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第14回授業(7/10-2)の学習目標
 前期試験の試験対策について
(1)第1章(第2章)のポイント
分散、標準偏差(分散の平方根)の
求め方
(2)第3章のポイント
母平均の区間推定時の tN-1(α/2) 値
(3)第4章のポイント
中央値や四分位数などの定義
第1章(第2章)のポイント
 分散及び標準偏差(分散の平方根)の求め
方
(1)分散の求め方
ー計算間違いの少ない分散の手計算
の方法は?
(2)標準偏差(分散の平方根)の求め方
ーデータの区切り法、小数点の位置、
ゼロしか立たない時どうする?
定義式による分散の計算例
 データは、サンプル数、すなわち N=5 で、
15, 67, 31, 89, 44 で、平均は 49.2 なので、
定義式による分散 vx は、つぎのようである
が:

1
vx  (15  49.2)2  (67  49.2)2   (44  49.2)2
5

計算間違いの少ない
分散の手計算となると、…
 手計算の方法
平均値の二乗を
引くことに注意
1 N 2
2
vx   xi  ( x )
N i 1
1 2
2
2
2
 ( x1  x2    xN )  ( x)
N
(1.3)
間違いの少ない方法による分散の計算例
 データは、サンプル数、すなわち N=5 で、
15, 67, 31, 89, 44 とすれば、平均は 49.2 なので、
手計算による分散 vx は、つぎのように計算でき
る:


1 2
2
2
2
2
2
vx  15  67  31  89  44  49.2
5
15532

 2420.64  3106.4  2420.64
5
 685.76
分散の開平(平方根の)手計算-1
 例1
31.3 の開平
 まず、この値を小数点の位置から左右
に2桁づつ区切りを入れる。
31 | 30 | 00 | 00 |
小数点の位置
分散の開平(平方根の)手計算-2
 二乗した時、左端から見て最初の区切りに位置
する数値(この例では、31)を超えない最大
の数値5を立てる。
小数点をここに打つこと
5
・
31| 30 | 00 | 00 |
左端
分散の開平(平方根の)手計算-3
 先ほど立てた数字(5)を、通常の割り算にお
ける除数の位置に書き、さらにその左端下に同
じ数値を書き、加えておく、すなわち
先ほど立てた数字
5
5
+5
10
・
31| 30 | 00 | 00 |
分散の開平(平方根の)手計算-4
 2.で立てた数字(この例では5)の二乗を、開
平すべき数字の左端から見て最初の行(31)
の下につぎのように書き、引き算をしてあまり
(6)をその下に書く。
2.で立てた数字、5
5
5
・
31| 30 | 00 | 00 |
+5 - | 25|
10
6
分散の開平(平方根の)手計算-5
 つぎに新たな2桁(この例では、30)を下ろす。
5
5
+5
10
・
31| 30 | 00 | 00 |
- | 25 |
6
30
分散の開平(平方根の)手計算-6
 3.で加えて得られた数字(10)の右側に新たな1桁の
数字を考え1桁増やした除数をみなし、それと新たな数
字xを掛けた時、上で新たに2桁下ろして計算した数字
(630)を超えないような数字 x を立てる(この例
では x=5)。
5・ x
5
+5
31| 30 | 00 | 00 |
- | 25
6 30
10 x
分散の開平(平方根の)手計算-7、8
 3桁の数字(10 x )と x を掛けたとき、630を
超えないような最大の x は、以下のように5であ
る
5
5
・
5
31| 30 | 00 | 00
+5 -|25
10 5
+ 5
6
30
5 25
105×5
開平計算時の注意事項-1
 例2
131.3 の開平
 この場合、小数点の位置から左右に2桁づつ区切る
時、つぎのようにしないといけない:
1 | 31| 30 | 00 | 00
小数点の位置
開平計算時の注意事項-2
 この場合、左端の数字は一桁で、最初の数字を
立てると、1 が立つ:
ここに小数点を打つ
1
1
・
1 | 31| 30 | 00 | 00
左端
開平計算時の注意事項-2 (続き1)
 この計算を続行すると、計算が完了していないのに、
割り切れてしまう! どうすればいいの?
1
1
・
1 | 31| 30 | 00 | 00
+ 1
- |1
2
0
開平計算時の注意事項-2 (続き2)
 このように、途中で計算が完了していないのに割り
切れてしまった場合、つぎの2桁を下ろして続行!
1
1
+ 1
X
・
1 | 31| 30 | 00 | 00
- |1
(2 x)×(x) で 31を超えないような x
2 X 0 31
割り切れたー!
第3章のポイント
母平均の区間推定時の tN-1(α/2) 値
 母平均の区間推定の公式ーテキスト p.13 の
(3.18)式を再確認する。
 区間推定の公式の中のサンプル数 N や α の
値が、 tN-1(α/2) 値等に影響することに注意。
区間推定の公式
(テキスト p.13) (3.18)式
t-分布の上側
100 (α/2)
%点
標本標
標本 準偏差
平均
sx
sx 



Pr ob x  t N 1 ( ) 
 0  x  t N 1 ( ) 

2
2
N 1
N 1 

 1  
母
平
均
第4章のポイント
 中央値や四分位数などの定義が
どのようであったかを、復習し
ておく。
 これらの概念は、テキスト p.16
に述べられている。