金融コングロマリットとは

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Transcript 金融コングロマリットとは

金融コングロマリットの是
肯定派
非
椎野
鶴見
新井
三木
裕希
仁嗣
廉
雄大
金融コングロマリットとは、
銀行業、証券業、保険業のうち
2つ以上を兼業している
主たる業務が金融業である
複合企業体のこと。
銀行と証券など2つでも兼業をしていれば、
コングロマリット!
我々の主張点は以下の3つ!!
①銀行:単体でのビジネスモデルでは限界!!
②証券:投資銀行業務はリスクが大きい。
③企業:コングロマリットを必要としている。
以上3つの視点から・・・
金融コングロマリットは必要であると主張す
る!!
①銀行:単体でのビジネスモデルでは限界!!
単位:百億円
5000
単位:百億円
35000
利益留保
30000
4000
累計利益留保
25000
3000
20000
2000
15000
10000
1000
5000
0
0
1975年度 1980年度 1985年度 1990年度 1995年度 2000年度 2005年度
-1000
-5000
財務省法人企業統計より作成
利益留保の推移
単位:億円
資金調達の前年比較増減
内部調達
外部調達
資金調達
1100000
800000
500000
200000
-100000
H11
H12
H13
H14
H15
H16
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H18
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-400000
財務省法人企業統計より作成
単位:百億円
5000
単位:百億円
35000
利益留保
30000
4000
累計利益留保
25000
3000
20000
2000
15000
10000
1000
5000
0
0
1975年度 1980年度 1985年度 1990年度 1995年度 2000年度 2005年度
-1000
-5000
財務省法人企業統計より作成
利益留保の推移
自己資本比率は製造業の大企業で48.3%に達する!
単位:億円
資金調達の前年比較増減
内部調達
外部調達企業の
資金調達
1100000
資金調達の多様化により
800000
500000
内部留保の拡大や
銀行に対する借入依存度は低下↓↓
200000
-100000
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
-400000
財務省法人企業統計より作成
企業は毎年、外部調達を前年より減少させ・・・
内部調達により資金調達をしている!!
結果として銀行の貸出残高は減少傾向・・・
収益源である金利収入が減少
①銀行:単体でのビジネスモデルでは限界!!
コングロマリット化することで、
エコノミーズオブスコープ
の推計によれば・・・
単位:百億円
5000
単位:百億円
35000
利益留保
30000
4000
累計利益留保
25000
3000
20000
2000
15000
10000
1000
5000
0
0
1975年度 1980年度 1985年度 1990年度 1995年度 2000年度 2005年度
-1000
-5000
財務省法人企業統計より作成
利益留保の推移
銀行業には
単位:億円
800000
役務取引の増加。
範囲の経済性が
存在する。
グループにおける
資金調達の前年比較増減
内部調達
外部調達
資金調達
1100000
500000
200000
-100000
H11
H12
-400000
範囲の拡大による
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
非金利収入の拡大
財務省法人企業統計より作成
が期待出来る。
コスト削減効果もある。
銀行のビジネスモデルは限界に達している!!
コングロマリット化により限界突破が可能!!
②証券:伝統的業務は限界だが、
投資銀行業務はリスクが大きい。
『投資銀行業務でのアド
バイザリーの獲得には、
近年の案件の大型化など
により、1日のうちに巨
額の資金を提供できるこ
とが必要とされてい
る。』
伝統的な株式取引による手数料は
自由化により大幅に減少!!
そこで、投資銀行業務へ進出するが・・・
平均15.58%
平均6.7%
投資銀行業務は収益の変動が大きく、
単体で維持することは困難!!
②証券:伝統的業務は限界だが、
また・・・
投資銀行業務はリスクが大きい。
投資銀行業務には
巨額の資金提供力
が求められている。
『投資銀行業務でのアド
バイザリーの獲得には、
近年の案件の大型化など
により、1日のうちに巨
額の資金を提供できるこ
とが必要とされてい
る。』
証券のビジネスモデルはリスクが大きい!!
コングロマリット化によりリスクを軽減できる!!
三菱UFJ証券のリテール営業実績に占める連携効果(単位:億円)
債券引受収入の推移(単位:百万ドル)
新規口座開設 個人向け国債 リテール外貨 リテール入金
総計
335
17324
22211
2003年
2004年10444
うちMUFG経由
165
7234
4155
12043
投資銀行
比率
49%
69%
24%
54%
コングロマリット
3458 3817
4084 4134
注:MUFG経由は証券仲介業務経由を示す。
(出所)金融システム改革と証券業 証券経営研究会
(出所)日本政策投資銀行 レポート88
コングロマリット化によるシナジー効果もある!!
伝統的な証券業務においても
金融コングロマリットが存在感を高めている!!
コングロマリット化によりさらなる収益が期待出来る。
③企業:コングロマリットを必要としている。
コングロマリットに対する
アンケート
賛成 70社/95社
反対 24社/95社
日経金融新聞 1990年 9月4日
<実例>
日本板硝子によるピ
ルキントン買収
・アドバイザリー
⇒
UBS 、 大 和
SMBC
・転換社債の引受
(証券)
⇒
UBS 、 大 和
SMBC
・借り入れ(銀行)
単位:億円
⇒ UBS 3180 三
井住友450
→ 銀証融合した資
金調達を提供
7割近くの企業がコングロマリットに賛成!!
コングロマリットに対する
アンケート
賛成 70社/95社
反対 24社/95社
日経金融新聞 1990年 9月4日
日本板硝子によるピルキントン(英)買収でも・・・
アドバイザリーになったUBSが
社債の引受、融資を実施
企業の資金調達が多様化・・・
銀証複合した資金調達が行われている!!
銀証複合した資金調達を求める
以上より
①銀行は単体でのビジネスモデルでは限界!!
②投資銀行業務は単体ではボラティリティが大きい。
③企業はコ銀証融合した総合的金融サービスを求める。
銀行&証券会社
企業
単体での
ビジネスモデルは
銀証融合したサービス
限界!!
金融コングロマリット化
が望ましい!
JRA