最終発表 - 都市計画DocumentSV

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僕らのつくばスタイル
2008年度 都市計画実習
まちあるき班
担当教員:藤川昌樹
TA:村田瑞穂
メンバー:安孫子誠 風間善光
木田啓子 慶田恭一
齊藤岳
西山絢子
矢吹剣一
背景:つくばスタイルってなんだろう?
 「つくばスタイル」という言葉

近年の「つくば」でのライフスタイル?
 つくばへの訪問・居住者増加
 TXの開通

調査当初に抱いた疑問点
 由来
 使われ方
etc…
調査の流れ
雑
誌
の
分
析
つ
く
ば
ス
タ
イ
ル
U
R
へ
の
ヒ
ア
リ
ン
グ
ま
ち
あ
る
き
現
在
の
「
つ
く
ば
ス
タ
イ
ル
」
の
把
握
学
生
の
つ
く
ば
ス
タ
イ
ル
を
考
え
る
ア
ン
ケ
ー
ト
調
査
ヒ
ア
リ
ン
グ
調
査
つ
く
ば
ス
タ
イ
ル
を
提
案
基礎調査 1:「つくばスタイル」の由来

UR都市機構へのヒアリング調査




「つくばスタイル」という言葉の生みの親
実施日:2008年5月13日
協力:UR都市機構(大畑洋氏)
定義が広範なため、
「つくばスタイル」という言葉ができたきっかけ
つくばスタイルフェスタ2005
つくばスタイルは多種多様なものになった?

URの考えたつくばスタイルの定義
知的な環境の中で、都市の利便性と豊かな自然、
両方の魅力をあわせて楽しむことができる暮らし方
基礎調査2:まちあるき
北条・神郡
今鹿島
 新旧入り混じっている
 地域資源を残しているところもある
金田
 開発が進んでいるところもある
萱丸・島名・葛城
つくばスタイル?
吉瀬
基礎調査3 :雑誌『つくばスタイル』 (No.1~6)の分析
筑波山・北条
掲載記事のジャンルの割合
広告
エッセイなど 12%
9%
飲食店
20% ショッピング・
エンタメ・遊
び
5%
雑誌「つくばスタイル」に
つくば全体に
ついて
取り上げられている地域には偏りがある
5%
自然
筑波大学
天久保・吾妻・竹園子育て・公共
サービス・行
二の宮・松代
事
9%
住宅・都市計
画
11%
5%
ライフスタイ
ル
16%
学術・文化・
歴史・芸術
8%
目的

筑波大生総数
約15,000人

つくばの人口の7.5%にものぼる
筑波大生の生活スタイルの中に
つくばスタイルといえる要素があるかもしれない
目的
筑波大生のつくばならではの
生活スタイルの発見・提案
調査の流れ
雑
誌
の
分
析
つ
く
ば
ス
タ
イ
ル
U
R
へ
の
ヒ
ア
リ
ン
グ
ま
ち
あ
る
き
現
在
の
「
つ
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」
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把
握
学
生
の
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を
考
え
る
ア
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ケ
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ト
調
査
ヒ
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ン
グ
調
査
つ
く
ば
ス
タ
イ
ル
を
提
案
アンケート調査

調査対象 : 筑波大生158人(うち男113、女45)

目的 : 筑波大生の生活特性の把握
つくばにおける生活情報のニーズの把握
調査項目
 サークル・アルバイトをしているか
 一週間のスケジュール
 暇な時間に何をしているか
 どんな情報が知りたいか
 つくばスタイルと聞いて思い浮かぶもの
アンケート協力者の情報
調査した学生は大半が1,2年生で構成
4 年 院生
3年 5% 2%
8%
1年
52%
2年
33%
サークルへの所属
アルバイトについて
していない
19%
している
30%
8割もの学生が所属
している
81%
3割の学生のみ
していない
70%
筑波大生の生活スケジュール例
月
火
9:00
12:00
水
木
授業
授業
授業
金
土
日
授業
授業
15:00
18:00
21:00
授業
サーク
ル
サーク
ル
0:00
・平日:授業後に週数回のサークル
・休日:特に決まった予定はない
・授業間などにも空いた時間が見られる
57%
様々なところに自由に使える時間を持っている
暇な時間の使い方
無回答
暇がない
その他
ネット
出かける
何もしない
携帯
ネット・読書など室内活動が多く、
絵を描く
外での活動は少ない
室内
音楽・映画鑑賞
寝る
つくばでこそできることを
音楽
している人はあまりいない
読書・漫画
テレビ
ゲーム
知りたい生活情報回答一覧(自由記述欄より)
・ おしゃれなカフェ
・ 夜遅くまでやっている店
・運動ができる場所
・ 景色がきれいなところ
・ ねこと遊べるところ
・ ミステリースポット
・つくばの良い病院ベスト10
・スーパーの特売情報
・サイクリングロード
・公園
・安くておいしい飲食店
・釣りスポット
・マラソンコース
・抜け道
・安い雀荘
・本屋
・金券ショップ
・古着屋
・ライブハウス
・アニメ&ゲーム専門店
・美容院
・画材店
知りたい生活情報回答一覧(自由記述欄より)
・ おしゃれなカフェ
・ 夜遅くまでやっている店
・運動ができる場所
・ 景色がきれいなところ
・ ねこと遊べるところ
・ ミステリースポット
・つくばの良い病院ベスト10
・スーパーの特売情報
・サイクリングロード
・公園
・安くておいしい飲食店
・釣りスポット
・マラソンコース
・抜け道
・安い雀荘
・本屋
・金券ショップ
・古着屋
・ライブハウス
・アニメ&ゲーム専門店
・美容院
・画材店
ヒアリング調査

今回取り上げる事例における学生
運動ができる場所×マラソンコース
⇒ランニングをしている学生
スーパーの特売情報×安くておいしい飲食店
⇒食材を安く調達している学生
アニメ&ゲーム専門店×画材店
⇒創作活動をしている学生
ランニングをしている学生
陸上部に所属している大学院生:Oさん
 中学から大学卒業まで本格的に競技(長距離)
を行ってきた。現在でも時間があれば練習を続
けている。


Oさんにとってのつくばの魅力

つくば市内は本格的な陸上をしやすい環境である



空気がきれい
ペデストリアン、運動のできる公園が整備されている
適度の高低差がある
ランニングをしている学生:生活スタイル

住生活

ルームシェアを行っている




地主の大家さんがアパート1棟を陸上部の合宿所として提供
先輩から後輩へ受け継がれ、10年以上続いている
現在は長距離のメンバー12名が居住
食生活

朝食…当番制で自炊


合宿所の隣にある大家さん
の畑から野菜を収穫し、料
理している
夕食…仕出し

近所の定食屋さんが合宿所
の食堂に持ってきてくれる
陸上運動をする環境としてのつくば

筑波大学と陸上運動

施設、道路の整備



陸上部と大学の協力



大学グラウンド
ループ道路
体育専門学群
大学院からのサポート
市民にとっての陸上


市民ランナーが多い
マラソン大会
食材を安く調達している学生

市民農園を借りて農業をしている大学院生:N
さん




日常生活の気分転換
週末に専攻の友人と作業に行く
先輩から受け継いだ区画
Nさんにとってのつくばの魅力

農業をする機会がある


車の行動範囲に田畑がある
先輩と後輩のつながり
農作業のしかた

つくば市豊里の市民農園

農具は研究室から借りる


自動車での行動



先輩から受け継いだもの
外食とセット
行動範囲が広い
市民とのコミュニケー
ション

野菜をもらうこともある
趣味としての農作業

趣味の一環として農業ができる環境




興味・関心がある分野が異なっていてもよい
自由時間にできることが幅広い
道具がそろっている
一市民としての活動


サークルへの所属ではない
安い負担額

市民農園1区画を借りる場合
約3m四方
1年あたり約2000円
写真:市民農園の菜の花畑
創作活動をしている学生

ルームシェアでの創作活動 Mさん、Sさんほか

同じサークルの仲間で開始



お互いに学生生活をサポート



漫画、アニメ、ゲーム等に興味がある
プロ志望
衣食住
課題を共同作業で
Mさんたちにとってのつくばの魅力

異なる専攻分野の学生が集まった


芸術(デザイン)、都市計画、経営工学…他
東京へのアクセス
写真:マンション大学会館から
徒歩1分
ルームシェアの魅力

空間の共有


個人の持つリソースの共有



作業場、居間、台所
自動車
家具、家電、書籍、画材…
生活費の節約


月4万円/人
食材
図:部屋の間取り
※マンション内にもう1部屋を
借りて、個人の部屋にしている
集団での創作活動

集団での創作活動




漫画、イラストの制作・デザイン
趣味から仕事へ
創作活動における個人の限界
共同作業の魅力



常時コミュニケーションが可能
時間の共有による効率化
空間の共有によるコスト削減
写真:作業場
全員のパソコンや棚がある
共同購入した機器も多い
ヒアリングからわかったこと

筑波大生においても、つくばならではの要素を
活かした生活をしている人がいる事がわかった

それらはみな身近な要素で構成されており、
筑波大生であれば実践可能であることも多い
つくばらしい生活の要素

陸上競技





農作業





体育専門学群 - つくばの環境 - 走る場所 - マラソン
院生のサポート - よい空気 - ペデストリアン 洞峰公園 - 市民ランナー 本格派
ルームシェア - 地域住民 - 先輩から後輩へ
アパート貸し切り 長距離部門 - 近所の定食屋さんの仕出し - 衣類リサイクル
研究室の仲間 - 市民との交流 - 気分転換 – 趣味を楽しむ
先輩から畑を継ぐ 農具を借りる - 野菜をもらう - 週末 時間制約なし 少人数
つくばの環境 - 車
田園都市 畑が近い - 外食 ラーメン 土浦、守谷方面
創作活動






オタク – 集団製作 – 異なる専攻
漫画、イラスト、デザイン プロ志望 – コミュニケーション 効率化 - 異なる出身地
ルームシェア – 時間・空間の共有 – 安い生活費
同じ時間、空間 物品共同使用 - 自炊 食費が安い つくば産食材
学生街の生活 – 郊外の生活 – 車 – 東京へのアクセス
学内バス 将来もつくば生活 - 筑波山 温泉 画材店 - TX
つまり
 つくばらしいといえる要素は確かに存在する
それらを組み合わせることで
魅力的な生活を営むことができる
事例





事例1
大学が近い×ランニング
=ランニング通学
事例2
自転車×大人数×筑波山
=みんなでツーリング
事例3
筑波山×車
=ドライブが趣味の車好き(走り屋さん)
事例4
宿舎×猫
=NECOライフ
事例5
古民家×秋葉原
=侘び寂び萌え
その他簡単に出来ること
あなたも空き時間にループをウォーキング
 つくば産野菜をスーパーで買ってみる(安い)

ちょっとした事からあなたの
「つくばスタイル」を始めてみませんか?
今後の発展性

アンケート調査において抽出された学生のニーズ
に近いライフスタイルを実践している学生を発掘
することができた。今後は、両者をつなぐ仕組み
を構築し、より学生のニーズにこたえるような取
組を求められる。

今回、筑波大学というコミュニティを取り上げた
が、これを他の地域でも応用し、地域活性化に役
立てることができる。
ご静聴ありがとうございました。