13. ドイツ語・英語・日本語の時制(大石)

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13.ドイツ語・英語・日本語
時制
大石有希子
1.時制
時制は、動詞の表す動作や作用の時
間関係を表す文法のことで、現在形、
過去形、未来形などがある。
統計
現在形
過去形
過去完了
ドイツ語
24
35
1
英語
19
34
1
未来
進行形
合計
60
2
5
61
(モモより、ドイツ語P23~P24L15、英語P24~P25L17)
ドイツ語は主に現在形と過去形が用いられている。
2.時制の違い 例1
独:≫Aber Momo kommt vielleicht gar nicht.≪
(P23L22下から4行目)
英:‘But maybe Momo won't turn up.
(下から4行目P24L23)
日:「でも、モモは帰ってこないみたいね。」
(P34L18)
2.時制の違い
ドイツ語で未来のことを言うときには、
現在形で言うことが多い。
例
Wohin fährst du morgen?
- 明日どこに行くんですか?
未来形
ドイツ語で未来形を使うのは
1.未来に対する推量、避けがたい未来
例)Morgen wird es regnen.
-- 明日は雨が降るだろう。
2.約束・意図
3.強い命令
4.現在の推量
例2
独:Seit Momo da war, konnten sie so gut
spielen wie nie zuvor. (P23L4)
英:Now that she was living there, they
found they could play better(略) (P24L4)
日:モモがここにいるようになってからと
いうもの、みんなはいままでになく、楽
しく遊べるようになったのです。(P34L3)
ドイツ語には進行形がない。
現在形の文でも現在形なのか進行形
なのかは文脈から判断する。
例えば、jetztやgeradeといった時間を
表す単語を用いる。
例
Was machst du jetzt?
今何をしているの?
3.日本語の時制
例えば、中国語には時制がありません。
日本語にも時制が存在しないとゆう意
見もある。
例3
・・・ Augenblick zupfte jemand den
Professor am Ärmel. Es war die (略)
(P31L14真ん中)
・・・ someone trugged at the professor's
sleeve. It was Momosan (略) (P31L14)
・・・。だれかが教授のそでをひっぱりました。
うつくしい海のむすめです。(P46L4)
ドイツ語と英語は、過去形+過去形で
時制が一致している。
「私は~する」現在形
「私は~した」過去形
「私は~するでしょう」未来形
日本語で時制を一致させるには
--うつくしい海のむすめでした。
となるはず。
まとめ
統計をだしてみるとドイツ語と英語では
使われている動詞の数はほとんど同じ
なのに対して、英語の方がいろんな時
制を使っていることがわかった。日本語
の文章には時制がばらばらなことがあ
ったが、全て過去形だと「~だ、~だっ
た。」など語尾が同じことの繰り返しに
なったりして読みづらいため様々な形
を用いているのだと思った。
参考文献
改訂版 必携ドイツ文法総まとめ(白水社
2003)中島悠爾・平尾浩三・朝倉巧(著)
http://langsquare.exblog.jp/i12/
(2012.06.12)
http://www.doitsuryugaku.net/deutsch/grundstufe/praesens
3.html (2012.06.12)