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現代人のための整体法
ー豊かな時代のセルフケアー
第三回
◆腰痛のしくみと
腰痛予防の生活法
江戸川大学 社会学部人間心理学科
平山満紀
腰痛の起源
• 二足歩行
人間の腰は要。上半身からの負担も、下半
身からの負担も腰に集まる。
上虚下実なら腰への負担少ない。上半身を
ゆるめ、腰を落とし重心を沈める。⇔現代人
は上実下虚。目、頭、肩など緊張。腰を落と
す姿勢が減った。
• 「痛み」一般は、治癒力を発揮できないほど
鈍ると、痛みはない。痛いのは治癒過程にあ
る証拠。痛みどめは、より悪化を招く。
•
腰椎1番 上下運動 脳神経
腰椎2番 左右運動 消化器
腰椎3番 ねじり運動
泌尿器 生殖器
腰椎4番 開閉運動
生殖器 直感力
腰椎5番 前後運動
呼吸器 随意筋
歩く・・・左右+ねじり+前後
など、各腰椎が連携をとって、
さまざまな運動をする。
椎骨は、ひとつづつ可動性があるが、
可動性を失い、上に付く、下に付く、ね
じれる、とびだす、ひっこむなど、異常
も。
腰椎と手首との関わりも強い。
➊腰痛の原因にもなる
腰椎のこわばり
• 腰椎の可動性が少ない
⇒行動が緩慢に。(信号、改札口、日常の行動
やスポーツ・ダンス・武道などの動きの俊敏さ。)
⇒思考も、優柔不断、決断しない、強情、発想の
幅が狭い。
頭が固い=腰椎が固い
◎腰椎を柔軟に保つには
• 腰椎を柔軟に保つ思考法 思ったらすぐに
行動する。どんどん決断する。理屈をつけな
い。
• 腰椎を柔軟に保つ整体法 手首を柔軟にす
るため、手首を左右に振る。
• 同じ姿勢、立ち姿勢を続けた後、息を吐きな
がら前屈、後屈、ねじれ運動を数回やってお
き、硬直をとる。
• 左右偏りのある動きを続けた後は、左右を変
えてみて、硬直をとる。
➋腰痛の意外な原因
背筋の硬直
• 心理的ストレスは背筋を硬直させてしまう。
どんなによい動きでも、不快な状況下では
腰痛を起こすことがある。
• 食べ過ぎも背筋を硬直させる。
◎食べ過ぎない。食べ過ぎ体操(無理なく)
• 肝臓の疲れも。
◎右腹側部の硬直した筋をつまみパッと離
して緩める。
・目と頭の疲れも。
◎背筋を緩めるには
• 心理的ストレスを避ける。楽しい空想がよい。
・ 食べ過ぎない。食べ過ぎ体操(無理なく)
• 肝臓の疲れには、右腹側部の硬直した筋をつま
みパッと離して緩める。
・目と頭の疲れには、目への温湿布で緊張緩和。
➌腰痛の原因
足と脚の関節が硬直
•
•
•
•
•
10本の足指
第一蹠骨
足首の内くるぶし、外くるぶし
膝の前と後
脚付け根
ここが硬直していると、歩行の衝撃を足と脚の
関節で吸収できず、腰椎に負担が大きく。
それぞれ、内臓機能とも関わる重要な場所。
ここを調整して柔軟に。
もし腰痛をおこしたら・・・
• 腰は直接もまないほうがよい。
• 足首の外くるぶし 痛い場所に愉氣して緩め
る。
• 膝 お皿を緩める。
• 腹側部 吐く息に合わせてギュッとつまみ、吐
ききるとともにパッと離す。
• お腹をさぐって硬直のある部分に愉氣。
• 臍に愉氣ー腰椎3番緩む。
• 漏気法 吸いこんだ息を下腹でウームとこら
える。痛い時でも動けるし、腰痛治っていく。