総合的な学習の時間 (中学校) - Hi-HO

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総合的な学習の時間
はじめるにあたって…
ね ら い…これからの教育
総合的な学習の時間とは
ないよう…展開に当たっての工夫、
各教科等との関連
これから…今までの総合的な学習、
実践に向けた取り組み
ねらい
・ これからの教育
・ 総合的な学習の時間について
(ねらい、内容、評価)
「生きる力」

いかに社会が変化しようと、自分で課題を見つけ、
自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、
よりよく問題を解決する資質や能力

自らを律しつつ、他人とともに協調し、
他人を思いやる心や感動する心など豊かな人間性

たくましく生きるための健康や体力
「生きる力」

いかに社会が変化しようと、自分で課題を見つけ、
自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、
よりよく問題を解決する資質や能力

自らを律しつつ、他人とともに協調し、
他人を思いやる心や感動する心など豊かな人間性

たくましく生きるための健康や体力
教育課程の基準の改善のねらい
① 豊かな人間性や社会性、国際社会に生きる
日本人としての自覚を育成すること
② 自ら学び、自ら考える力を育成すること
③ ゆとりある教育活動を展開する中で、
基礎・基本の確実な定着を図り、
個性を生かす教育を充実すること
④ 各学校が創意工夫を生かし特色ある教育、
特色ある学校づくりを進めること
教育課程の基準の改善のねらい
① 豊かな人間性や社会性、国際社会に生きる
日本人としての自覚を育成すること
② 自ら学び、自ら考える力を育成すること
③ ゆとりある教育活動を展開する中で、
規制緩和(内容・時間・指導者…)
基礎・基本の確実な定着を図り、
個性を生かす教育を充実すること
④ 各学校が創意工夫を生かし特色ある教育、
特色ある学校づくりを進めること
【これからの教育】
学校の教育活動を進めるに当たって
【現行】 自ら学ぶ意欲と社会の変化に主体的に対
応できる能力の育成を図る・・
【新】 各学校において、生徒に生きる力をはぐくむこと
を目指し、創意工夫を生かし特色ある教育活動を展開
する中で、自ら学び自ら考える力の育成を図る・・
総合的な学習の時間
選択枠の拡大
「総合的な学習の時間」創設の趣旨

各学校が創意工夫を生かして特色ある教育活動を展
開
← 教育内容編成の主体

社会の変化に対応できる資質や能力を育成するため
に、教科の枠を超えた横断的・総合的な学習を実施
← 取り上げる活動

自ら学び自ら考える力などの「生きる力」を育成
← ねらい
総合的な学習の時間のねらい

自らの課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に
判断し、よりよく問題を解決する資質や能力を育てる。

学び方やものの考え方を身に付け、問題の解決や探
求活動に主体的、創造的に取り組む態度を育て、自己
の生き方を考える。
学年別年間授業時数
【小学校】
【中学校】
【高
校】
1 2 3 4 5 6 1 2
3 1-3
総
70- 70合 102 105 105 105 110 110 100 105
選
0- 50択
30 85
70- 105130 210
105165
【学 習 内 容】
・国際理解、情報、環境、福祉・健康などの横断的・総合的な課題
・児童生徒の興味・関心に基づく課題
・地域や学校の特色に応じた課題
・自然体験やボランティア
などの社会体験
・観察・実験
・見学や調査
・発表や討論
・ものづくりや生産活動など
の体験的な学習
・問題解決的な学習
・時期…弾力的に
・形態…個、グループ
異年齢集団・・
・地域の人材の協力
全教師一体となって指導
・地域の教材や学習環境
の積極的な活用
評
価
活動や学習の過程、報告書や作品、発表や討論
などに見られる学習の状況や成果などについて、
児童生徒のよい点、学習に対する意欲や態度、
進歩の状況などを踏まえて適切に評価する。

教科のように試験の成績によって数値的に評価しない

指導要録の記載は、所見等を記述(評定は行わない)
【肯定的評価】
【否定的評価】
・加点法、多様な評価尺度
・減点法、単一の評価尺度
・考え方、独創性、創造性、
・正確な再生中心
実践力の重視
・過程、取組、発想の重視
・結果重視
・よさと可能性の重視・伸長
・欠点と不十分さの発見・
・他者評価に加え、相互評
価・自己評価の重視
修正
・他者評価重視
ないよう

展開の工夫
(内容の扱い方、時間設定、
活動形態)

教科等との関連
(各教科・特別活動・選択教科)
内容の扱い方

単独型 …

混合型 …
環境・国際理解

並列型 …
情報
環境

循環型 …

発展型 …
環境
環境
環境
国際
国際理解
情報
人権
国際
活動時期・時間設定の工夫
【年間指導計画】
4月 5月 6月 7月
継続型 ○
○
集中型
◎
併用型 △
△
○
○
【週時程への位置づけ】
◎ 月 火 水
木
1日集中型
△◎
△
◎
全曜配分型 △ △ △
△
○
金
△
分散型
○
○
併用型
△ △ △ △○ △
活動形態

個別での活動
–○ 自分なりにめあてを持ち、自分のペースで活動
–△ 情報交換や交流の機会が減少

小集団で活動
–○ 他の子とかかわり・協力、互いのよさや違いに気づく
–△ 特定の子供に引きずられがち

学級、学年、全校での活動
–○ 集団への所属感、自己の存在感、他学年と交流
–△ 個々の子ども、目立たない子どもに配慮

形態が変化
–追究課題や活動場所等に応じて、柔軟に形態を工夫
その他の展開の工夫

課題設定の工夫
–与える課題から、作る課題へ
–「与えて・させて・急がせる」→「聞いて・助けて・見守る」

活動場所の工夫
–多様な場所で実施(教室、校内、地域、校区外)

多様な人とのかかわりの工夫
–子ども同士、教師や保護者、地域の人々、外国人等

協力的な指導体制の工夫
–教師同士、保護者や地域の人々とTT
各教科と総合的な学習の時間
ねらい(学校の教育目標)
【各教科の学習】
【総合的な学習の時間】
知の総合化
学習指導要領に規定
(教科書あり)
内容の規定なし
(教科書なし)
系統的な学習
体験、問題解決的な学習
基礎的・基本的な内容
発展的、個に応じた内容
知識・理解、技能も重視
体験・経験、学び方の重視
数値的に評定も
数値的な評定を行わない
特別活動と総合的な学習の時間
【特別活動】
○学級活動、生徒会、
学校行事
○生活課題への集団
的・
実践的な取組・活動
【総合的な学習の時間】
○横断的・総合的な課
題、興味・関心、地域
○社会的課題への知的
で問題解決的な学習
【例】
• お年寄りとの交流、
福祉施設訪問
• 進路についての学習
• 文化祭で発表
←
高齢化社会の問題、
福祉問題
→ 職場体験活動
← テーマ別に学習
選択教科と総合的な学習の時間
第1学年
第2学年
第3学年
0~30
50~85
105~165
(履修の数) (履修可) (1教科以上) (2教科以上)
選択教科
総合的な学
70~100
習の時間
計(選択+
100
総合)
70~105
70~130
155
235
選択教科と総合的な学習の時間の関連
選択教科
総合的な学習の時間
ねらい 当該教科固有の目標 ・体験、学び方等の重視
内容
構成
学習
時間
達成
生徒の特性に応じて
・課題学習
・補充的な学習
・発展的な学習
1教科あたり
・1年, …30時間内
・2,3 年…70時間内
・知の総合化
・国際、情報、…等の
横断的・総合的学習
・生徒の興味・関心
・学校や地域の特色
ある時期に集中して行うな
ど、弾力的に
(上限と下限のみ設定)
小・中の各教科と総合的な学習の時間
中3
2
1
国、社、数、理、音、
美、体、技、英
選択教科
総合
小
56 国、社、算、理、音、図、体、家
総合
34 国、社、算、理、音、図、体
総合
12
国、算、音、図、体
生活
これから

今まで行われていた
「総合的な学習」

実施に向けた取り組み
留意点
今まで行われていた「総合的な学習」

関連・合科型
それぞれの目標
教科A

教科B

横断型
共通の課題
教
科
A
教
科
B
教
科
C
総合型
子供が求める課題
内
容
A
内
容
B
内
容
C
総合的な学習の時間
・学習時間が確保
・学習内容より学び方を重視
・小中高と継続して学習
移行措置について (現行→新課程)
•新学習指導要領によって実施
道徳、特活、総則(1単位時間の弾力化)
•全部、または一部を新学習指導要領で実施
国語、音楽、美術、保体、技家
•現行の学習指導要領の下で省略しつつ実施
社会、数学、理科、外国語
•「総合的な学習の時間」を加えて教育課程を編成
総合的な学習の時間の授業時数

各教科の授業時数を弾力的運用

特別活動の授業時数の一部
(クラブ活動の時間)

選択教科等に充てる授業時数の一部
現行・新教育課程
国 社数 理 音
選・総
計
5
4 3
3
2 3
2 4
2
新 4
3 3
3 45 45 90
2 3
2 100 28
4
4 4
3 1-2 1-2 3
2 4
2
新 3
3 3
3
1
1 90
2 3
2 155 28
4 2-3 4 3-4
1
1 3 2-3 4
2
新 3 85 3 80
1
1 90
2 235 28
1年
2年
3年
※ 35 ×2=70
2
美 体 技 英 道・特
×3=105
×4=140
1 3
×5=175
4 30
6 30
8 30
×6=210
現行・新教育課程
弾力的運用?
(来年度に向けて)
国 社 数 理 音 美 体 技 英 道・特
5
新 4
2年 4
新 3
3年 4
新 3
1年
4
3
4
3
2-3
85
※ 35 ×2=70
3
3
4
3
4
3
3
3
3
3
3-4
80
選・総
計
2 2 3 2 4 2 4 30
45 45 90 2 3 2 100 28
1-2 1-2 3 2 4 2 6 30
1 1 90 2 3 2 155 28
1 1 3 2-3 4 2 8 30
1 1 90 1 3 2 235 28
×3=105
×4=140
×5=175
×6=210
今後の取組について

学校や学年のねらい→年間指導計画の作成

現在実施されている活動を検討
– 横断的・総合的な学習活動から
– 学校行事、創意の時間での活動から

実施に向けた環境整備
– 図書館の充実、ふるさとマップ、・・

教育課程(実施時期・時間割等)の検討

活動等に必要な費用の確保

各教科等との関連を配慮
– 技術(情報基礎)、美術(レタリング)、・・
総合的な学習の時間
インターネット 「一中学教師のメモ帳」
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/seiki/
移行措置について (現行→新課程)
総合的な学習の
(年度)
現
行
の
課
程
14
13
教育課程
を編成
社・数・理・英
12
11
時間を加えて
国・音・美・体・技
道・特・総則
1年
2年
3年
授業の1単位時間の弾力化
実践する上での留意点

内容過多はさけ、できるところから実践を

子供自身が課題を持って活動できるように

「子供とともに」の姿勢を大切に

実施時期や時間割に工夫を

環境整備を

家庭・地域社会との連携・協力を
進路指導との共通性

全体的な取組

学習方法

活動内容

体験活動の発展
私見
全体的な取組について
進路指導
総合的な学習の時間
全体 3 年間を 見通し た 計画 3年間を見通した計画
計画 (進路学習系統図)
内容
地域
連携
環境
整備
・学級活動での学習と
啓発的体験の関連
・職場訪問・体験等の啓
発的体験活動
・地域の人の講座
教育委員会、PTA、地域
の関係機関・団体等との
連携・協力
進路相談室、進路コーナ
ー、学級掲示等の工夫
・各教科等の学習と総合的
な学習の時間の関連
・国際・情報・環境・福祉等
調査や体験活動
・地域の人とTT
教育委員会、PTA、地域
の関係機関・団体等との連
携・協力 (学校評議員)
図書館や資料室に各コー
ナー、学級掲示等の工夫
学習方法の共通性 (例)
職場体験
環境学習
職業についての学習
環境問題の学習
希望職場の調査
調べたい課題の希望調査
グループ編成
グループ編成
質問項目、訪問打合せ
調査項目、調査方法検討
職場体験
調査、見学、体験等の活動
体験結果のまとめ
調査等の結果のまとめ
体験報告会
結果報告会
活動のノウハウの利用
学級の壁を取り払った学習形態
学年集会でオリエンテーション、希望調査により
グループ編成
地域の諸機関への調査・体験活動
依頼の電話、事前訪問と概要説明、マナー、
活動後の礼状発送 (学校がどの程度係わるか)
地域人材バンク、地域環境マップ
教育委員会、関係諸機関・団体、PTA等の連携
地域の人材・体験等の可能な場所等のリストアップ
(→学校評議員の設置、特別非常勤講師制度、学校支援
ボランティア等)
啓発的体験活動の発展→総合的な学習の時間
職場体験
総合的な学習の時間
職場で仕事を体験
+α(詳しい説明・見学)
働くことを体験
+疑問・課題の解決
→自己の生き方を考える
+学ぶ力の育成
【例1】 スーパーへ訪問
職業体験+商品の流通について学習
【例2】 図書館へ訪問
職業体験+図書の分類(十進分類法)について学習
生活科と総合的な学習の時間
生活科
新設の経緯 社会と理科を統合
体験、活動を通して学習
内容構成 学校と生活、家庭と生活
公共物公共施設の利用
動植物の飼育・栽培 …
総合化の視 思考と行動の未分化とい
点
う発達上の特性
体験活動 栽培、飼育、製作、乗物
や郵便、お手伝い、…
位置付け 教科、教科書あり
総合的な学習の時間
各学校が特色ある教育
教科の枠を超えた学習
横断的・総合的な課題
興味・関心に基づく課題
地域や学校の特色 …
各教科等で身につけた知
識や技能を総合化
社会の変化に対応した内
容、学校地域の特色、…
時間、教科書なし