エコアクション21(EA21) 認証登録制度について

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Transcript エコアクション21(EA21) 認証登録制度について

環境セミナー エコアクション21
エコアクション21(EA21)
認証登録制度について
詳細は http://www.ea21.jp/
地域事務局大阪1-010
エコアクション21地域事務局大阪
(http://www.ea21-osaka.org/)
普及委員 飯田哲也
講師略歴
NPO大阪環境カウンセラー協会 執行理事
EA21地域事務局大阪 普及委員
大阪市市民環境調査隊総合アドバイザー
大阪市環境経営推進協議会事務局 企画委員
NPO土壌汚染対策コンソーシアム 理事
技術士事務所環境空間 代表者
エコアクション21の生い立ち
1996年 環境省(当時環境庁)が登録制度として策定
(ISO14001と同時期)
2004年 ガイドライン改訂
認証登録制度に移行
2005年 認証制度の実質的なスタート
2005年 自治体イニシャティブ・プログラムスタート
2006年 関連企業グリーン化プログラムスタート
2007年 諸団体によるグリーン化プログラムスタート
現在
認証登録件数 2,929件 (11月16日現在)
EA21認証登録件数の推移
毎月70~90件のペースで推移
認証・登録事業者数の推移
3500
2926
2867
2774
3000
2649
2500
2368
2285
2189
1938
2000
1699
1625
1500
1115
1029
1000
729 719
500
0
433
410
168324
156
105 113 133
70 70
20
23
35
8
87
23
460
445
12
15 10
578
514 553
470 488
18
26
39 25
769
829
882
1212
1149
1445
1344
1280
2087
20082042
1866
1765
1545
1470
936
620
43
109
1
51
61
54
56
95
86
36
65
70
67
102
26
78
84
75
66 101 74
72
38
55
106 100 86
129 104
88 108 101
74
20
04
年
11
月
20
05
年
1月
20
05
年
3月
20
05
年
5月
20
05
年
7月
20
05
年
9月
20
05
年
11
月
20
06
年
1月
20
06
年
3月
20
06
年
5月
20
06
年
7月
20
06
年
9月
20
06
年
11
月
20
07
年
1月
20
07
年
3月
20
07
年
5月
20
07
年
7月
20
07
年
9月
20
07
年
11
月
20
08
年
1月
20
08
年
3月
20
08
年
5月
20
08
年
7月
20
08
年
9月
新
規
認
証
・
登
録
数
2552
2452
EA21認証登録件数の業種別割合
<業種別割合>
⑥自動車整備業
5%
⑦その他サービス業等
6%
⑧その他
6%
①製造業
33%
大手のグリーン調達基
準(ガイドライン)
⑤卸・小売業
10%
入札加点制度
②印刷・出版業
2%
④建設・設備工事業
15%
③廃棄物処理・
リサイクル業
21%
優良性評価制度
EA21認証登録件数の規模別割合
事業者数
⑤301人以上
2%
④101人~300人
7%
①10人以下
23%
③31人~100人
29%
②11人~30人
39%
30人以下で60%→中小企業に取り組み易いEMS
※EMS=環境マネジメント(経営)システム
EA21認証登録件数の自治体別割合
443
422
329
入札条件等が導入された自治体は件数が多い
環境配慮契約法(平成19年施行)の動向に注目
EA21の構成
環境経営システム
環境影響評価システム
環境活動レポート
体制
手続き
統合型
環境経営システム
取組状況の
把握・評価
情報開示
環境会計
ISO14001
環境パフォーマンス評価
環境報告書
(二酸化炭素排出量などを把握評価)
EA21は色部分を統合した(簡易)マネジメントシステム
EA21制度の実施主体
ガイドライン策定
認証登録機関
環境省
財団法人地球環境戦略研究機関
持続性センター(IGES-CfS)
EA21中央事務局
http://www.ea21.jp/
審査受付
認証の判定
審査実施
EA21地域事務局
現在: 35都道府県、47団体
EA21審査人(748人)
□地域事務局の要件
1)公益法人、特定非営利活動法人又は中間法人であり、地
域事務局としての公益的な活動を、継続的かつ公正に行え
る団体であること
2)地域の地方公共団体等との協力関係があること
3)エコアクション21認証・登録制度の公正かつ円滑な運営の
ための協議組織を設置すること
□審査人の認定の要件
審査受審事業者との間で適切なコミュニケーションを図ること
ができ、上記の知識と経験を活用して、エコアクション21の審
査及び必要な指導・助言を行うことができる資質、能力及び意
欲を有していること
●書面試験(一次試験)⇒資格、経歴チェック、論文
◆筆記試験(二次試験)⇒環境問題の知識
◆面接試験(三次試験)⇒コミュニケーション能力
エコアクション21ガイドラインの特徴
1.必要な環境への取組と行動を規定(必須要件)
必ず把握すべき項目
必ず取組む行動
①二酸化炭素排出量
①省エネルギー
②廃棄物排出量
②廃棄物削減(リサイクル)
③総排水量(水使用量)
③節水
2.環境コミュニケーションにも取り組むことを規定
環境活動レポートの作成と公表
他のEMSの要求事
項にはない規定
これらの取組は、環境経営に当たっての必須の要件
「21世紀環境立国戦略」に織り込まれたEA21
2007年6月1日に閣議決定
~今後1、2 年で重点的に着手すべき八つの戦略~
戦略1
戦略2
戦略3
戦略4
戦略5
戦略6
戦略7
戦略8
気候変動問題の克服に向けた国際的リーダーシップ
生物多様性の保全による自然の恵みの享受と継承
3R を通じた持続可能な資源循環
公害克服の経験と智慧を活かした国際協力
環境・エネルギー技術を中核とした経済成長
自然の恵みを活かした活力溢れる地域づくり
環境を感じ、考え、行動する人づくり
環境立国を支える仕組みづくり
「21世紀環境立国戦略」
~戦略8 環境立国を支える仕組みづくり
~
(事業者の適切な環境管理の推進)
公害防止管理ガイドライン等を踏まえた事業者の実効性ある
環境管理を促進する。
また、エコアクション21 を活用し、業種特性に対応し
つつ中小企業における環境管理を促進する。
エコアクション21が国の政策手段
に!
業種特性に応じたマニュアルの充実
~何をすればよいかを解説~
•一般向け
•地方公共団体向け
•大学等(教育・研究機関)向け
•建設業向け
•廃棄物事業者向け
(優良性の判断に係る評価制度)
食品関連事業者向け
(食品リサイクル認証制度)
•(自動車整備業向け)・・計画中
審査・登録費用(環境負荷の大きい事業所)
製造業・建設業・修理工場等
従業員数
10人以下
登録時
審査料
登録料
中間審査
(登録・更新)
(2年毎更新)
第1回
第2回以降
更新
5万円
10万円 10万円
10万円 10万円
31人以上 100人以下 20万円 15万円
10万円 15万円
10万円
15万円 20万円
以上
以上
15万円
11人以上
30人以下
101人以上 300人以下
301人以上 500人以下 25万円 20万円
501人以上 1000人以下
以上
以上
1001人以上
20万円
30万円
(旅費・宿泊費・税別)
※ 従業員数には、正規職員だけでなく、パート・アルバイト等も含まれる
審査・登録費用(負荷の小さな事業所)
サービス業・流通業・事務所等
従業員数
10人以下
登録時
審査料
登録料
中間審査
(登録・更新)
(2年毎更
新)
第1回
第2回以降
更新
5万円
10万円 10万円
5万円 10万円
31人以上 100人以下 15万円 15万円
5万円 10万円
10万円
10万円 15万円
以上
以上
15万円
11人以上
30人以下
101人以上 300人以下
301人以上 500人以下
20万円 15万円
501人以上1000人以下
以上
以上
1001人以上
※ 従業員数には、正規職員だけでなく、パート・アルバイト等も含まれる
20万円
30万円
(旅費・宿泊費・税別)
審査・登録費用(廃棄物処理業)
登録料
審査料(登録・中間・更新)
従業員数
収集運搬
(登録・更新)
(2年毎更新)
処理処分
10人以下
10万円
10万円
30人以下
10万円
15万円
31人以上
100人以下
15万円
20万円
10万円
101人以上
300人以下
301人以上
500人以下
20万円
以上
30万円
以上
15万円
11人以上
501人以上 1000人以下
1001人以上
※ 従業員数には、正規職員だけでなく、パート・アルバイト等も含まれる
5万円
20万円
30万円
(旅費・宿泊費・税別)
エコアクション21環境経営システムガイドライン
及び環境活動レポートガイドラインの構成
(PDCAシステム)
環境経営システムガイドライン
計画の作成
(Plan)
環境活動レポートガイドライン
1.環境方針の作成
①環境方針
2.環境負荷と環境への取組状況
の把握及び評価
②環境目標とその実績
3.環境関連法規の取りまとめ
③主要な環境活動計画の
内容
4.環境目標及び環境活動計画の策定
5.実施体制の構築
6.教育・訓練の実施
計画の実施
(Do)
他のEMSにはない
7.環境コミュニケーション
④環境活動の取組結果の
評価
⑤環境関連法規への違反
、訴訟の有無
8.実施及び運用
取組状況の
確認・評価
(Check)
全体の評価
と見直し
(Action)
9.環境上の緊急事態への準備及び対応
・事業所において備え付け、
一般の閲覧が可能にする
10.取組状況の確認及び問題の是正
・事務局に送付する(事務局
が取組事業者名を公表する)
11.環境関連文書及び記録の作成・整理
12.代表者による全体の評価と見直し
・可能な場合は環境省が設置する
「環境報告書データベース」、自社
のHP又は冊子にして公表する
環
境
活
動
レ
ポ
ー
ト
の
取
り
ま
と
め
環
境
活
動
レ
ポ
ー
ト
の
公
表
認証・登録の流れ
事務局
エコアクション21参加事業者
①
環境への負荷の自己
チェックの実施
認証・登録契約の締結/認証・登録
審査結果の判定
②
③
環境への取組の自己
チェックの実施
環境経営システムの
構築と運用、環境へ
の取組の実施
審査実施
審査人の指名
④
環境活動レポートの
作成及び公表
エ
コ
ア
ク
シ
ョ
ン
21
審
査
人
認定
審査結果報告
斡旋
審査申込
適切・妥当・有効性のある審査人を指名できる
21 エ
中コ
央ア
ク
事シ
務ョ
局ン
判
定
結
果
報
告
認
定
21 エ
地コ
域ア
ク
事シ
務ョ
局ン
認証・登録の流れ
地域事務局へ審査の申込
エコアクション21審査人の指名
審査人による審査計画書の作成
(事業者の認証・登録の範囲及び審査工数の決定)
審査人による書類審査
審査人による予備審査
必要な場合助言が受けられる
(ISOにはない)
審査人による現地審査
審査人は地域事務局へ
審査報告書を提出
判定委員会(地域事務局)による審査結果の審査
中央事務局と認証・登録契約の締結
エコアクション21事業者として認証・登録
環境活動レポートの公表(中央事務局ホームページ)
中間審査の受審(概ね1年後)
更新審査の受審(2年ごとの登録更新)
認証・登録証
認証・登録を受けると、
認証・登録証が交付
されます。
認証・登録を受けた事
業者は、会社案内、パ
フフレット、名刺等にロ
ゴマークを使用するこ
とができます。
ISOと他の環境経営システムの比較
ISO
認証登録件数
下記webサイト
より調査の最
近のデータ
JAB
IGES
エコステージ
KES
審査登録料
30~99名の
製造業の場合
審査の方法
特徴
EA21
20,544
エコステージ
2,929
(NEW)
80~120万円
30万円
KES
ステージ1:507
ステップ1:1,193
ステージ1がEA21
に相当
ステージ2が
ISO14001に相当
ステップ2がEA21
に相当
他地域登録を含
む)
54万円
25万円
ステーシ2: 43
ステーシ3: 4
ステーシ4: 0
コンサル不可
助言あり
審査人を指名できる
国際標準
システム重視
国の公的制度
パフォーマンス重視
段階式評価
審査人が審査した
環境活動レポートを
公開
ステップ2:796
助言あり
京都市から地方
へ
要求事項の比較 EA21vsISO14001
P計画
D計画の実
施
C取組状況
の確認と評
価
A全体の評
価と見直し
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
エコアクション21
環境方針の作成
環境負荷と環境への取組状況の把握
及び評価
環境関連法規等の取りまとめ
環境目標及び環境活動計画の策定
実施体制の構築
教育・訓練の実施
環境コミュニケーション
実施及び運用
環境上の緊急事態への準備及び対応
取組状況の確認及び問題の是正
(内部監査は100人以上・複数サ
イト事業者への推奨事項)
11 環境関連文書及び記録の作成・整理
(マニュアルは100人以上・複数
サイト事業者への推奨事項)
12 代表者による全体の評価と見直し
環境活動レポート
4.2
4.3.1
4.3.2
4.3.3
4.4.1
4.4.2
4.4.3
4,4,6
4.4.7
4.5.1
4.5.2
4.5.3
4.5.5
4.4.4
4.4.5
4.5.4
4.6
ISO14001
環境方針
環境側面
法的及びその他の要求事項
目的、目標及び実施計画
資源、役割、責任及び権限
力量、教育訓練及び自覚
コミュニケーション
運用管理
緊急事態への準備及び対応
監視及び測定
順守評価
不適合並びに是正処置及び
予防処置
内部監査
文書類
文書管理
記録の管理
マネジメントレビュー
-
ISO14001へのステップアップとしてもお勧めのEMS
EA21構築のポイント
・どのような取組を、どのように実施すれば効果的・効率的かは、
各事業者の創意工夫に委ねられている。
・環境への取組を積極的に行っていただくことを期待しています。
継続的改善
Action
Plan
全体の評価と見直し
1 2.代表者による全体の評価と見直し
計画
1.環境方針の作成
2.環境負荷と環境への取組状況の
把握及び評価
3. 環境関連法規等の取りまとめ
4.環境目標及び環境活動計画の策定
Check
Do
計画の実施
取組状況の確認・評価
1 0.取組状況の確認及び問題点の是正
1 1. 環境関連文書及び記録の作成・整理
5.実施体制の構築
6.教育・訓練の実施
7.環境コミュニケーション
8. 実施及び運用
9.環境上の緊急事態への準備及び対応
取り組みの手順
エコアクション21へ取り組むことを決定
代表者(経営者)が、
組織全体で取り組む
ことを決定する
実施体制の検討・決定
把握・評価項目の検
討と、二つの自己
チェックは、初期環境
レビューになります
環境への負荷の自己チェックの実施
環境への取組の自己チェックの実施
見
直
し
環境方針の作成
環境目標及び環境活動計画の策定
計画の実施(Do)
取組状況の確認・評価(Check)
全体の評価と見直し(Action)
環境活動レポートの作成と公表
最低
3ヶ月
運用・
維持
計画の
策定
(Plan)
継続的
改善
環
の境
構経
築営
・
運シ
ス
用テ
ム
主要な構築の流れ
何をすればよいか
が分かる
・環境負荷の自己チェック
・取り組みの自己チェック
登録範囲を決定
実施体制を決定
取組の重点項目
を明示
(チェックリスト)
環境方針
・環境関連法規制のとり
まとめ
環境目標
環境活動計画
(一覧表作成)
実施
(順法の評価)
(取組の評価)
環境活動レポート
(公表)
負荷の自己チェックを
踏まえて
取り組みの自己チェッ
クを踏まえて
登録範囲の決定
エコアクション21の認証・登録に当たっては,極力,全社,
全組織,全ての活動を対象として,認証を取得することが
望まれる
□登録範囲決定の基本的考え方
・カフェテリア認証の防止(環境負
荷の大きな組織・サイトを除外す
る)
全社を対象にする
・チェリーピッキングの防止(環境
負荷の大きな項目に対する取り組
みを除外する)
環境負荷の大きな項
目を除外しない
環境負荷の大きな事
業所は必ず含める
環境経営システムガイドライン
EA21に取組み、認証・登録を受ける事業者は、本ガイド
ラインの要求事項に適合した環境経営システムを構築し、
運用することが求められている。
ポイント1:必須項目は12項目です
ガイドラインは12項目より構成されており、PDCAサイクルを繰り
返すことによって「継続的改善」を図ります。
ポイント2:必須項目毎に要求事項を規定しています
の中の「○○する」と規定している事項は、環境経営シス
テムの具体的な要求事項であり、認証・登録を受けるためには、
全ての要求事項に適合した環境経営システムを構築し、運用する
ことが求められる。
ポイント3:必須項目毎に要求事項の解説をしています
ポイント4:推奨事項を記載しています
EA21(ガイドライン)の概要
ここからは
イメージと要点だけ
お話します。
1. 環境方針の作成
株式会社○○○○環境方針
自主的・積極的に環境への取り組みを推進することへの
代表者の思いを述べる
(具体的な取り組みを記述)
(例)
○(地球温暖化防止への取組について)
○(廃棄物の削減への取組について)
○(節水、排水量削減について)
○(製品や資材について)
○・・・・
工夫して記述
必ず目標・活動計画に展開する
レポートに取組の評価を記載する
2005年〇月○日
代表取締役社長
環境 太郎
2.環境負荷と環境への取組状況の
把握及び評価
事業活動に伴う環境負荷を把握するため「環境への負荷の
自己チェック」を実施し、その結果を踏まえ、経営上取組の
対象とすべき環境負荷を特定する。
二酸化炭素排出量、廃棄物排出量及び総排水量(水使用
量)は必ず把握する。
環境への取組状況を把握、評価するため「環境への取組の
自己チェック」を実施する。
まずは、自社(組織)の環境と
の関わりを調べて、取り組みが
必要な項目を特定する。
2.環境への負荷の自己チェック
環境への負荷の自己チェックシート(抜粋イメージ)
該当する項目に消費量を入力(エクセルで自動計算)
負荷の自己チェックとりまとめ表
ISO著しい環境側面
の特定に該当
環境パフォーマンス指標である9つの指標
について、負荷を把握する
(二酸化炭素排出量、廃棄物排出量、排水
量(水使用量)が必須項目)
2.環境への取組の自己チェック
選んだ項目に関する取組をチェック表を使ってチェックする
→・項目ごとに必要と思われる取組を掲載
・実施している取組具合に応じてチェック
環境への取組の自己チェック(抜粋イメージ)
関連
有無
取組状況
A(3,2,1)
取組状況
B(2,1,0)
評価点
(A×B)
空調の適温化(冷房28度程度、暖房20度程度)を徹底している
3
0
0
○
空調を必要な区域・時間に限定して行っている
2
0
0
○
空調・冷却設備の保守点検をこまめに行っている
2
1
2
エレベーターの適正使用を徹底している
1
1
1
照明の適正化、昼光の利用、スイッチの適正管理を積極的に
行っている
3
2
6
1)日常業務の管理に当たっての配慮
どのように取り組めばよいかの情報が満載
(ISOにはない優れたところ 分からなければ
審査人が助言してくれる)
取組
項目
○
3.環境関連法規等の取りまとめ
事業活動に当たって遵守しなければならない環境関連
法規、条例及びその他の規制を整理し、取りまとめる。
環境法規制等一覧表/遵守(順守)の評価記録(イメージ)
名称
廃棄物
処理法
該当
項目
要求事項
廃油 契約
廃プラ マニフェスト管理
・・・
担当
順守評価
証拠 評価
総務
○○ 伝票
○
4.環境目標及び環境活動計画書
~オフィスの事例~
5W1Hで計画
スケジュール
目 標
電力の削減
2004年比
△3%
(26,000kWh)
具体的手段
<空調の省エネ>
・空調温度の適正管理
暖房20℃以下
冷房28℃以上
・クールビズの定着
・空調機更新(トップラン
ナー 製品に)
・フィルター定期清掃
<照明の省エネ>
・照明のこまめな消灯
・不要照明の玉抜き
<待機電力の省エネ>
・TV、VTRの主電源オフ
・PCの節電モード設定
4月
5月
6月
責任者
達成状況
総務部
6月
スタート時目標
未達なるも消灯
運動定着で挽
回
外気による換気
フィルター清掃
クールビズ呼びかけ
9月
消灯キャンペーン
12月
待機電力対策
月
計
画
累計
月
実
績
1800
1900
累計
評価
×
1900
2000
2700
4700
1900
1900
2800
4700
△
○
3月(総括)
4.環境目標及び環境活動計画
~廃プラスチック排出量削減の事例~
スケジュール
目 標
廃プラスチッ
ク排出量の
削減
2005年比
△10%
具体的手段
4月
①製品の歩留向上
・成型機改善
・原料前処理方法改善
③成型不良品の再資源化
6月
成型機改善
前処理方法改善
工事
再資源化テスト
責任者
達成状況
製造課
6月
①成型機改善案完了
(来期予算化)
②前処理方法改善案
に基づき工事実施、
データ収集中
③再資源化テストする
も再確認が必要
9月
ベンチマーク
(2005年)
1,200kg
5月
12月
計
画
実
績
月
100
累計
月
105
累計
評価
×
98
97
198
295
98
91
203
294
△
○
3月(総括)
環境活動計画による改善活動(例)
項目
省
エ
ネ
省
資
源
・
廃
棄
物
削
減
自動車燃料
具体的な取り組み
節電(照明、エアコン温度)
高効率の機器採用(インバーター化)
圧縮空気の漏れ防止
建物の断熱施工
アイドリングストップ、空ぶかし防止
ガス
ヒートポンプ式給湯機の導入
節水
節水(節水コマ、自動水栓、再利用)
資材
軽量化、コンパクト化
包材
通い箱化、簡易化
歩留向上
加工ミス防止
コピー用紙
裏紙利用、電子化
購入時の配慮
グリーン購入(エコマーク製品購入)
廃棄物削減
再使用、リサイクル化
電力削減
省資源・廃棄物削減活動
持ち込まない
最終製品として使わないものは
持ち込まない
原料:生産過程でごみとなるもの
包材:生産過程でごみとなるもの
発生させない
ロス=資源・エネルギーの無駄
使いとの観点からロスを発生さ
せない
持ち出さない
発生した廃棄物を徹底的に
再使用・再利用し、廃棄物として
持ち出さない
認証取得事業者の電力の二酸化炭素削減実績
業種
薬品製造
公共施設
樹脂加工
商工会議所
リフォーム
従業 二酸化炭素量
kg-CO2
員数
159
51,528
26
10,040
24
3,873
14
3,587
3
228
削減額
万円
273
52
21
19
1.2
1kWh=0.378kg-CO2 1kWh=20円 → 53円/kg-CO2として計算
自動車整備業での目標(例)
• 1年定期点検の実施率の向上
• リサイクルパーツの活用の推進
• 省エネマークの平成22年度基準+10%以上の販
売比率を向上させる
• 燃費チェック表が入ったエコドライブカードの配布
などが考えられますが、
無理のないように、有効なものから取り組めばよいと思います。
このスライドは配布資料にありません。
5.実施体制の構築
EA21環境経営システムを構築・運用し、環境への取組を実施するために効果的な
実施体制を構築する。
実施体制においては、各自の役割、責任及び権限を定め、全員に周知する。
EA21推進体制図
代表者
環境委員会
内部監査チーム
環境管理責任者
営
業
部
製
造
部
総
務
部
環境事務局
役割と責任等を
決める
役割、権限、責任一覧表
社長
環境方針の策定、見直し、環境目標の承認
全体の評価と見直し
環境管理責任者
従業員
ここが重要(全員で取り組めるように)
6.教育・訓練の実施
エコアクション21 の取組を適切に実行するため、必
要な
教育・訓練を実施する。
教育訓練計画表で適
①全従業員
切に実施する
(派遣社員、パートも)
②重要な環境影
響に関わる作業
自覚教育
①全ての従業員
○
③重要な環境影響に関
○
わる作業
適切な訓練
・環境方針を理解する
○
・自らの役割、取組を認識する
・環境問題や環境経営の意味
を知る
7.環境コミュニケーション
環境活動レポートを作成し、公表する。
外部からの環境に関する苦情や要望を受付け、必要な対応を行う
必要不可欠な要素
信頼につながる
行政
取引先
近隣住民
顧客
株主、投資家
銀行
✿環境に関する苦情や要望を受付ける窓口(担当者)を設け、 これに
誠実に対応する
✿環境コミュニケーションの結果等を記録する
✿環境活動レポートは中央事務局のホームページで公表される
8.実施及び運用
環境方針、環境目標及び環境活動計画を達成するために必
要な取組を実施する。
「環境活動計画(書)」に基づいて実施
必要に応じて手順書を作成
必要に応じて取引先にもお願いする
3Rの推進
冷暖房の適正化
アイドリングストップ
9.環境上の緊急事態への準備及び対応
環境上の緊急事態を想定し、その対応策を定め、定期
的な訓練を実施する
<リスク管理の観点で>
環境上の緊急事態を想
定
(例)
火災の発生
廃油の流出
手順書作成
訓練
手順に基づき訓練
・手順が妥当か?
・適切に行動でるか?
いろいろなリスクを想定し
必要な取組を行う
有害化学物質によ
る人体への被害
鉛、カドニウム、アスベ
スト、PC,ダイオキシン
類、有機溶剤など
病原菌汚染
漏洩による
土壌汚染
環境関連法規
制の逸脱
リスク
流出による
水質汚濁
PL法訴訟
爆発・火災
規制物質混入
による回収
環境リスクの回避は経営者の重要な責任
10.取組状況の確認及び問題の是正
1. 環境目標の達成状況及び環境活動計画の実施状況を、
定期的に確認・評価する。
2. 環境関連法規等の遵守状況を定期的に確認する。
3. 環境目標の達成及び環境活動計画の実施状況に問題が
ある場合は、是正処置を行い、必要に応じて予防処置
を実施する。
1. 「環境活動計画(書)」に基づき定期的に確認・評価
2. 「環境関連法規等取りまとめ表」に基づき定期的に確認
3. 問題がある場合は、「是正処置票」などを用いて
適切に処置を実施
原因究明
再発防止
水平展開
報告の手順
是正処置のルー
ル化
11.環境関連文書及び記録の作成・
整理
1. エコアクション21 の取組を実施するのに必要な文書を作
成し、整理する。
2. エコアクション21 の取組に必要な記録を整理する。
<記録>
<文書>
・環境方針
・環境目標
・環境活動計画
・環境関連法規の取りまとめ
・実施体制(組織図に役割等を記した
もの でも可)
・緊急事態の想定結果及びその対応策
・環境活動レポート
7つ(マニュアルは100名かつ複数サイ
トの場合に推奨事項
ISO
EA21
・「環境への負荷の自己チェック」の
結果
・「環境への取組の自己チェック」の
結果
・環境関連法規等の遵守状況のチェッ
ク
結果
・外部からの苦情等の受付結果
・環境上の緊急事態の訓練結果
・環境目標の達成状況及び環境活動計
画 の実施状況、その評価結果
・問題点の是正処置及び予防処置の結
果
・代表者による全体の取組状況の評価
及 び見直しの結果。
EA21文書をファイルに綴じると・・・
エコアクション21の書類は、いくら多くても厚さ1㎝ぐらいで、紙ファイルに十分
綴じることができます。
整理方法はガイドラインの1.環境方針の作成~12.代表者による全体の評
価と見直しの順に綴じてインデックスを付けます。最後に環境活動レポートを
綴じれば準備完了です。
書類審査用としては、これでOKです。
12.代表者による全体の評価と見
直し
代表者(経営者)は、エコアクション21 全体の取組状況
を評価し、全般的な見直しを実施し、必要な指示を行う。
報告
全体評価・見直し
□取組の評価結果
・ 法的要求事項の順守状況
・ 是正及び予防処置の状況
前回までの指摘事項の改善他
□目標の達成状況
□変化している状況
変更の必要性
見直し結果を
記録
環境方針
環境目標・環境実施計画
その他環境経営システム
環境活動レポートの作成と公表
1.環境活動レポートのとりまとめ
次の事項を盛り込み取りまとめる。
①環境方針
②環境目標とその実績
③主要な環境活動計画の内容
④環境活動の取組結果の評価
⑤環境関連法規への違反、訴訟等の有無
首尾一貫して
整合させる
組織の概要に関する以下の情報も必ず記載すること。
・事業所名及び代表者氏名
・所在地
・環境管理責任者氏名及び担当者連絡先
・事業活動の内容についての簡単な記述
・事業の規模(主要製品の生産量・出荷額、従業員数、延べ床面積)
2.環境活動レポートの公表
事業所に備え付け、一般の閲覧を可能にして公表する。
中央事務局に送付し、中央事務局が公表する。
あいさつ
環境活動レポート
~一例~
①事業所の概要
②環境方針
③環境目標とその実績
④主要な環境活動計画の内容
⑤環境活動の取組結果の評価
⑥環境関連法規制と順守状況
審査人が審査した
CSRレポート!
集合研修
グリーン化プログラム
について
「平成20年度
関係企業グリーン化プログラム」
モデル事業参加企業
各地で集合研修が始まります。
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
山形 8月7日スタート
大阪(1次) 9月19日スタート
東京(1次) 9月25日スタート
福井 9月10日スタート
石川 9月17日スタート
富山 10月21日スタート
愛知(名古屋研修2箇所) 10月16、22日スタート
浜松 10月15日スタート
静岡 10月22日スタート
滋賀 10月27日スタート
岐阜 12月17日スタート
グリーン化・プログラム
実施の背景
地球温暖化の深刻化/京都議定書の発効
国レベルだけでなく、各事業者においても持続
可能な循環型社会形成に向けた取組が必要
特に中核企業を中心として様々な事業活動を
展開する広範な事業者の地球温暖化対策、
循環型社会対策などを支援する具体的な政
策手段が求められている
グリーン化プログラムの目的
エコアクション21認証・登録制度の実施の一環として、
中核企業(組織)のイニシャティブの下、関連する多くの
事業者が一斉にエコアクション21に取り組むことにより、
関連事業者全体の二酸化炭素、廃棄物などの排出削
減、エネルギーコストなどの削減を実現し、併せて「環
境経営」の証が得られる仕組みを「グリーン化プログラ
ム」として展開
中核企業(組織)が、エコアクション21認証・登録制度
を、関連する事業者の二酸化炭素排出削減対策などの
取組を支援するための有力な政策手段として積極的に
活用することにより、エコアクション21の普及を図るも
の
スケジュール(一例)
•
•
•
•
•
•
認
証
・
登
録
審
査
評 第
価 4
回
集
合
研
修
•
•
7
月
込
5
み
月
4 3 2 1 12 11
月 月 月 月 月 月
審
査
申
し
(
運
用
)
第
3
回
集
合
研
修
認証取得まで8~9ヶ月(最短)
第
2
回
集
合
研
修
第
1
回
集
合
研
修
地域事務局大阪主催の
グリーン化プログラム
4回の集合研修で認証取得までに必要な要求事
項を解説し、個別指導を行います。
必要な文書記録類の事例をエクセルデータ等で
提供します。
各事業者ごとに担当講師を決めて、認証取得ま
でメール等でフォローします。
集合研修で用いるテキスト
~エクセルファイル1つにまとめられている~
サンプル1
サンプル2
IGES http://www.ea21.jp/
審査マニュアル
審査や判定委員会
の認証登録の判断
基準が記載
環境配慮契約法
~平成19年施行で環境経営企業が有利に~
官庁のCO2排出量(※)
を13年度比8%削減す
る目標※平成22~24年
度の平均排出量
効率的に予算を活用する
必要性
耐震偽装など安かろう悪
ろうの製品やサービスの
横行
安いが、環境性
能が悪い製品な
どを購入すると
長い目では政府
の出費(国民の
税金)が無駄に
なるおそれ
競争を促しつつ、環境
性能の優れた製品、
庁舎、サービスなどを
積極的に活用できる
ようにするルールが
必要
政需
府要
は側
最の
大イ
のニ
消シ
費ア
者テ
ィ
ブ
で
改
革
環境に前向きに取り組
む企業の製品やサービ
スが有利となる
よりCO2原単位の低い
電力の購入
自動車等の使用に伴う
CO2(燃料費)の削減
民間の知恵を活かした
環境配慮型設備への改
修と電気代、燃料費の
節約(ESCO事業)
電気代などの安い庁舎
等の新築
環境と両立する新し
い経済づくりに役立
つ
環境配慮契約法は、競争を促す中で、政府が支払う環境対策費用を総体
として軽減することに結びつくような契約の締結手法を定めるもの。
金融機関の動き
□京都銀行
環境配慮型企業向けの融資金利を優遇する「京銀エコ・
ローン」、私募債を発行する場合の手数料を優遇する
「京銀エコ・私募債」の取扱い開始(ISO、EA21、KES)
□三井住友銀行
ISO、EA21等認証取得企業に0.25%金利を優遇
まとめ
~エコアクション21をお勧めする理由~
•グリーン調達に対応可能(行政・大手企業が認め始めている)
•審査を通じて経験豊富な専門家に現場改善の助言が得られる
•省資源、省エネ、歩留向上等コストダウンになる(費用対効果)
•有害物質混入などのリスク対策が進む
•従業員の意識が変わる
•地球温暖化対策など企業(団体)の社会的責任を果たせる
•企業グリーン化プログラムの参加で無料で構築研修が受けら
れる
(構築のポイントまとめ)
一番のポイントは、組織に見合ったシステムにすることです。
組織の体力、体制、規模、経営理念(経営者の思い)を考慮
• 経営者(トップ)が意思を固めて資源を提供すること。
• 社員全員が協力する体制と雰囲気をつくること。
• EA21は経営者が決めた社業であること。
集合研修には文書作成支援サンプルと審査人が支援講師で、参
加者の皆様があきらめない限り、必ず認証取得できます。
これで、EA21は構築できますが・・・
EA21は経営にかかわるシステムです。
いくら、簡単・早いといっても
それなりの努力は必要です。
EA21の更なる利用
EA21はこのシステムを経営に利用できることです。
そのためには
1)経営者のビジョンや経営改善を目標に設定する。
(EA21は環境経営システムであり、環境負荷削減のみに適用さ
れるものではありません。)
2)顧客など利害関係者の要求に応えるためのツールに利用する。
3)組織のPRのツールに利用する。(環境活動レポートの利用)
目標を立てて、その効果を出すことに力点が置かれていますので、
この仕組みを使ってコストダウンや販売促進、研究開発、普及啓
発など経営に役立てること考えてください。
EA21は環境マネジメントシステム
です。
マネジメントシステムは
いきなり、設備投資や効果を期待する
ものではありません。
環境経営をゼロから実施できる道具
なのです。
「EA21、やる気に
なっていただけましたか?」
• EA21地域事務局大阪のEA21スクールで
は全国トップクラスの審査人が認証取得ま
で相談指導致します。
是非、地球環境保全に
貢献する企業になってください。
エコアクション21地域事務局大阪
〒552-0021大阪市港区築港2-8-24
電話 06-6575-1521
FAX 06-6599-0607
Email: [email protected]
URL http://www.ea21-osaka.org
財団法人地球環境戦略研究機関
持続性センター
エコアクション21中央事務局
〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-2-1
日本プレスセンタービル8F
電話 03-3509-7903
FAX 03-3595-1084
Email:[email protected] URL http://www.ea21.jp