介護保険の電子化について

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介護保険の電子化について
医療法人社団 谷掛整形外科診療所
院 長
谷 掛 駿 介
S E
前 田 順 一 郎
[email protected]
www.tanikake.com
電子化の導入により期待されること
1. 経費の削減
2. 共有化できるデータベースの作成
3. 個人レベルのデータ管理
4. 作業の迅速化
5. 作業の自動化
Etc・・・・・
電子化は単方向では機能しない原則を忘れている
「電子化は単方向では機能しない」の意味とは??
アナログデータで作成された情報は電子データに変
換しなくては共有、応用できない。
「電子化は単方向では機能しない」の意味とは??
電子化を推進することでペーパーレスどころか、
余計に書類が増える矛盾。
電子化は双方向でなくては機能しない原則
電子化は単方向では業務が増えるだけ
(アナログ→電子化の変換作業)
双方向で初めてペーパーレスを実現する ことが出来る
単方向のポッケトベル
双方向の携帯電話
認 定 調 査 票
認 定 調 査 票
その象徴が認定調査表の手書き、自筆
チェックの欄はOCRを導入しているのに、何故特記事項
は電子文章ではいけないのか?
ケアマネージャーの特記事項のみ(それも一部の保険者のみ)
奈良市と国の通達の相違点
記入方法
認定調査票(概況調査)への記入は、インク又は
ボールペンを使用する。(ワープロ、ゴム印を使用
することは差し支えない。)
しかし、奈良市では手書き、自筆のみ。
文字の修正、削除等の際には、修正液等を使用せず、
必要な部分に線を引き、修正又は削除を行う。
アナログネットワークの介護保険
サービス利用まで
85項目の質問を行い、特記事項を手
書き入力し郵送、持参で市町村に提
出。85項目はOCRに、特記事項はコ
ピーされ認定審査会の資料に。
サービス提供票、別表、サービス
計画書をFAX又は、郵便で送付。
実績を記入し、支援事業者に返送
認定審査会のパソコンシステム導入について
審査会資料をコピーで処理する場合
1回40件分で審査員1人分が120枚、
1チーム5人と事務局2人分で 840枚/回。
18回/月の審査会開催で、1ヶ月では1万5千枚。
(500頁のコピー用紙で30冊)
全申請者4600件を1件3枚では、13800枚をチームと
事務局分で、11万枚余り。
1年間で発生する書類の量は22万枚!!22m!!
年間22万枚の
用紙をコピーし、
保管していると
一年後には・・・
デジタルネットワークの介護保険サービス利用まで
85項目はOCRで取り込み、特記
事項はテキストデータとして活用。
介護支援専門員別等で書類の
管理が容易になる。
サービス提供票、別表は伝送で、共通フォーマットを使用して
いる場合は実績を直接入力して返信。レセプト業務の簡略化
にもなりペーパーレス、人件費の節減が可能。
OCR対応への改善(1)
OCR対応への改善(2)
主治医意見書作成ソフトの場合
PDA(携帯型電子端末)を使用した調査