PowerPoint/2.0MB - 環境省・学校エコ改修と環境教育事業 ecoflow
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男山第二中学校エコ改修研究会
基本構想の発表
D グループ
1.昼間でも暗い教室
男山第二中学校
2.校舎の温度調節の改善
~5つの課題点~
3.排水能力の低いグラウンド
4.校舎の雨漏り
5.校門直近にある
冬眠化した南校舎の存在
男山第二中学校エコ改修研究会
Dgroup
熱環境の現状把握と目標設定
既設オムロンEW300Fシステムによる教室内熱環境の現状把握
温度、湿度、グローブ温度を総合した体感温度指標の導入
070919 中校舎室内温度・湿度
070919 室内グローブ温度
070919 百葉箱の温度・湿度
熱環境の現状把握と夜間冷気の活用
夜間冷気の活用
熱環境の現状把握と夜間冷気の活用
夜間冷気の活用
空気の質環境の現状把握と目標設定
密閉された教室の中では、子供たちの呼気によってCO2濃度が4,000pp
mにも達することがあり学習への集中力を低下させる
→文部科学省推奨値:教室のCO2濃度1,500ppm以下の確保
(出典:学校エコ改修と環境教育事業の頁7「自然換気・通風」)
教室内に設置する石油ストーブ暖房はCO2濃度をさらに上昇させる
→暖房方式の改善
空気環境 の 現状把握・目標設定
①普通教室の気積
8m×8m×3mH=192 m3
②40人授業のCO2発生量
(成人男子中等作業の場合)
0.046m3/hr・人×40人
=1.84 m3/hr
③密閉教室のCO2濃度
1.84m3/hr÷192m3
=9,600 ppm/hr
④必要換気量
Qp=M/(Ci-Co)
Qp:必要換気量
M:室内における汚染質発生量
(m3/hr)
Ci:室内の汚染質設計基準濃度
(m3/hr)
Co:取入れ外気の汚染室濃度
(m3/hr)
Qp=1.84/(0.15/100-0.033/
100)
=1572 m3/hr
二酸化炭素濃度の空気汚染指標と各種基準
(出典:空気調和衛生工学便覧 基礎編 第2編 第3章 空気環境計画)
ppm
空気汚染指標
基準値
法律など
330
大気の組成における二酸化
炭素容積比
1000
建築基準法、ビル衛生管理法
(中央管理方式の空調設備)
換気計算に使用される許容
値 (燃焼器具なし)
1500
学校環境衛生基準
(文部科学省推奨値)
2000~
5000
相当不良と認められる
(燃焼器具併用の場合)
4000
5000
以上
学習への集中力を低下させる
(学校のエコ改修と環境教育
事業の資料より)
最も不良と認められる
(燃焼器具併用の場合)
5000
労働安全衛生法
(空調設備なし)
700
多数継続在室する場合の
許容値 (燃焼器具なし)
1000
一般の場合の許容値
(燃焼器具なし)
1500
3つの『活用』による
リニューアル
1.自然エネルギーの『活用』
・・・
熱
光
水
緑
2.既存校舎の『活用』
3.地域人材の『活用』
男山第二中学校エコ改修研究会
Dgroup
3つの「活用」により・・・
「自然を利用した環境の改善と共に、
地域、世代間交流となる学校」
「生徒~教職員~地域住民すべてを包み込む学び舎」
~CO2削減の達成量・太陽光発電量などを目に見える形で改修~
・訪れる人々の学び場となる学校
・地域、家庭を取り込んだ広域的なエコ啓蒙活動拠点となる学校
男山第二中学校エコ改修研究会
Dgroup
運動場
学校教室棟
体育館
地域交流棟
駐輪場
学校教室棟
学校教室棟
駐輪場
体育館
体育館
地域交流棟
地域住民動線
生徒動線
自転車動線
既存樹木
男山第二中学校エコ改修研究会
Dgroup
1. 自然エネルギーの『活用』
熱
遮熱・・・ブリーズソレイユ、Low-Eガラス、
外壁の断熱例
外付けブラインドによる熱進入の軽減
ブリーズソレイユ
断熱・・・自然素材による外壁・屋根の断熱等(外断熱)
蓄熱・・・建物躯体を利用した太陽熱の蓄熱(ナイトパージ)
集熱・・・アースチューブ・屋上を利用した集熱と 暖冷気ネットワーク
男山第二中学校エコ改修研究会
Dgroup
1. 自然エネルギーの『活用』
ブリーズソレイユによる遮熱
熱
自然素材による断熱
屋根断熱
アースチューブ
屋根断熱
ブリーズソレイユ
壁面緑化による遮熱
アースチューブによる集熱
自然素材による断熱
全体配置図
男山第二中学校エコ改修研究会
Dgroup
1. 自然エネルギーの『活用』
光
ライトシェルフによる明るい教室
太陽電池による発電
ライトシェルフ
光と風を取込む塔・階段室を利用した温度差換気
太陽光発電
風力・太陽光発電
男山第二中学校エコ改修研究会
Dgroup
1. 自然エネルギーの『活用』
光
ライトシェルフによる明る
い教室
ライトシェルフによる明る
い教室
太陽光による発電
太陽光による発電
全体配置図
男山第二中学校エコ改修研究会
Dgroup
蒸発潜熱による外壁冷却
1. 自然エネルギーの『活用』
水
雨水利用による植物への散水
ビオトープへの利用
WC用排水や雑排水としての利用
初期消火用水
ビオトープ
災害時防災拠点となった時の生活用水への利用
蒸発潜熱を利用した冷却
光触媒による冷却システム
消防用水
男山第二中学校エコ改修研究会
Dgroup
1. 自然エネルギーの『活用』
雨水貯留層
水
ビオトープ
雨水貯留層
雨水貯留ゾーン
雨水貯留ゾーン
壁面冷却
壁面冷却
ビオトープ
全体配置図
男山第二中学校エコ改修研究会
Dgroup
バンブーケージ
1. 自然エネルギーの『活用』
緑
竹林のバッファーゾーン
植物の蒸散効果の利用
壁面緑化
グラウンドの芝生化
風の道となるバンブーストリート
竹のフローリング
壁面緑化
竹林のバッファーゾーン
男山第二中学校エコ改修研究会
Dgroup
1. 自然エネルギーの『活用』
グラウンドの芝生化
緑
壁面緑化
グラウンドの芝生化
バンブーケージ
バンブーケージ
壁面緑化
バンブーケージ
風の道
「バンブーストリート」
バンブーケージ
風の道
「バンブーストリート」
全体配置図
男山第二中学校エコ改修研究会
Dgroup
2. 既存校舎の『活用』
・南校舎を環境教育・地域交流センターとして活用
(ユニバーサルデザインを取入れる)
・エコ学習の成果を展示するスペースとして活用
・既設オムロンEW300Fシステムのデータ分析と環境教育が
出来るネット環境の整備
・高効率照明器具(Hf 型蛍光灯)の採用
・更衣室及び休憩室の確保
・災害時の防災拠点としての利用(調理室)
・エコ学習スペースとなる図書館の設置
・託児スペースを併設
・ダイニング・バー
・足湯によるコミュニケーションゾーン
男山第二中学校エコ改修研究会
Dgroup
2. 既存校舎の『活用』
地域交流ゾーン
運動場
エコ学習ゾーン
防災拠点
エコ学習ゾーン
防災拠点
防災拠点
地域交流ゾーン
男山第二中学校エコ改修研究会
Dgroup
3. 地域人材の『活用』
・ 『発明のまち』
エジソンの電球、二宮忠八の飛行機、松花堂弁当
流れ橋、背割堤
・『地域エコスクール』
家庭生活、学校生活から始められるエコ活動の教育
・『共学』(生涯学習)・・・竹の工芸品を製作する職人さん
地域のお年寄になどよる課外授業
・『共育』・・・学校と地域で共に育てるエコ環境
・『共作』・・・学校と地域で共にエコ改修作業の一助となる
(職人さんによる竹の工芸品を活用した内装)
男山第二中学校エコ改修研究会
Dgroup
~地域交流の場として~
~竹の工芸品を製作する職人さんよる課外授業~
~地域のお年寄になどよる課外授業~
~エコ学習~
~生涯学習の場として~
学校エコ改修と環境教育事業サイクルの提案
1.エコ改修検討会で学習・調査・基本構想
1-1 現状把握
1-2 目標設定(熱環境、空気の質、照度環境、水
循環・緑化、光熱費削減の改修目標設定)
1-3基本構想(改善計画の立案)
4.地域への普及
4-1 グループ単位で学ぶ、考える
4-2 自然エネルギーを活かした魅力
的な街づくり
2.建設委員会で設計、改修工事
2-1 設計
2-2 改修工事
2-3 施設の省エネ運用
3.効果検証
3-1 学習環境の改修数値目標達成度
3-2 ランニングコストの削減率
3-3 学校生活での実践と環境教育