英語論文の書き方

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英語論文の書き方
論文にかぎらないことですが.
Skill upの成長曲線
頑張っているのに
停滞している時期
再び急成長
する時期
最初は少しの
努力で急成長
今,自分がどの時期にいるのかを客観的に理解することが大切
1発表で1論文
発表当日を論文作成の締め切りにする.
メリット1
締め切り効果がある.
メリット2
発表当日に論文の考察が完成しているので,
質問対策も万全.
英語論文を書く際の注意点
1.
簡潔に書く.
(文章は短く.Simple is best)
2.
言いたいことは段落の最初に書く.
アメリカ人は,結論を最初に言う習慣がある.
3.
自分の言いたいことであっても,論文の内容から
脱線することは書かない.
逆に,自分の知っていることは説明が不足に
なりがちなので注意
英語で論文を書くことについて.
前提
1. 日本人がいくら勉強しても完璧な英語は無理
(わりきりが必要.準備は不要.とにかく書く)
ジェームスボンドは目的地に
着くまでの道で武器を調達.
準備するより,まず書き始める.
英語で論文を書くことについて.
前提
2. Nativeでも論文のトレーニングを受けて
いない人には論文は書けません.
(国語の先生が医学論文を書けないのと同じ)
3. 内容が良ければ,雑誌の編集者が勝手に
英語を直してくれる.
論文の翻訳にかかる費用
日本語を直接英語に翻訳(高い!)
だいたい一論文につき10万円(3週間くらいかかる)
完成度はいまいちですが,とにかく急ぐ人にはおすすめ
(JBJS Brにこのパターンで投稿したが,英語が悪いというコメントはなかった.)
自分で英語にしてnative check(おすすめ)
一論文につき3万円程度(1週間でOK)
ラフな英語でも,結構完成度は高い.
内容に関するコメントはないので注意.
シェリーさんにcheckしてもらう(王道)
内容に関してもいろいろ教えていただけます.
ある程度時間は必要(最低2ヵ月程度?)
英語論文を読んでいて,気になるフレーズは
Wordに添付.
最近は電子ジャーナルが手に入るので有効!
(例)
Lappin et al. reported LP collapses in 92 of 275
(33%) patients during treatment.1
1.
Lappin K, Kealy D, Cosgrove A. Herring classification: How useful is the
initial radiograph ?. J Pediatr Orthop 2002;22:479-482.
でも,基本的には自分で英語を書かないとだめ
1.
最初は日本語で書く.
(いきなり英語で書き始めるとつまづきます.)
この段階で,構成をしっかりまとめる
2.
日本語が完成してから,英語に訳す.
英語に直した後に,内容が変更になるとやり直し
英語訳自体は,全体の作業の5%くらいの労力です.
適当英語で書けば約48時間で論文が書ける
準備は不要.(前日はよく寝ておく)
まず,自分の書いた論文を,どこのセクションからでも良い
ので,辞書なしで英語に訳す.
わからないところは,とりあえずローマ字で書いておく.
冠詞,時制は適当でOK
スピードの目安としてintroductionを20分くらいで書く.
(完成度は3割くらいで十分.そのかわり必ず全文を訳す)
1日目の作業終了
作業2日目
一度,英語に直す作業をしているので,頭の中に
疑問点が蓄積する.ここから辞書を使っても良い.
この後で,他の論文を読むと,必要なセンテンスが頭の中
に飛び込んでくる.(ここの表現は使える!という感じ)
ベンツが欲しいなあ~
人間の脳(右脳)は,与えられた
課題に対する答えを出すのが得意
どんどん書けるので,自信がつく(この点は意外に重要)
おすすめ辞書
Book shelf Basic(windows PCに標準装備)
例文が多いのがgoodです.
実際の使い方
Subaxialの回旋が術後に低下する.と書きたい!
低下 で調べると
a decrine
文例 目立って学生の学力が低下している.
There is a marked decline in the students’ scholastic
performance. (この文が使えそうだ!)
There was a decline in the subaxial rotation after
operation.
実際の例(黒田先生の場合)
1時間半で...
内容はめちゃくちゃですが,方法と対象がひととおり完成しました.
次の日に完成度を少しずつupしていきます.
1回目は内容よりもとにかくスピードを上げて,
全文を一気に訳します.
参考資料
日整会誌
「学会発表の方法と医学論文の書き方」72,1-8,1998
Pam Zaberさん(アメリカの獣医さん)
留学経験のある整形外科Drがホームページ上で推薦
していた人です.
最近は,Editdoc English Editing という名前で営業
ただし,やりとりはe-mail(英語)です.
英語論文を校正してもらうのにfull paperで3万円程
2週間以内にきっちり直してくれます.
E-mail: [email protected]
ご清聴ありがとう
ございました.