黒部川散歩

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Transcript 黒部川散歩

黒部川散歩
秘境をめぐる2日間
信州到達

立川を24時30分に出発し
た「快速ムーンライト信州」
は朝5時08分に信濃大町
に到着。この列車は、旧特
急あずさ号の客車を利用し
ているが、(おそらく183系
だと思うが、よく観察してい
ない)座席があまり倒れず、
窮屈である。よく眠れな
かった。
信濃大町から

信濃大町からは快速列
車で南小谷へ。ムーン
ライト号は白馬行きな
ので、白馬からはムー
ンライトからの乗り換え
客でかなり混みだした。
南小谷から


南小谷は、JR東日本と西
日本の境界の駅であるが、
東日本が駅を運営している
ようだ。
南小谷からの大糸線はか
なり本数が少なく、待ち合
わせ時間が長かったので、
南小谷の隣駅まで歩くこと
にした。大糸線は南小谷の
あたりから根知川(姫川)沿
いに走っているが、この川
はかなりの急流だった。
米も生育中


私が食べる米は新潟
産が多いのだけど、こ
のあたりの米も食べて
るのかなぁ。米の甘味
を知ってから、米に目
がない人間になりまし
た。
まだ青いね、米。
土中駅のちょい手前で・・・


ただいまの気温21度
ですって。昨日まで蒸し
風呂のような暑さの中
で苦しんでいたのとは
うって変わってすごしや
すい。
湿度が高いので寒い
とは思わなかった。が、
このくらいの湿度も結
構心地よかったりする。
中土駅到着

6時頃南小谷駅に到着し
た我々は、徒歩で隣の中
土駅に向かう。1時間ほど
してもつかないので、通り
すがりの人に聞いたらもう
すぐそばだという。何とかが
んばって駅まで走った。駅
につくとグッドタイミングで、
旧型の南小谷行き気動車
がホームに滑り込んできた。
ローカル線の旅
気動車の車内はこんな感
じ。一丁前にクーラーなん
かが付いているが、それも
ちょっと古い。
汽車は中土駅から南小谷
に戻った後折り返しで糸魚
川行きとなる。案の定、南
小谷では多くの人が汽車を
待っており、我々は他の客
に先んじて座席を確保する
ことができた。計画どおりで
ある(笑)。
気動車のドア


手動式なんですって。
「ドアは手でも閉められ
ます」だってさ。
フランスのメトロとか、
ドアの取っ手をちょいと
引っ掛ければあくのと
は違って、普通にガラ
ガラっと引いて開け閉
めするので、これが結
構重い。
クーラー?


気動車の車内にある
クーラー。なんだかね
~
エネルギー効率が悪そ
うだ。
ちょっと都会風の電車に乗り換え。


気動車は7時55分に南小
谷を出発し、8時50分に糸
魚川についた。すると、8時
55分発の富山行き電車が
反対側のホームに待機して
いた。すぐさまその列車に
乗り込み、出発。
にしてもこの電車、なんか
怒ってそうな感じしない?
黒部川を横目に…

糸魚川から、途中親不
知や泊といった絶景ポ
イントを通過し、生地
(いくじ)駅の手前で黒
部川を渡る。これが今
回の旅行で最初の黒
部川であった。
荻生駅(?)へ



黒部の駅でJR線を後にし、一
路富山地方鉄道荻生駅を目指
す。電鉄黒部駅(普通の人間は
魚津で乗り換える)でないのは、
時間が余る(40分くらい)と考え
ていたからであるが、荻生駅に
着くと同時に宇奈月温泉行き電
車は到着した。危なかった。
宇奈月温泉行きの電車は、旧
京阪電鉄のテレビカーである。テ
レビの音量調節と思しき機械が
残っていた。
考えてみると今回の旅は列車
の待ち合わせでかなりラッキーな
ことが多かったなぁ。
宇奈月温泉到着

10時50分には宇奈月温泉
に到着。駅前の噴水は温
泉。宇奈月の豊富な温泉を
現しているんだそうな。なん
か無駄遣いの感も否めな
いが…
そこから徒歩100mの場
所にトロッコ列車の始発駅、
黒部峡谷鉄道宇奈月駅が
ある。11時6分発車のトロッ
コ列車で、黒薙に向かった。
テレビカーを後に

駅舎撮影場所からずっ
とまっすぐ徒歩100m
の場所にトロッコ列車
の始発駅、黒部峡谷鉄
道宇奈月駅がある。
我々はテレビカーを見
送り、11時6分発車のト
ロッコ列車で、黒薙に
向かった。
切符

黒部峡谷鉄道の切符
がなかなかレア。最近
はあまり見ることのなく
なった硬券。入鋏のあ
ともなかなかよい。
出発

トロッコ列車は、2台の
機関車に引かれてゆっ
くりと出発する。線路の
幅はかなり狭く80cm
ほどだろうか。そしてト
ロッコから降りるときの
プラットホームの高さも
50cmくらいしかない。
すぐに絶景

出発してすぐ、赤い鉄
橋を渡る。これがなか
なかの絶景。スリルも
満点
なんだか・・・

水が青い。それだけき
れいということなのだろ
う。
お城のような

発電所が宇奈月湖の
ほとりにある。
配湯管発見


山沿いに見える一本の
線。これが配湯管。山
道ではない。
これが黒薙から宇奈月
までつながっている。
天然仏石


よく撮れなかったが、天
然の石があたかも仏の
ような形をしているらし
い。昔はここで旅の安
全を祈願したそうな。
トロッコ列車は峡谷の
左側を走るので、景色
を楽しむなら行きは右、
帰りは左の席に陣取る
とよい。
黒薙温泉到着

黒薙の駅から後曳橋を
わたるトロッコ列車を見
送って、一路黒薙温泉
を目指す。山道を掻き
分け進むこと約20分。
黒薙温泉に到着。
黒薙温泉(&黒薙駅での下車につ
いて)


黒薙温泉は宇奈月温泉の源泉であ
る。黒薙―宇奈月間は温泉がパイプ
を通じて流されており、常に宇奈月
には湯が供給されている。
ひとつだけ黒薙駅での普通車の降
車方法を知っておいた方がよい。普
通車は客車の出口に鎖がされており、
この鎖を飛び越えるか外すかして外
に出ないといけないのだが、黒薙で
は、発車ベルも何もならないので、タ
イミングを逃すと黒薙駅で降車でき
なくなってしまう。黒薙の駅長さんい
わく、「時たま列車が動き出してから
飛び降りる人もいて危ない。何とかし
たいのですが…」とのこと。もちろん
自分の身は自分で守るのが大前提
である。
ここから

湯が流れ出していく。
宇奈月まで行くんだね
~。
釣橋

黒薙温泉近くには、釣
橋がある。これが結構
スリリング。本当は渡っ
てはいけない。
むむっ?

温泉宿発見!
黒薙温泉宿

黒薙温泉にある一軒の
宿。古いつくりだと思っ
たが、19世紀だと。歴
史を感じます。
近道

われわれは黒薙の駅から
黒薙温泉まで山道を通った
わけだが、実は、写真にあ
るトンネルから黒薙温泉ま
で短時間でいくことができ
るのである。しかもこの道
はかなり涼しい。ただし、警
告灯が光っているときには
行ってはならない。(関西電
力のお兄さん談)
トロッコ列車の「い・ろ・は」

実はトロッコ列車が走っている
宇奈月~欅平間は、トロッコ以外
の一般交通手段はない。した
がって、誤って終電を逃した場合
には、宿に泊めてもらうか野宿を
するしかないことになる。歩いて
帰れないのかと聞いてみると、関
西電力のお兄さんは、「できない
ことはないがやめた方がいい」と
いう。お兄さん方は冬に2時間近
くかけて黒薙から宇奈月まで歩く
のだという。本当にご苦労様です。
鐘釣到着


黒薙からは従業員専用ト
ロッコ列車に特別乗車。パ
ノラマ車に特別料金なしで
乗れるが、むしろ普通車の
方が気持ちがいい。
さすがに従業員専用とあっ
て駅に停車する際もプラッ
トホームにはとまらない。途
中の猫又で関西電力のお
兄さんたちとお別れだった。
関西電力専用


貸切列車に特別乗車。
なんか特別な人みたい
な錯覚に陥る。
ちなみに、我々が乗っ
たのは13時28分の欅
平ゆき。
恐怖

自己責任といわれると、つ
いつい、後ずさりしてしまう。
(まさに後曳!)関西電力
のお兄さんの話にせよ、黒
薙駅での降車方法にせよ、
ここまでくると「命の保障は
いたしません」(詳しくはパ
ンフレット等参照)という言
葉がかなり実感できてくる。
鐘釣


鐘釣につくと、切符の購入。
宇奈月までの切符は予約
して買わなければならない。
われわれは乗り遅れが怖く
て結構遅めの時間を選択
してしまったが、時間を持て
余してしまったので、帰り列
車の乗車前に乗車時間変
更を申し込めばよかったと、
後悔している。
圏外

言わずもがなだが、宇
奈月を出ると、携帯は
圏外となる。
万年雪

鐘釣ではあいにくの雨
に見舞われたが、峡谷
の風景はその雨をも忘
れてしまうほどだった。
こんな夏真っ盛りの日
に万年雪を見ることが
できたのはなんとも不
思議な感覚だった。
無料温泉


鐘釣駅から峡谷沿いを
南に進むと万年雪があ
るのだが、その先には
タダで入れる温泉があ
る。しかも結構熱い。
我々は足湯を体験した
が、せっかく水着を持っ
てきたので温泉につか
ればよかったと思った。
足湯でのんびり


足湯は天然かけ流しの
湯。温かい水がどんど
ん流れ出していく。
ちなみに、見切れてい
る足は今回の旅の友
無料温泉から見た万年雪

急流・黒部川と一緒に
見える万年雪。絶景で
ある。
ツアーが



ツアー客が多すぎであ
ります。隊長!
ツアー客の見学時間は
10分であります。隊
長!!
ツアー客は温泉にいけ
ないであります。隊
長!!!!!!!
ごま団子


温泉を後にして駅に戻ると、
まだ予約した電車まで1時
間30分の余裕があった。そ
こでしばらく休憩することに
した。
休憩所ではゴマ団子やそ
ばといった軽食を取ること
ができるので、早速ゴマ団
子を食べてみた。一個食べ
るととてもおいしかったので、
写真に収めることも忘れ、
団子を貪り食ってしまった。
仕方なく食べ終わった後を
写真に収める。
鐘釣出発



鐘釣で、無料の湧き水を
ペットボトルに詰めて、ト
ロッコ列車に乗る。満員の
団体車両に対して一般車
両は結構空いていた。やは
りツアーで行くものではな
い。
写真は帰りのトロッコから
撮影したもの。途中の景色
もまた絶景である。
あいにくの雨でありながら、
宇奈月温泉には5時15分
に予定通り到着。
鼠返しの岸壁

猫又駅近くにある鼠返
しの岸壁
猫の股のようなんだとか
…まぁ、見えなくもない。
ダム

黒部川にはいくつもの
ダムがある。黒四ダム
が最大であるが、それ
以外のダムも活躍して
いる。
ほら

結構ダムの水の量も多
い
水の中からこんにちは

水の中から木が生えて
いるとY口君が言うもの
だから、見てみたら、た
だの枯れ木だったよう
だ。
配湯管

黒薙あたりからは宇奈
月温泉の源泉の通り道
が見える
お城ダム


間近で見るとこんな感
じ。待ち合わせの列車
の乗客と軽く挨拶。
なんだか不思議な感覚
いざ


宇奈月について、Y口
君をホテルに置き去り
に、一路尾沼谷に向か
う。
今回の旅の目的は宇
奈月温泉事件の現場
探訪だからだ
鉄橋から

黒部川が真下を流れる
ちょっと怖いトンネル

鉄橋を渡り道路を進む
と、歩道がトンネルに
なっている。ちょっと不
気味
宇奈月温泉事件現場探訪

宇奈月に到着後、宇奈
月温泉事件の舞台と
なった尾沼谷に向かう。
尾沼谷は閑散とした場
所で栃の湯という温泉
が一軒あるだけの場所
である。
宇奈月温泉事件とは


宇奈月温泉事件とは、黒薙~
宇奈月間にある配湯管がほんの
一部だけ所有者の許可を得てい
ない土地を通っていたために、そ
の土地を買い受けた者が法外な
値段で配湯管の設置者(黒部峡
谷鉄道)に土地の買取を要求し、
それを拒絶されると、配湯管撤
去を要求したという事件である。
これに対して大審院(最高裁に
相当)は、「権利の濫用」として、
撤去要求を退けたのである。
宇奈月温泉事件現場探訪(2)

現場付近には現在、石
碑が立っている。この
あたりには公園が整備
されており、ちょっと休
息をとることも可能であ
る。
現場付近

現場は注意して歩かな
いと分からないような場
所にあるが、湖面橋を
渡った後のトンネルを
抜け、写真の、お城を
イメージしたダムを左
手に見ながら、カーブを
抜けると見えてくる。
もっと先へ


石碑を左に見ながら道
路を進むと、一軒の風
呂屋が見える。
そこの駐車場で、流木
か何かで作ったジャン
グルジムみたいなもの
を見つけた。
配湯管


現在の配湯管は、写真
のように金属製だが、
事件当時は木製だった。
この写真は、尾沼谷の
風呂屋で撮ったもの
ちょっと遠くからみると

まぁこんな感じ
尾沼谷公園


尾沼谷は公園が整備さ
れているが、人は少な
い。
公園もちょっと荒れてい
る。
次の日


事件現場を見てホテル
に帰った私はぐっすり
眠った。
朝、ホテルの窓から富
山地方鉄道の線路を
撮影。単線。
朝はゆっくり


足湯につかる。
こいつが結構熱い
おいおい


じっとしてなさい!!
水がはねるでしょ!!
プンスコ
黒部まで

大して遠くないのに710
円も取りやがる。地方
は不便ね。
日本海側

雪が多いので、自動車
用信号も縦になってる
さらば黒部

まる1日お世話になった
黒部駅に別れを告げる
糸魚川についたよ

11時台には糸魚川に
ついて、昼食タイム
糸魚川は



翡翠の産地。縄文時代
から翡翠を日本では一
切採らなくなって、戦前
までは、翡翠は輸入さ
れてたんじゃないかと
思われていたらしい。
世界の6大産地のひと
つがここ糸魚川にある
フォッサマグナマンセー
翡翠(拡大)

こんなんだよ!
宇奈月から信濃大町まで


そんなわけで翌日の経路
は、宇奈月温泉から富山地
方鉄道、JRを乗り継ぎ、糸
魚川、南小谷を抜けて信濃
大町に出るという感じだっ
た。
途中大糸線の糸魚川→南
小谷間は、行き同様かなり
レトロなキハ52系での旅で
あった。ドアは手動式。
ディーゼルカーのエンジン
音がなんとも田舎の雰囲気
にマッチしている。
信濃大町駅から黒部ダムへ


信濃大町駅では、4分でバ
スに乗り換えだった。14時
36分信濃大町駅着だった
が、1番線到着で駅の出口
に近かったことと、駅の
ロータリーを左に20mほど
でバス停となっていたこと
で、余裕を持って40分発
のバスに乗ることができた。
バス停の真ん前では往復
切符(写真)を売っているの
で、黒部ダム観光のみの場
合にはぜひともゲットしたい
ところである。
扇沢到着(15時10分)


信濃大町を14時40分に
出たバスは一路アルペン
ルートを扇沢に向かう。途
中大町温泉郷に停車。
扇沢でバスを降りると、トロ
リーバス切符売り場がバス
停のすぐ前にある。そこで
黒部ダムー扇沢間の往復
切符(写真)をゲット。
扇沢駅

扇沢駅の2階では売店、
食堂などのほか、トロ
リーバスや黒部ダムの
歴史を展示したものが
ある。写真はその展示
の様子。展示の隣(奥)
にはトイレがあり、設備
は良好だが、石鹸を置
いてないのが玉に疵。
トロリーバス乗車(15時30分)

お土産やさんで、そばを
買ったら、このそばは限定
品だと。ほんとかどうか知ら
ないが、そういわれて悪い
気はしない。そうこうしてい
ると改札時間が過ぎ、トロ
リーバスに乗車することに
なった。展示のある場所と
トイレをはさんで反対側に、
トロリーバスの改札口があ
り、改札から階段を上って
いくと、トロリーバスのロー
タリーがある。トロリーバス
は4両が隊列を組んで移動
トンネルに向かう道路

トロリーバスは架線のつい
た道路を走るが、途中まで
は人が歩くこともできそうな
感じである。しかし、歩道が
狭いのでトロリーバスの運
行中は歩かないほうが無
難である。だが全く歩行禁
止だとすると、下の廊下で
夜にダムに到着した場合な
どはどうするのであろう
か?ダムで一泊野宿する
のだろうか?ちょっと不気
味である。よって、非常の
場合には歩いてもよさそう
車内の様子

乗客は少なかった
トンネルを進む


結構早い
エンジン音がバスの音
ではない
ダム到着(15時46分)

トロリーバスで16分ほど揺
られると、黒部ダムに到着
する。バスの黒部ダム駅か
ら外に出るためには、2つ
のルートがあって、ひとつ
はダムに直結する緩やか
な道。もうひとつは急な階
段である。急な階段道も途
中に水のみ場(写真)など
があり、さほどつらくはない。
階段の途中



階段の途中には休憩ス
ペースがある。そこに
は湧き水が出ていて、
新鮮な水でのどを潤す
ことができる。
私は、この水を求めて
やってきたので、早速3
リットル分採取した。
かなりうまい。
ダム展望台1

階段を抜けると坂道に
出る。この坂道を左に
登ると、第1展望台が
ある。そこからダムを見
下ろすと、人がミニチュ
アみたいに見える。観
光客のいるうちは大体
ダムから放水がなされ
ており、水しぶきの雄
大さもまた圧巻である。
ダム展望台2


第一展望台には無料の休
憩所があるが、その右横を
通り抜けてずっと階段を下
りていくと、第二展望台が
見えてくる。そこからはダム
からの水しぶきを間近に見
ることができ、さらに壮大な
自然を堪能できる。
展望台の横にはベンチの
ある公園があり、休憩を取
ることができる。
展望台から

こんな感じ。人と比べる
とダムの壮大さが分か
る。
展望台から2

ご丁寧に説明も…
もいっちょ


ダムの水しぶき。
あんまり出てない感じ
はする。
水しぶき

こんなの
黒部ダムの歴史を学ぶ

第2展望台から階段を上ってい
くと、突き当たりに3階~4階建て
の建物がある。入り口の売店を
抜けていくと、2階、3階に行ける
階段がある。2階は黒部ダムに
関する展示があり、小さな映画
館もある。映画館では、11分間
のドキュメンタリー映画が上映さ
れ、ダム完成までの苦難の歴史
を学ぶことができる。なお、上映
時間までの残り時間は映画コー
ナーの入り口に表示されている
ので、そこで時間を確かめて、上
映までの時間を有効に使いたい
ところである。
上映会

大画面!!
売店を出ると

黒部川とでっかく書か
れた石碑がある。
尊きみはしらに捧ぐ

売店を左に出て50m
ほど歩くと、突き当たり
に黒部湖の事務所が
ある。その隣に6人の
像が立っている。3人
は働き、3人は悲嘆に
暮れる姿に、黒部ダム
完成を見ずしてなくなっ
た方々の冥福を祈らず
にはいられない。
ダムの中心

6人の像で再び売店の方
へ折り返し、今度は売店と
は反対の方向に、ダムの
反対側の通じる道がある。
そこをずっと歩いていくと、
ダムの中心が見えてくる。
そこをこえて向こう岸まで行
くと、ケーブルカーの黒部
湖駅、さらに湖畔をずっと
行くと、遊覧船の発着所が
ある。
ダムの中心2

吸い込まれそう
ダムの中心で○○をさけぶ

今度は反対側の湖の
方
ダムを後に…

ダム周辺を走り回り、映画
も見て、ダム到着から40分
くらいであった。扇沢行きの
帰りのトロリーバスへの乗
車をすすめるアナウンスが
ながれた。われわれもその
アナウンスで、売店脇のト
ンネルを進み、黒部ダム駅
に無事帰還。団体客とは別
のがらがら車両でらくらく乗
車(16時35分)。やはりツ
アーではないと、快適な旅
が楽しめる。
バスの

改札口
うわぁ


団体客が迫ってき
た!!
早く発車してよ!!
トンネル内


発車したぁ。よかった。
バスはすいすいと進ん
でいく。トロリーバスっ
てのろのろ走ってそうな
イメージがあったけど、
ぜんぜん違った。
扇沢帰還

扇沢に帰ってくると、小
雨交じり。しかしトロ
リーバスの出口の階段
を下るとすぐ目の前に
信濃大町行きのバスが
止まっていた。
扇沢駅から一路信濃大町へ


扇沢駅のバス乗り場でお
ばちゃんと少しもめたが、
難なく扇沢をバスで出発(1
6時55分)することができ
た。バスは下り坂をすいす
いと下り、信濃大町駅に到
着(17時30分)。
信濃大町駅のバスロータ
リーをバス停とは反対側ま
で行き、自転車置き場のあ
るあたりの横断歩道を渡る
と、そばに小さなcafeが
あった。
Cafeで一服


Cafeでちょっとゆっくりする
時間があったので、ここで
早めの夕食を取る。長野名
物「おやき」の生地で作った
ピザ(500円)を注文したが、
これがなかなか美味。11イ
ンチの方にして置けばよ
かった。
考えてみたら後悔の連続だ
なぁ、今回の旅。
信濃大町出発

そんなこんなで、cafe
で野沢菜おやきを買っ
て、信濃大町を出発(1
8時09分)する。大糸
線は単線であるため、
逆方向からくる電車と
の待ち合わせに時間が
かかる。だが夜7時くら
いには松本到着(19時
10分)。
帰宅


松本駅で岩魚寿司弁当(700円)を購入し、
甲府行きの各駅停車に乗る(19時30分)。
甲府到着21時30分。そこからの帰り道で、
弁当を平らげ、高尾(23時07分)から八王子、
拝島経由で大久保へ。大久保から新大久保
まで歩き、帰りは山手線が池袋どまりだった
ので、池袋から家まで徒歩。
よく歩いたが、なかなか面白い旅であった。