情報共有できない教師のための 支援システムの開発と運用

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情報共有できない教師のための
支援システムの開発と運用
ー教育委員会と学校現場が連携する教師教育のあり方ー
酒井 宏(丹波市立和田小学校)
岸田隆博(兵庫県教育委員会丹波教育事務所)
氷上情報教育研究会
研究の背景
教師として
説明責任
授業展開 指導法 失敗例
成功例
学習資料学級経営
情報共有
これまでの研究経過
 平成14年~
「ねがい」や「ねらい」を教師間で共有
6年間を通した学びの保障を目指す
(第9回上月情報教育研究助成)
 平成16年~
「情報共有」「組織ワーク」「教師間コミュニケーション」
情報共有できない教師のためのポータルサイトの開
発と運用
研究の概要
支援システム
ITを活用できない教員
教育委員会
地域IT推進リーダー
デジタル資料
ポータルサイト
ITを活用できる教員へ
研究の目的
教育行政と学校現場が連携し教員
研修を行っていくための研修支援
マニュアルの作成
情報共有できない教師のための
ポータルサイトの運用
研究の方法
 情報環境の整備が市全体で行われた
・使えない人は使えない
・使わない人は使わない
現場のニーズにあった支援と研修
学校現場から専門研究員を委嘱
地域IT推進リーダー
研究の実際
 理科の授業担当者を対象
デジタルコンテンツを利用したことがあるか
<丹波市内全小学校理科授業担当者80名>
経験なし
経験あり
研究の実際

<若手の理由>
わかる理科授業をめざす
○目の前の授業が・・・
○日常の学級経営に・・・
今まで授業でITを活用したことがありますか
○ITの良さに気づく機会が・・・
0%
20%
40%
60%
専門研究員(地域IT推進リーダー)
○学校現場から
6年~10年
○理科指導のベテラン
11年~15年
○IT活用の支援
16年~20年
0年~5年
教職経験年数
80%
21年~25年
<ベテランの理由>
○あることは知っているがスキルが・・・
31年~
○今までの指導方法で・・
26年~30年
はい
いいえ
100%
研究の実際
 集合研修の必要性
①わかる授業づくりと
IT活用の効果
②デジタルコンテンツを
利用する方法
③2学期からすぐにできる
授業案の立て方
研究の実際
○講義「今、なぜデジタルコンテンツなのか」
<若手の先生の感想>
○実践紹介「小学6年 大地のつくり」から
講座を通して新しい授業研
○講義「代表的な理科コンテンツの紹介」
究の方向が見えた
○実習「理科ねっとわーくの紹介とID取得」
○実習「学年別ワークショップ」
○まとめ
<ベテランの感想>
一人では利用するID取得など
はできなかったが教えてもらっ
てこれで今後は使える
2学期から理科の
授業でデジタルコン
テンツを使う
100%
研究の実際
 フォローアップ研修
○地域IT推進リーダーが学校現場へ
理科の授業者へ
わかる授業づくりのためのITの効果的な活用
情報担当者へ
現場の情報環境の整備・改善の支援
研究の実際
 フォローアップ研修
研究の実際
 デジタル資料支援サイトの整備
研究の実際
 ポータルサイトの運用
成果と課題
 教育委員会の指導方針と支援のもと
地域IT推進リーダーが研修を進めることができる
○現場のニーズに対応できる
○現場にあった情報環境が整う
 情報共有が進み、わかる授業づくりが広まる
 ITを活用できる教員が増えてきた
 モデル化
 他の教科への広がり
マニュアル化
ありがとうございました