適正在庫のマネジメント - 経営システム工学実験・演習のページ

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経営ステム工学総合実験
ビールゲーム発表
5班
大滝和雅
大畑 聡
大森康太
大森峻一
岡本慎平
小川晋吾 1
適正在庫基準
理論在庫=平均サイクル在庫+安全在庫
サイクル在庫:量をまとめることによって発生する在庫
安全在庫:不確実性を吸収するための在庫
在
庫
量
LT
サイクル在庫
時間
安全在庫
許容欠品率
2
適正在庫基準
理論在庫=平均サイクル在庫+安全在庫
1日の需要量
L日の需要量
X ~ N (,  2 )
2
X L ~ N (  L,  L)
定量発注方式の目標在庫
=サイクル在庫+安全在庫
=
  L  k  L 
k:安全係数
L:納入リードタイム
3
Bull Whip効果の理論的検証
在庫拠点の統合による効果
物流拠点A,Bの出庫数X A , X Bが次の正規分布に従うと仮定
X A ~ N ( A ,  A2 )
X B ~ N (B ,  B 2 )
 X A  X B ~ N (A  B ,  A   B )
2
2
従って、目標在庫数は
別々 ( A  L  k  L  A )  (B  L  k  L  B )
 ( A  B )  L  k  L  ( A  B )
≧
2
2
集約 (A  B )  L  k  L  (  A  B )
4
SC全体での在庫削減方法
今回のモデルにおけるSC全体での基準在庫
(小売  卸①  卸①  工場)  L  k  L  (
2
小売

2
卸①

2
卸②

2
工場
 やは市場からの要請なので変更不可
解決方法
・在庫拠点集約によってBull Whip効果を抑制
・安全係数kを適正値に決定
・リードタイム(L)の削減
5
)
在庫拠点集約
垂直統合:上位の在庫拠点に下位の在庫拠点を集約
小売
小売
卸売①
卸売
在庫拠点の統合
工場
卸売②
工場
小売
工場
直送システムへ変換
物流費と在庫費の両方を考慮に入れて拠点選択
6
安全係数kの最適値
在庫管理費用:品切れ損失費用
= 1 : 2
であるから
在庫が残る期:受注残が発生する期 = 2 : 1
となるようなkを設定すれば最適となる
需要が正規分布にしたがうと仮定した場合、
分布全体の約2/3の面積を占めるkの値は0.43
7
LT短縮
納入LTの短縮方法例
時間
設計
調達
貯蔵
製造
貯蔵
出荷
納入
納入LT
設計LT
調達LT
コンカレント・
エンジニアリング
生産LT
IE,VE
配送LT
ロジスティックス
8
研究テーマ

在庫拠点集約


LT


物流費と在庫費がトレードオフになるため、最適な立
地点を探す問題(Location Routing Problem)
実際の現場では、生産の遅れ等、LTが変動するため、
変動に対してロバストな発注方式を決める問題
安全係数

在庫費、機械損失はSC個々のプレイヤーで異なるた
め、SC全体で最適な在庫の位置と量を決定する問題
9