第1回ppt(2009年11月20日版
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プロジェクト管理
(情報システム開発におけるプロジェクト管理)
第1回
2009年11月28日(土)
(2009年11月29日版)
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•
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2009年度
シラバスのレビュー
なぜプロジェクト管理が必要か
プロジェクトとは
PMBOKの概要
プロジェクト管理(第1回) 30pages
1
プロジェクト管理シラバス
講義計画(2009年度)
• 11/28 [1] 情報システム開発とプロジェクト
プロジェクトとは
• 11/28 [2] PMBOKの内容-1
スコープ、コミュニケーション
• 11/28 [3] PMBOKの内容-2
タイム、コスト
• 12/05 [4] PMBOKの内容-3
品質、人的資源
• 12/05 [5] PMBOKの内容-4
リスク、調達
• 12/05 [6] PMBOKの内容-5
統合
• 12/12 [7] CMM
2009年度
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2
プロジェクト管理シラバス
講義計画(2009年度)
• 12/12 [8] 演習
プロジェクト計画、ツールの使用
• 12/12 [9] 事例(1)
• 12/19 [10] 事例(2)
• 12/19 [11] 事例(3)
• 12/19 [12] 事例(4)
• 12/19 [13] まとめ
2009年度
プロジェクト管理(第1回) 30pages
3
プロジェクト管理シラバス
成績評価
• 出席(出席回数が3分の2に満たない場合には、原則として期末試験を受
験できない。欠席理由が妥当ならば、この限りではない。)
• レポート、演習問題の提出状況
• 期末試験成績(最も重視する)、試験範囲:事例を含む全講義範囲
• 履修目標として、プロジェクト管理の基本の理解、デファクトスタンダード
であるPMBOKの概略の理解、いくつかの手法の理解
これらを総合して合格/不合格を判断する
教科書
• なし、講義資料は配布する
• ただし、配布資料はpptであるので、講義に出席していないと意味が十分
にはわからない
参考書
• 佐藤義男「PMBOKによるITプロジェクトマネジメント実践法」ソフト・リサー
チ・センター(ほぼ、これにしたがった講義内容)
連絡方法
• 学内掲示板(休講など、できるだけ事前に掲示する)
• 学内メールを使用する場合があるので、必ずチェックのこと
2009年度
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4
なぜプロジェクト管理が必要か
• プロジェクトの成功(達成)とは
– プロジェクトの目標を達成する
• たとえば、情報システム開発の場合、意図したとおりの情報シス
テムを完成させる
– 計画とおりに完成させる
• 納期(スケジュール)
• コスト
• 品質
• そのためには、
– 目標を定め、(完成時のすがた)
– 目標達成までの道筋を計画し、(計画)
– それに向かって、関係者の意識を合わせ、協力しあうように仕
向け、(チームワーク)
– 計画に沿って、日々の仕事を進めさせる(管理)
• そのやりかたが、プロジェクト管理という形で、ノウ
ハウが集約されてきている
2009年度
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なぜプロジェクト管理が必要か
• プロジェクト管理の狙い
各自の思っている
各自の思っている
各自の思っている
目標
目標
目標
あいまい
バラバラ
共有された
明確
共通認識 目標
プロジェクト管理
を実施すると
メンバー
・目標、計画を明確に
目標
各自の思っている
・目標に向かって力の結集
・能率的作業
・計画とおりの実現
2009年度
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6
プロジェクトとは
• 情報システム開発とプロジェクト
定型(定常)業務とプロジェクトの違いを理解
し、情報システム開発・ソフトウェア開発に
おける開発工程の特徴について学ぶ
• PMBOKの概要
本科目 では 、 プロ ジェク ト管理 の国際 的デ
ファクトスタンダードになっているPMBOK(ピ
ン ボ ッ ク ) (Project Management Body of
Knowledge)の概要を学ぶ
2009年度
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7
プロジェクトとは
• 定常業務(operations)と
プロジェクト(projects)の共通点
– 人によって実施される
– 有限の資源に制約される
– 計画、実行、コントロールがある
• 定常業務とプロジェクトの相違点
– 定常業務は継続的・反復的
– プロジェクトは有期的・独自的
2009年度
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プロジェクトとは
• 有期的業務(temporary endeavor)
開始と終了が明確である
– 終了
• プロジェクトの目標が達成
• 目標が達成できず中止
• プロジェクトの必要性が消滅
• 独自的(unique)
他のすべての製品やサービスと異なっ
ている
2009年度
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プロジェクト管理とは
• プロジェクト管理
• プロジェクトマネジメント
(両方とも project management)
語感(ニュアンス)の差
• プロジェクトを管理すること
決められた計画を逸脱しないように管理する
こと
マネジメントとコントロール
• プロジェクトをマネージすること
やりくりして、なんとかうまく完成させるこ
と
2009年度
プロジェクト管理(第1回) 30pages
10
プロジェクトの2つのプロセス
• 製品、成果物に関するプロセス
(Product,Deliverable)
要求分析→システム設計→ソフトウェア設計
→プログラム設計→プログラミング→単体テ
スト→結合テスト→総合テストといった成果
物のためのプロセス
成果物(製品と納入ドキュメントなど)
• プロジェクトマネジメントのプロセス
(Project Management)
プロジェクト推進のためのマネジメントのた
めのプロセス
2009年度
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11
スコープマネジメント(第2回)
• プロダクト(成果物)のスコープ
(ウォータフォールモデル開発工程)
• プロジェクトのスコープ
要求定義
プロダクトのスコープ
要求定義書
成果物
外部設計書
外部設計
内部設計
内部設計書
コード
プログラミング
プロジェクト
マネジメント
プロダクトのプロセス
作業
結合テスト
試験成績書
システムテスト
試験成績書
運用テスト
プロジェクトのスコープ
完成システム
2009年度
プロジェクトのプロセス
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プロジェクトの2つのプロセス
• 製品、成果物に関するプロセス
フェーズ(工程)(作業の区切りのまとめ方は
いろいろなやりかたがある)
JPMF(Japan Project Management Forum)教材整備SIG
–
–
–
–
–
2009年度
受注提案フェース
企画フェーズ
システム設計フェーズ
ソフトウェア開発フェーズ
システムテスト・導入フェーズ
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プロジェクトの2つのプロセス
• プロジェクトマネジメントのプロセス
PMBOKの9つの知識エリア
–
–
–
–
–
–
–
–
–
2009年度
1.統合マネジメント
2.スコープ・マネジメント
3.タイム・マネジメント
4.コスト・マネジメント
5.品質マネジメント
6.人的資源マネジメント
7.コミュニケーション・マネジメント
8.リスク・マネジメント
9.調達マネジメント
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ITプロジェクトの特徴と必要スキル
• 4つの種類のIT
–
–
–
–
従来型SIプロジェクト
eビジネス・プロジェクト
ERP導入プロジェクト
金融システム開発プロジェクト
ERP(Enterprise Resource Planning)
企業向けの統合システム
ドイツSAP社が有名
2009年度
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15
ITプロジェクトの特徴と必要スキル
• 従来型SIプロジェクト
特徴
– 初期における正確な見積りが困難
– 複雑なシステム開発(ロジック量不確定、可視化
不十分)
– 規模の巨大化に伴い、日程/費用管理が困難
PM(Project Manager)の能力
–
–
–
–
2009年度
円滑な顧客・ベンダー間協業の推進能力
開発規模の見極め能力
スケジューリング能力
品質・納期・対価の優先コントロール(バラン
ス)と利害関係者の調整能力
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ITプロジェクトの特徴と必要スキル
• eビジネス(Webシステム)・プロジェクト
特徴
– システム開発が短期間
– 提案と仕様まとめに顧客とのコミュニケーション
– 変更多発
• PMの能力
– 納期優先の管理ノウハウ
– ユーザ中心のサービス要件の定義、ビジネスプロ
セス決定、開発業務の洗い出しと見積りへの対応
– ECサイト構築パッケージの適用
2009年度
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ITプロジェクトの特徴と必要スキル
• ERP導入プロジェクト
特徴
– 業務プロセス設計、ERP適用計画のウエイトが
高い(コンサル業務)
– 複数の構成・関係メンバーによる推進体制
– 従来型システムとは設計思想が逆転
• PMの能力
– 上流工程での業務分析と計画策定の能力
– 複数メンバーのマネジメントのためのコミュニ
ケーション能力
– プロトタイプのシステム組立及び検証能力
2009年度
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ITプロジェクトの特徴と必要スキル
• 金融システム開発プロジェクト
特徴
–
–
–
–
–
既存システムとの連携
変更が極めて困難だが、高品質が求められる
開発コスト低減のため、複数社の共同開発
法規、制度が確定していない
膨大なデータを扱うが、安全性、確実性が求めら
れる
• PMの能力
– 金融業務を熟知、一括受注可能
– PMとしての総合力
2009年度
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ITプロジェクトの契約形態
• 請負契約(民法)
– 受注側にプロジェクトを完成させる責任が
ある
• 委任契約(民法)
– 法的には受注側に完成責任はない
– メンバーへの指揮命令は受託者(受注側)
• 派遣契約(労働者派遣法)
– メンバーへの指揮命令は委託者(発注側)
2009年度
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ITプロジェクトの契約形態
請負契約
甲
乙
指揮命令
完成の義務あり
瑕疵責任あり
人
雇用
人 ・・・・
人
作業
請け負った仕事
2009年度
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ITプロジェクトの契約形態
委任契約
甲
乙
指揮命令
完成の義務なし
瑕疵責任なし
人
雇用
人 ・・・・
人
作業
委任された仕事
2009年度
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ITプロジェクトの契約形態
派遣契約
甲
乙
指揮命令
人
雇用
派遣
人 ・・・・ 人
人
人 ・・・・
人
作業
派遣先での仕事
2009年度
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PMBOKとは
• PMI(Project Management Institute)
プロジェクトマネジメント知識体系を普及す
るための協会
• PMBOK(Project Management Body of
Knowledge)(ピンボックと発音)
プロジェクトマネジメントのための知識を体
系化したもの
プロジェクトを計画
作業遂行を管理
予定通りに終了させる
2009年度
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PMBOKとは
• PMBOKの使命
– 適用分野を超えた標準知識体系を定め、プロジェ
クトマネジメント・プロセス(プロセス:作業の
まとまり)の共通概念・用語を設定する
– プロジェクトマネジメント実践者の知識面での自
己啓発のベンチマークとする
– PMIが行うPMP資格認定や大学でのプロジェ
クトマネジメント教育のカリキュラム設定の基準
とする
• PMBOKの9つの対象領域
前述
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PMBOKとは
• PMBOKの理解
– 各知識エリアの意義・目的を理解
– 各知識エリアは、どんなプロセスが、どんな順序
で構成されているかを理解
– 各プロセスのインプット、ツールと技法、アウト
プットを理解
– 各項目(インプット、ツールと技法、アウトプッ
ト)の内容を理解
2009年度
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プロセス群
• PMBOK各知識エリアのプロセス群
– 立ち上げのプロセス群
プロジェクトまたはフェーズの着手の必要性を認識し、プ
ロジェクトをコミットする
– 計画のプロセス群
計画を立案、維持
– 実行のプロセス群
計画で定義した作業をプロジェクト組織内に割り当て実行
– コントロールのプロセス群
プロジェクト進捗を監視・測定し、必要なら改善策(是正
処置)を実施
– 終結のプロセス群
検収し終結させる
PDCA、
Plan、Do、See
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プロセス群
• 各知識エリア、プロセス群、プロセス
立ち上げ
4.統合マネジメント
5.スコープ・マネジメント
6.タイム・マネジメント
7.コスト・マネジメント
8.品質マネジメント
9.人的資源マネジメント
10.コミュニケーション・
マネジメント
11.リスク・マネジメント
12.調達マネジメント
計画
4.1
5.1
5.2
5.3
6.1
6.2
6.3
6.4
7.1
7.2
7.3
8.1
9.1
9.2
10.1
11.1
11.2
11.3
11.4
11.5
12.1
12.2
実行
4.2
コントロール
終結
4.3
5.4
5.5
6.5
7.4
8.2
8.3
9.3
10.2
10.3
10.4
11.6
12.3
12.4
12.5
12.6
注) n.m はPMBOKの章番号、節番号(2000年版対応)
2009年度
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プロセス群
• 各知識エリア、プロセス群、プロセス
立ち上げ
4.統合マネジメント
4.1
4.2
計画
4.3
8.品質マネジメント
5.1
5.2
5.3
6.1
6.2
6.3
6.4
6.5
7.1
7.2
8.1
9.人的資源マネジメント
9.1
10.コミュニケーション・
マネジメント
5.スコープ・マネジメント
6.タイム・マネジメント
7.コスト・マネジメント
11.リスク・マネジメント
12.調達マネジメント
実行
4.4
コントロール
4.5
4.6
5.4
5.5
終結
4.7
6.6
7.3
8.2
8.3
9.4
10.1
9.2
9.3
10.2
11.1
11.2
11.3
11.4
11.5
12.1
12.2
12.3
12.4
12.5
10.3
10.4
11.6
12.6
注) n.m はPMBOKの章番号、節番号(2004年版対応)
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第1回のまとめ
• 今回の内容をまとめなさい。
• レポート用紙1枚程度。
(手書きよりも、ワープロが望ましい、皆さん
の手元に残るので)
• 期限:次回(12月5日)の最初に回収。
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