社。1991年~2001年ま
で大手スーパー会社の顧問を務め
る。1996年、オーナー経営者に欧米
の世代交替事情の調査を依頼され、欧米のファミリー企業調
査研究所と交流を重ね、研究内容と団体を調査し当時として
は大変貴重なファミリー企業のさまざまなデータを持ち帰る。
1999年に日本で初めてとなる、ファミリー企業の世代交替を本
格的に著した Generation to Generationを出版した。当時とし
ては大変画期的な内容で、学術的にも優れた書物となった。
2001年~2008年まで米国のファミリー・ファーム・インスティ
チュートの会員。海外のファミリー企業の本質と世代交替の論
文やデータを、数多く国内のセミナー・講演等で紹介してきた。
●申込方法●
右記の申込書にご記入の上、切り取らずにファクシミリ
にてお申し込み下さい。当所で受付した後FAXでお送り
する受講票に振込先や支払期日等を記載しております
ので、そちらに基づいて受講料をお振り込みください。
(振込手数料はご負担願います)事業利用券も利用可。
●問い合わせ先●
横浜商工会議所 中小企業相談部 望 月
TEL 045-671-7454
FAX 045-671-7496
お申込みから一週間以上経過しても受講票が届かない場合は、
送受信の行き違いの可能性がありますので会議所までご確認
下さい。またご記入頂いた情報は、セミナー、管理に関する連絡、
通知及び商工会議所からの各種情報提供のために利用します。
【セミナーの内容】
Ⅰ. 家族の不和が作るトラブルは会社を傾かせる
① ケーススタディ:創業者の迷走と姉弟の確執
②ファミリーのメカニズムを解明する心理的家系図
③ファミリー企業の一族は永遠の富を希求する
④家族会議をつくり自己複製(存続と継承)を可能にする
⑤世代交代へのアプローチ
Ⅱ. 次世代リーダーへの期待と教育の傾向と対策
①ケーススタディ:次世代に期待する能力と会社の未来
②ファミリー企業のオーナーシップ、組織、一族の発展
③未来に待ち受ける危機とは
④次世代の社内教育環境を創れるか
⑤ファミリー企業の自己複製に向けた次世代の選抜と教育
Ⅲ. 次世代のキャリア開発の計画
①会社と家族のどちらを優先しますか
②ファミリー企業の生存率は高いか低いか
③後継者育成に与える五つの要因
④次世代候補者の選定と評価の方法
Ⅳ. カリスマ的リーダーと後継者と社員の関係
①人間集団は尊敬する支配者を求めている
②個人の資質、才能、部下の信頼がカリスマを生み出す
③リーダーシップの形成と人生上の出来事の相関関係
・・・・・など
企業名
所在地 〒
TEL
FAX
参加者名
所属部署・役職等
横浜商工会議所セミナー企画書 2011/2月28&3月1日開催
「カリスマ的経営者と次世代リーダーの育て方」
ファミリー企業の命題は昔も今も変わらない。カリスマ経営者は“会社はワシのもの”または、“ワシが会社そ
のものだ”と信じ込み、命がけで自分の会社を守ろうとする。皮肉にもそうした創業家の多くに見られるのは、
命と言う生命体としての企業の根本である“代謝”を忘れ、生命の基本である“自己複製”を行うシステムが
故障をしていることに気付いていない。必ず来る代謝という世代交替に向けた、チームによる次世代教育シ
ステムの確立こそ、自己複製(存続と継承)を可能にする一族の賢明な取り組みと言える。果たして、一族の
悲願である自己複製を可能にすることができるのだろうか!ファミリー企業の“システム”と“代謝”と“自己複
製”とは一体何かを、セミナーの中で順次明らかにしていく。
合資会社 人アソシエイト代表(ファミリー企業世代交替研究者):菊地 隆
●米国FFIのデータによれば、次世代に運よ
くバトンタッチできた企業はたったの30%
でしかなく、また折角次世代にバトンタッ
チしてもその85%は世代交代がつくる家
族のトラブルに巻き込まれ、発展が阻害
され売却や倒産するケースが多い。そう
した例は日本でも数多く見られ、面白お
かしく世間に話題を提供しているが、本
質的な原因の追究と、解決の方法論が
未だに見出されていない。そろそろ情緒
的な話題にすり替える方法から脱皮して
、ファミリー企業のガバナンスと組織体を
分析し、解決へのアプローチを進めると
きが来ている。
*セミナーの展開と進めかたは以下のとおり。
<トラブルの原因は何か:ケーススタディ>
① 家族のつくる不和が思わぬトラブルをま
ねき、会社を傾かせる。ケーススタディ
から学ぶ。
② いたずらに兄弟姉妹の確執を膨張させな
いために、不和の原因がどこにあるの
かを突き止める。
<原因の分析をすすめる>
③ 原因の分析を進めるには、ファミリーの構
成と世代交替の進め方と一族の会社へ
の期待を計る。
④ ファミリー企業の持つシステム性を明らか
にしていくことで、世代交替がもたらす諸
問題を把握する。
⑤ ファミリーの前に立ちふさがるさまざまな
危機とは何か。
⑥ 家族は仕事に口を挟みたがる。不満を持
つことも多い。株を持たない一族や仕事
に就けない一族など、問題は膨れるば
かり。家族会議をつくり運営する。
<ファミリーが直面する課題>
●第三世代に経営をバトンタッチできた企業
は、僅かの10~15%程度にまで減って
しまう。カーネギーは「三世代をかけて
作業着から作業着に」と、極めて含蓄
のある言葉を残している。所有と経営が
紙の表裏のように分かちがたいファミリ
ー企業では、存続と継承と言う自己複
製が最も重要な経営課題となっている
。しかし、ビジネスの発展は経営課題で
も、世代交替が経営課題だと発言する
オーナーは数少ない。普遍的で避ける
ことのできない眼前の課題に、一族で
いかに取り組む方法があるかを考える。
⑦ 次世代の選出と教育のキャリア予定表
を創る。
⑧ 会社の規模からみた、「会社と家族のど
ちらを優先するか」はファミリー企業に
決断を迫る課題だ。
⑨ ファミリー企業の寿命を、米国のジョン・
ウオードの資料で見てみる。
<次世代の育成について>
⑩ 子供の成長段階と発展段階
⑪ 次世代リーダーの戦略志向と実行計画
⑫ 先代のカリスマ的経営者から何を学ぶ
べきか。
⑬ 長男は期待の大きさに潰され、期待され
なかった次男が意外にうまくやる。
<カリスマ的能力は学べるのか>
⑭ カリスマ経営者と組織と部下の関係
⑮ リーダーシップ形成に影響する人生上の
出来事の比重。
<アセスメント>
⑯ 「ファミリー企業の次世代教育計画」への
記入と自己採点をする。