Mac OS X開発環境とAppleScript
Download
Report
Transcript Mac OS X開発環境とAppleScript
2002/2/8 ASUG Conference in PAGE 2002
Mac OS X開発環境と
AppleScript
MDOnline編集長
新居雅行
Mac OS Xの特徴
安定したOS
マルチタスク、保護メモリ
マルチCPU対応
PDFを画像標準フォーマットに
UNIX and Java
Aqua
AppleScriptとは
アプリケーションをプログラム等でコ
ントロールできる仕組み
システムがサポートするスクリプト処
理機能
英語に近い感じのプログラム言語での
プログラム作成が可能
緩いオブジェクト指向
アプリケーションの処理受け
付け窓口
ユーザの手操作を受け付けるのがGUI
別のアプリケーションからのリクエス
トを受け付けるのがAppleScript
AppleScriptのメリット
既存のアプリケーションに処理をさせ
ることができる
大量の手作業を自動化できる
業務のワークフローを構築することが
できる
スクリプト自体の機能をOSAXという
仕組みで拡張できる
Mac OS 9までのAppleScript
QuarkXPress等の対応によりDTPの世
界でワークフローの構築に威力
ファイルメーカーProの対応で、デー
タベース処理との連動も一般的に
ただし、処理が異様に遅かった
ある種の不安定要因
開発ツールもサードパーティまかせで
あった
AppleScriptリファレンス
1999年にソフトバンク・パブ
リッシングより出版
こばやしゆたか氏とASUGが
組み執筆
AppleScriptのプログラミン
グの集大成的リファレンス本
Mac OS 9ギリギリ対応
Mac OS XのAppleScript
Mac OS Xでもサポートされた
アドビシステムズのアプリケーション
が積極的に対応しはじめた
Ver.10.1まではバグが多く使い物にな
らなかった
Ver.10.1.2と同時にリリースされた
AppleScript Studioがターニングポイ
ント
XでのAppleScriptの利点
大幅にスピードアップされた
開発ツールをAppleが開発した
Cocoa等オブジェクト指向環境が、ス
クリプト対応アプリケーションを作成
しやすくするハズ
スクリプトの手段が多様化し、システ
ム構築の幅が広がった
XのAppleScriptの問題点
Finderの機能のMac OSとの互換性が
低いため、既存のスクリプトが動かな
い
Mac OS 9時代にOSAXに依存していた
スクリプトが機能しなくなってしまう
日本語の文字化け問題
Mac OS Xの開発ツール
Developer Toolsが事実上フリーで配
付されている
Interface Builderでユーザインタ
フェースやクラス設計を行う
Project Builderでプログラミング
AppleScript Studio
Cocoaフレームワークを使ったプログ
ラミングをAppleScriptで可能とする
– Interface BuilderでGUI設計
– Project Builderでプログラミング
通常のMac OS X向けアプリケーショ
ンを生成できる
– 利用者はAppleScriptかどうかはすぐには
分からない
AppleScript Studioでのアプ
リケーション作成
ネイティブフレームワークである
Cocoaの機能をふんだんに使える
もちろん、他のアプリケーションをコ
ントロールできる
デバッガが利用できる
メソッド呼び出し、シェルコマンド実
行(OS側で提供)など、アドホック
だが潰しの効く手段が提供されている
Mac OS Xのスクリプト環境
シェルスクリプト、Perlスクリプトが
利用できる
Rubyもある、つまり、UNIX的手段は
いずれもOK
AppleScriptはいずれのスクリプトと
も連動できる
デモ
AppleScript Studio
リソース
AppleScript Users Group
http://www.applescript.jp/
MDOnline
http://mdonline.jp/
Oomori.com
http://www.oomori.com/ass/index.html