11月5日ppt - 東京理科大学理学部第1部、第2部数学科

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情報科教育法後期第7回
学習目標コンセプトマップと授業フ
ロー
東京理科大学
清 水 克 彦
本日の内容
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

学習目標コンセプトマップの説明
授業フローとは、授業の流れを流れ図で
現すこと。
担当する授業について、授業目標コンセ
プトマップを作成する。
担当する授業について、授業フローを作
成する。
科学教育研究科数学コース
東京理科大学数学教育研究所RIME
2
普通教科「情報」の内容
情報A
情報B
情報C
(1)情報を活用するた
めの工夫と情報機器
(2)情報の収集・発信
と情報機器の活用
(3)情報の統合的な処
理とコンピュータの活
用
(4)情報機器の発達と
生活の変化
(1)問題解決とコン
ピュータの活用
(2)コンピュータの仕組
みと働き
(3)問題のモデル化と
コンピュータを活用した
解決
(4)情報社会を支える
情報技術
(1)情報のディジタル
化
(2)情報通信ネットワー
クとコミュニケーション
(3)情報の収集・発信
と個人の責任
(4)情報化の進展と社
会への影響
教科書での単元名は異なることもある。
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普通教科「情報」(新)の内容
社会と情報
情報C
情報の科学
情報B
(1) 情報の活用
と表現
(2) 情報通信
ネットワーク
とコミュニ
ケーション
(3) 情報社会の
課題とモラル
(4) 望ましい情
報社会の構
築
(1) 情報のディ
ジタル化
(2) 情報通信
ネットワーク
とコミュニ
ケーション
(3) 情報の収集・
発信と個人
の責任
(4) 情報化の進
展と社会の
影響
(1) コンピュータ
と情報通信
ネットワーク
(2) 問題解決と
コンピュータ
の活用
(3) 情報の管理
と問題解決
(4) 情報化の進
展と情報モラ
ル
(1) 対応なし
(2) 問題解決と
コンピュータ
の活用
(3) 旧「情報の蓄
積・管理と
データベース
の活用」
(4) 情報社会を
支える情報
技術
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コンセプト・マップとは
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
概念地図と呼ばれるもので、データや連想をもとに、あ
る概念に関わる言葉や用語を矢印で結びつけたもの。
頭の中にあるものの整理に使われるもの。
矢印などを使用して、それらの関係を表すことを行う。
反比例
比例
文章題
A:傾き
Y=ax+b
1次関数
直線
グラフ
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Y切片
2次関数
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学習目標コンセプトマップ


授業の目標に現れる用語やそれらに関
係する概念や用語をコンセプトマップに表
して整理したもの。
指導計画の作成や授業フローの作成に
活用する。
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学習目標コンセプトマップを作ろ
う
授業目標を確認する。
 そこに現れる用語を切り出して、生徒を
主語にした言葉にする。カードに書き留
める。
 それらの用語に関連する概念や事例、応
用例などを想起して、同じように生徒を主
語にした言葉でカードに書きとめる。
 それらの用語を関連するものどうし、紙の
上に配置して、矢印などを書き込む。(KJ
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法に似ている手法)東京理科大学数学教育研究所RIME

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例:情報A(3):情報の統合的処理とコン
ピュータの活用
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
目標 ア コンピュータによる情報の統合
コンピュー
タの機能とソフトウエアとを組み合わせて活用することを通じて、
コンピュータは多様な情報を統合できることを理解させる。
用語の切り出し:「コンピュータの機能を知る活用する」、「ソフト
ウエアを使う」、「組み合わせて活用する」、「多様な情報を知
る」、「統合して使用する」などを切り出す。
それらの用語に関連するものをできるだけリストアップしよう。
それらを平面的にうまく配置して、整理しよう。
授業で扱うべきことが理解できるのではないでしょうか。
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マルチメディアを
理解する
統合して使用する
多様な情報を知る
組み合わせて活用する
コンピュータの機能を
知る活用する
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ソフトウエアを使う
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授業の流れ:授業フローを作成
しよう。
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自分たちがこれから説明する授業の流れ
のどれを採用するかを考えてみよう。
それらをフローチャートにあらわしてみよ
う。
フローチャートのそれぞれの段階で、授
業目標コンセプトマップの各要素がどこに
入るかを考えましょう。
それらを記入してみましょう。
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問題解決型の授業の開発
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よい問題の開発


問題解決プロセスを想定する

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現在、君たちが体験中である。
解決過程での支援を考える


事前に調べておく。
実際の協同のマネージの仕方を考える


これが大切です。勝手に解くのではない。
使用される情報機器、情報源を考える


生徒に興味が持てて意欲的に取り組める。
これは人数によるので意外に大変です。
プレゼンテーションを企画する

結果の共有化のために必須かもしれない。
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問題解決に授業の流れ
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問題の理解
解決の計画
計画の実行
結果の検討と振り返り
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問題の理解
解法の計画
解決の実行
解決の評価・振り
返り
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コンピュータの仕組みの理解や技能習得を行う授業
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演繹的ではなく、帰納的に習得させる
そのためにはよいテーマが必要になってくる(ペイントツールな
らば年賀状を作ろうなど)
ソフトウエアやハードウエアのすべてのスキルを習得させるわ
けではないので、どこまでを生徒に行わせるかを考えなくては
ならない
スキルが身についているかどうか、評価しなければいけない
など
授業の流れ
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課題の提示

体験、作業の説明と実行

仕組みや原理を、機能的に理解する
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情報機器の操作に当たって注意すべ
き点
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ドライアイや視力低下などの点に配慮すること(長時
間の操作への注意)
ソフトウエアやハードウエアのトラブルに生徒がどの
ように対応するか
不正な操作や不正なアクセスに対する対応
インターネットは危険が多い。(小中学生の2割がネットやメー
ルでなんらかの危ない目に遭っているという調査結果がある。(東京都))
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情報の収集を中心とする授業の開発

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よいテーマの設定(課題として生徒に取り組む意
欲を持たせるもの、情報源が存在する・アクセス
できるもの)
漫然と集めるのではなく、目的を持って、組織的
に、情報の量もある程度事前に決めておく。
生徒なりの考察をどのように進めさせるかを計画
する。(データ→情報→知識)
発表会とその成果の評価方法、特に評価が難し
い
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