調査票 - Shared Questionnaire System

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Transcript 調査票 - Shared Questionnaire System

Shared Questionnaire System
『誰にでも使える! 』
普通紙アンケート実施ツール
~地域が主体となる政策マーケティング~
千葉県市川市本八幡 中央公民館
久保 裕也
[email protected]
2005/05/19
千葉商科大学 政策情報学部 専任講師
1
講師紹介:久保裕也(くぼひろや)
• ソフトウェアエンジニア
–
–
–
日本初のHTMLマニュアルの執筆・公開と普及活動(1993~)
坂本龍一・原田大三郎らとのメディアアート作品共同制作:
NTT ICC IC’95 “NetPlanet” (1995)
ITベンチャー系企業での契約社員などとしてのシステム開発(1997~2000)
• 大学教員
–
慶應義塾大学SFC環境情報学部 非常勤講師などを経て、
–
現在、千葉商科大学
•
政策情報学部 専任講師
「情報システム設計論」 「ネットワーク組織論」 などを担当
–
千葉商科大学 「現代GP」運営を担当
–
慶應義塾大学 政策・メディア研究科 後期博士課程
単位取得退学
–
慶應義塾大学「21世紀COE」 研究員を経て、
–
現在、慶應義塾大学SFC研究所
• コミュニティ研究者
上席研究員
• 社会活動
–
総務省、千葉県などでの地域通貨事業に研究会講師・プロジェクトメ
ンバーとして関与
– コミュニティスクール支援・学校評価実施支援
– 特定非営利活動法人「くらしと住まいネット」理事
2
マーケティングとは
※マス・マーケティング手法の限界⇒原点回帰
• マーケティング(Market-ing)とは、
「より良い取引ができるような相互関係づくり
(いちばづくり)」である。
• 「現場主体・顧客基点での経営」「ITを活用した経営」の時流
• ここでは、マーケティングのうち「仮説検証型マーケティング」
を扱うものとする。
「マーケティング」とは、関係の継続による
知識と経験の「繰り返し・積み重ね」である。
– 自分・相手・環境のデータを、収集・蓄積・分析・評価する
– データをもとに、仮説を構築する
– 実際に行動を起こし、仮説を検証する
3
仮説にもとづくマーケティング
• 釣り船の発着場への道沿いにコンビニの店舗があった。
• 時は釣りシーズン、明日は週末で、天気予報では晴天だという。
• そこで、この店舗では、次のような<仮説>を立てた。
朝から釣り客が昼食を買いにくるのでは?
天気予報から判断する
と、気温は上昇するの
では?
参考文献:
『鈴木敏文の「統計心理学」』
プレジデント社
釣り人は、傷みにくい
食べ物を欲しがる?
「梅干しの
おにぎり」
は、痛み
にくい?
「梅干しのおにぎり」が
多めに売れるのでは?
4
組織経営(PDCA)
Plan
Do
Check
Action
計画
実施
検証
改善
※ISO9000シリーズなどによって普及
5
PDCA Circle
継続的に事業内容を
Plan
改善してゆくための、
一連の活動の指針
Do
Act
Plan
Do
Check
Action
Plan
Check
Action
Do
Check
とりわけ「Check:検証」が重要
「誰が」「何を」「いつ」「どのように」検証するのか?
そのための費用負担は?
検証した結果が次のステップで改善に活かされなければ意味がない!
6
仮説検証型マーケティング(CAPD)
情
報
処
理
改
善
活
動
環境・顧客の調査・
仮説の検証(Check)
仮説の構築(Action)
取組の計画(Plan)
実際の取組(Do)
7
突然ですが、質問です:
問1:「子供の学力低下が心配である」
⇒はい/いいえ
問2:「学校週5日制は、良い制度だと思う」
⇒はい/いいえ
問3: 「子どもたちは何をして休日を過ごして
いますか?」
8
2005/5/17の報道によれば:
– 小中学生の保護者の76%が「学力低下が心配」
– 「学校週5日制度」:4割が「よくない」,3割が「よい」
※ 評価が分かれている
– 中学生の23.5%が
「休日は5時間以上テレビを見る」と回答
※「日本PTA全国協議会」による
(全国のPTA会員6千人を対象とした調査の結果)
9
問題:「子供たちの成績を良くしたい」
• 学校が親に依頼・指導する内容の案:
–
–
–
–
–
–
「勉強しなさい!」と、厳しく言ってください
宿題をやらない子供には「罰」を与えてください
「テレビは1日x時間まで」というように話し合ってください
土日には子どもを塾に行かせるようにしてください
子供たちに、朝ご飯を食べて来させてください
?
仮説:因果関係(相関関係)
• 栄養学的な影響
• 基礎的な生活習慣づけの影響
• 親子の対話・信頼関係の影響
• など….
10
問題状況の「客観的な改善」に向けた
仮説検証型マーケティング
1. クラスの中で、
「朝ご飯を食べてこない子どもの割合」と
「テストの成績」を調査
2. 「朝ご飯を食べよう!」キャンペーン
• 教員・児童生徒・保護者それぞれが
自発的に改善の取組みを計画・実施することを支援
3. クラスの中で、
「朝ご飯を食べてこない子どもの割合」と
「テストの成績」を調査
4. 改善のために…次は何をする?
11
問題の優先順位づけ=重要度x不満度
満足度・平均
満足度・高
「重要度・実現度調査」
2003年9月実施
東京都足立区
五反野小学校
こどもが地域の人々
によって支えられて
いると実感できること
友達や知り合いに
こどもが自分から
元気に挨拶をする
こと
重要度・高
満足度・低
重要度・高
重要度・平均
12
「コミュニティ」の問題解決に
仮説検証型マーケティングを
導入しよう!
「ないものねだり」や「責任転嫁」を超えて、
信頼と協力の関係をつくるためには?
13
問題を改善するための作業手順
2段階の共有:{コミュニティ内・コミュニティ間}
• 「情報共有」
– 問題の程度(数値データとして把握)
– 問題を解決するための取組事例と実施状況についての情報収集
• 「問題に取り組む場づくり」
– 問題の程度・取組みに関する「情報」の提示をきっかけに、
さまざまな人々への「場への参画」を促すような「しくみのデザイン」
• 「問題の優先順位付け」
– (重要度満足度分析)
• 「問題状況の改善に向けた仮説検証サイクルの実施」
– (問題状況のベンチマーク設定・現場ごとの達成目標の設定)
• 「信頼関係・協力関係の構築」
– (目標達成のための具体的な作業分担・改善状況の把握)
– 改善への取組みを自発的に分担し合う・とりあえず出来ることから始める
….. それぞれの立場から責任を押し付け合っていても問題は改善しない!
15
新刊著書:「学校評価」(ちくま新書)
慶應義塾大学の金子郁容教授
(日テレ日曜18:00~「バンキシャ!」に
「ご意見バン」として出演されている)と,
その門下である若手研究者三名
(私を含む)によるグループの,
最新の研究と社会実践の成果を,
一冊にまとめたもの.
「学校の改善のために、
地域が立ち上がろう!」
「評価=情報共有を基盤に、
着実な改善をしよう!」
16
「評価」は、しんどい
• 「自己評価」
上からの命令で無理やりやらされる
もののように感じてしまう
• 「第三者評価」
恣意的に登用された部外者によって
下されるもののように感じてしまう
• トップダウンなPDCAになってしまっている
• ボトムアップ・現場主体の仮説検証型CAPD
ではない
17
新しい「評価⇒改善」スタイルの提案
脱却すべき、旧態依然とした評価:
•画一的な評価
•主体性のない評価
•フィードバックパスの明らかでない評価
新しい「評価」スタイルの提案:
「自律的・分散的・協調的な評価」 の構築
自分で作った仮説
他者が作った仮説
自分で検証
他者が検証
自分による改善
他者による改善
選択的な方法で・他者と連携しながら、
仮説検証型CAPDを実施できるようにする
18
「調査」のコストは非常に高い
マーケティングのデータを扱うプロセス
(収集・蓄積・分析・評価)には、
知識・経験・資金・手間がかかる。
大企業以外の組織・コミュニティ
(中小企業・非営利組織・団体)が
仮説検証型のマーケティングをする上では、
「調査」のコストが障害となっている
19
「客観的な改善」、そして、
「持続的な改善」に向けて、
どのような情報を集め、
どのように共有すべきか?
いかにして調査コストを下げるか?
20
3つのキーワード
• コミュニティが抱える問題の調査分析とその改善
活動の実施について、企業で行われているような
仮説検証型マーケティングの手法を導入するな
どの工夫が求められている。
• だが、予算の制約や知識の不足などがネックとなっ
て、そのための調査が実施できない場合が多い。
• そこで、一般的なパソコンと周辺機器で使えるような
マークシート式調査実施ソフトを導入する。
21
SQSとは…
Shared
Questionnaire
System
アンケート実施による
改善の取組みの評価情報の生成
CAPD(Check-Act-Plan-Do)実施の簡易化
フィードバック間隔の短縮
コンテキスト・プロセスの共有
コミュニティによる情報の記述と公開
アンケート実施を通じた「改善のコンテキストとプロセス」の
情報共有により、コミュニティの改善を支援するための
「情報処理システム」
22
SQS によって端的に実現される内容
• 「アンケートを簡単・低コスト化する」
– アンケート実施者の負担を減らす。
「マークシート式調査実施ソフト」を独自に開発・無償公開
• 他の無償ソフトの応用により実現する(オープンソース)
• 安価な汎用機器上で利用できる
– 自動紙送り装置つきスキャナ(数万~十数万円程度)
– 普通紙・白黒プリンタ・印刷機
– アンケート回答者の負担を減らす。
• いわゆる「マークシート」ではなく、質問文・マーク欄などが
美しくレイアウトされた形式の質問紙を提供する
• 複数ページ・両面印刷での質問紙による調査に対応する
23
SQS を開発した動機
• 「調査」の実施効率の向上→実施過程の共有へ
– 本来、必要とされる調査を、必要なだけ、実施できる
ようにしよう。
– 調査の過程を透明化し、CAPDへの参画を促そう。
• 「調査」の実施範囲の拡大→実施背景の共有へ
– コミュニティを超えて、
「何を、どのように調べるか」を共有しよう。
• 調査手法とアンケート実施ツールの統合化・インフラ化
• 調査の過程で作成されたファイルなどの知的資源の共有化
24
CAPDにおける調査の結果の利用だけでなく、
文脈と過程の情報を再利用可能とする
• 調査票のメタ情報
– 調査主体・調査期間・調査対象
サンプリング方法・配布数・回収数など
• 調査仮説構造の情報
– 因果関係(「原因」と「結果」)のセット
• 調査票の構造情報
– 設問文・設問型・
選択肢のラベル・選択肢の値など
• 調査票の表現用スタイル情報
– 文字の大きさ・位置・装飾・レイアウト情報など
文調
脈査
情の
報
過調
程査
情の
報
調査の結果情報
25
DublinCore
+
XForms
※FormControl部分のみ
+
XHTML2
+
いろいろ
∥
調査文脈・調査過程
記述言語
“SQS Source”
26
問題意識・仮説
調査結果・情報公開
アンケート設計ツール
SourceEditor
雛形A
雛形B
分析ツール
Analyzer
雛形C
Excel、
SPSS,SAS
集計ファイル
表形式データ
原稿PDF生成
読み取りツール
MarkReader
アンケート
印刷原稿
アンケート
回答用紙
印刷・配布・
回答・回収
質問紙スキャン
画像フォルダ/
画像ファイル
27
Webからのインストール・起動・更新
クリックすると、
インストール/更新・起動
クリックすると、
インストール/更新・起動
簡単・無料
Java環境上で動作
28
SQS SourceEditor(XMLエディタ)
タブで複数の
ファイルを
切り替え・
同時編集
アウトライン
形式で
階層的に
ノードを選択・
編集
(cut/copy&paste,undo/redo)
アウトライン
での選択で、
入れ子可能・
伸縮自在の
「編集コン
テキスト」を
表示し、
ノードを編集
編集用GUIは
ノードの種類
ごとに作成・
カスタマイズ
が可能
29
A)点検型
「あてはまる」
度合いを、
4段階評価
改善にむけた
努力をしているか?
課題を達成
しているか?
30
B)課題発見型
「重要度」
X4段階
「満足度」
X4段階
+わからな
い
「課題」の名前
31
C)課題改善型
「指標」の名前
「めざそう値」
「現状
値」
社会的
グループ
ごとの
役割の程度
具体的に期待す
る
役割の内容
32
章・節などの構造
アラカルト型
自由記述欄
章・節などの構造
選択肢式質問
自由なレイアウトでの
アンケート紙面の
デザイン
33
調査票表現の細部(PDFファイル)
ステープラー綴じ領域
位置合わせ用マーク
「章・節などの見出し」
(文書は階層構造を持つ)
質問文
(下線や囲みなどの
強調表示が可能)
コンパクトに配置された
質問文・マークの構造
マーク記入領域
質問番号などの自動挿入
34
回答用紙のスキャン
Panasonic KV-S2026CN
USB2.0またはSCSI接続
読み込み速度20枚/分、
一度に100枚を連続読み取り
販売価格:約15万円
…など
http://panasonic.biz/doc/scanner/s2026cn.htm
35
回答用紙のスキャン結果
ホチキス止めした部分を
裁断機で切り落としてから、
スキャン
スキャンの設定例:
★モノクロ、A4x200dpi、G3TIFF形式
★グレイスケール、A4x150dpi,
JPEG形式
※色深度・解像度・画像形式は任意
36
画像処理・データ読み取り
しわ・ヨゴレなどのノイズ除去
原稿位置・傾き認識
自由記述欄位
置算出
マーク群の位置算出
マーク認識
37
SQS MarkReader
・調査票原稿PDF(PDFしおり)
・回答スキャン画像群
入力
処理
・集計結果CSV
・自由記述欄画像群
・処理失敗画像群
出力
38
SQS MarkReaderによる処理
クライアントの
127.0.0.1での
Webサーバ起動。
JavaWebStartアプリと
Webブラウザを
連係動作。
有効回答数・
合計・平均・標準偏差値
などの自動集計。
Webインターフェイスで
読み取り・エラーの
内容を閲覧・修正。
39
SQS MarkReaderからの出力
択一選択設問
→円グラフ(自動生成)
複数選択設問
→棒グラフ(自動生成)
40
SQS MarkReaderからの出力
自由記述式設問
⇒画像ファイル
として切り出し
(自動)
⇒文字データに
打ち込み直し
(手作業)
41
SQS:2つの中核技術の開発と、
その社会的導入による実証
• 技術1:「調査文脈・調査過程の情報を記述する
言語フレームワーク」の開発
• 技術2:「調査を実施する役割の3層構造」の実現
– 3層の役割間で、調査のコンテキスト・プロセスの
「カスタマイズ」と「共有」を行う⇒
• 「コミュニティ内でのマーケティング」
• 「コミュニティ間でのマーケティング」
• 実証:実社会での大規模な利用
– 教育委員会とその地域の学校との共同研究:
学校コミュニティを事例として
42
学校評価における「調査の役割」の
3層構造
文科省・教育委員会・
大学・研究機関・NPO
それぞれの
学校現場
(学校評価実施担当教員・
校長・教頭)
学校評価への回答者
(教職員・児童生徒・
保護者・地域住民など)
調査手法
(調査の枠組み・
調査項目・基準)
組織間の
責任/役 調査票
(何を・どのように
割
調査するのかの
の分担を デザイン)
調査結果
整理
(回答内容・
現実はどうなって
いるのかのデータ)
43
実証実験:3層構造での役割分担を支援
調査モジュール
プロバイダ
文科省・教育委員会・
大学・研究機関・NPO
調査エージェント
(調査実施者)
それぞれの学校の
「学校評価」実施委員・
教頭・校長など
調査対象者
それぞれの学校の
全教職員・学生・保護者
44
3層の間を繋ぐ2つのツール
調査モジュール
プロバイダ
調査エージェント
(調査実施者)
• SQS SourceEditor
– 調査票のメタ構造(調査手法)の
選択
– 調査票の論理的構造のデザイン
– 調査票の具体的メディアに対応し
たコンテンツの生成
• SQS MarkReader
調査対象者
– マークシート式調査メディアに対応
– 集計処理の分散化・自動化
45
2004-2005年度
アンケート調査に関わるアプリケーションの「調査モジュール」群を、
インターネット越しに、各地の教育委員会・各学校に提供する。
アンケート作成
県教育委員会
アンケート配布・回収
各学校
アンケート集計・分析
各学校
インターネット
調査モジュール
プロバイダ
調査エージェント
公開用レポート作成
プロバイダ
県教育委員会
アンケート回答
調査票
各学校
調査票
校長・教員・児童生徒・
保護者・地域住民など
モジュール
モジュール
各学校
公開情報の閲覧
校長・教員・児童生徒・
保護者・地域住民など
46
2006年度以降
各都道府県の教育委員会が、「調査モジュールプロバイダ」を運営し、
それぞれの地域の学校に「調査モジュール」を提供する。
アンケート作成
プロバイダ
県教育委員会
アンケート配布・回収
各学校
アンケート集計・分析
各学校
公開用レポート作成
県教育委員会
サーバ
調査モジュール
プロバイダ
インターネット
県教育委員会
プロバイダ
プロバイダ
調査エージェント
アンケート回答
モジュール
調査票
各学校
調査票
校長・教員・児童生徒・
保護者・地域住民など
各学校
モジュール
公開情報の閲覧
校長・教員・児童生徒・
保護者・地域住民など
47
導入例:宮城県内の公立高校への導入
3年間で宮城県内の全高校への導入を実現させる計画:
2005年度が3年目。
11%
22%
2003年度導入(2年目):10校
67%
2004年度導入(1年目):19校
2005年度導入予定:58校
宮城県教育委員会、宮城県教育研修センターとの共同研究による。
•
•
同様に、岩手県、群馬県、藤沢市などの教育委員会との共同研究を進めている.
他にも、SQSの公開サービスを高頻度で利用している学校・企業などが全国に多数存在:
–
–
千葉商科大学、東京大学、田園調布大学、千葉科学大学、宮城教育大学、広島市立大学など。
富士通、NEC、電通国際情報サービス、富士ゼロックス、松下電器産業、SONY、日立、インプレスなど。
• これまでに、確認できているだけでも、のべ2万人以上への調査を支援した。
50
SQSホームページ
http://sqs.cmr.sfc.keio.ac.jp/
2003年7月に開設
2003年1月
マニュアル提供開始
2005年度中に、
市川市民向けに
千葉商科大学版のSQS
サービス開始を準備中
2004年2月
リニューアル、
一般向けに
テスト利用環境の
公開を開始
2004年3月
ソースコード公開を
開始
51
まとめ
• 「コミュニティ」が抱える問題の調査分析とその改善
活動の実施について、企業で行われているような
「マーケティング」の手法を導入するという工夫が求
められている。
• だが、予算の制約や知識の不足などがネックとなっ
ている場合が多い。
• そこで,通常のパソコンと周辺機器で使えるような
「マークシート式調査実施ソフト」を開発し、
その利用方法を示した。
52
Publications
• 久保裕也, 玉村雅敏, 木幡敬史, 金子郁容:
「カスタマイズ可能な調査スキーマの共有による
学校評価支援」,
情報処理学会論文誌, Vol.46, No.1, pp.172-186 (2005).
• 金子郁容, 玉村雅敏, 久保裕也, 木幡敬史:
「学校評価--情報共有のデザインとツール」,
ちくま新書, (2005). ISBN4-480-06217-3
• Apache2ライセンスによるオープンソース化(2003/02-):
– http://sqs-xml.sourceforge.jp/
• Java+XSLTなどによる3万行程度のソースコード。
• 通算26回のバージョンアップ。のべ2,091回のダウンロード。
13,986 unique IPからのアクセス。
• 一日約2,000回のアクセス(2005年2月時点)。
53
連絡先
• 久保裕也(くぼひろや)
〒272-8512
市川市国府台1-3-1
千葉商科大学L401研究室
TEL/FAX: 047-373-9779
☆ご連絡はe-mailにてお願いします:
[email protected]
★SQSホームページ
http://sqs.cmr.sfc.keio.ac.jp/
54