自殺問題と仏教とお坊さん - 自死・自殺に向き合う僧侶の会

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Transcript 自殺問題と仏教とお坊さん - 自死・自殺に向き合う僧侶の会

一人ひとりが生き生きと暮らすために
安心して悩むことのできる社会
を目指して
2008年11月9日(日)
自殺対策に取り組む僧侶の会
1.自殺対策に取り組む僧侶の会

年間自殺者数が10年連続で3万人超

“いのち”の問題を問い続ける僧侶として
「この事態をどうにかしたい」という思い

東京近郊の超宗派の僧侶有志が活動
(11月1日現在、浄土真宗、曹洞宗、日蓮宗、浄土宗、臨済宗、真言宗)
2.私たちのめざすもの

ただ自殺者数が減ればいいのではない

生き生きと暮らすようになり、その帰結と
して自殺する人の数が減ってほしい

そのために
安心して悩むことのできる社会づくり
を目指します
3.「自殺対策」とは「生きる支援」
「自殺したい人を救うこと」 ではありません
死にたくて自殺する人はいません!
生きていくことができないほど辛い人
そう感じている気持に寄り添う
その原因を取り除くため一緒に考え・行動
“いのち”を見つめ共に生きるための活動
4.自死の問い・お坊さんとの往復書簡

自死に関する相談を手紙で受け付け、
3人一組で文案を考え、手書きで返信
「他人にとっては些細なことでも、あなた
にとっては重大な問題です」

2008年1月に開始、10月末までに494通

「やっと気持ちの届け先を見つけました」
「往復書簡」の実際の対応
相談者
事務局
電子化
返信者
文案を協議
OK!
手書きで清書
5.「いのちの日 いのちの時間」(法要)
自死者追悼法要を毎年12月1日に開催
 今年は東京・築地本願寺にて


自死遺族の方々に集まっていただき、
仏さまの前で “いのち”を見つめ直す
時間を一緒に過ごします

各宗派の特徴を生かした法要と茶話会
2007年12月1日(土) 自死者の追悼法要(於:日蓮宗永寿院)
6.私たちがこれから展開したいこと

人材育成(各地に同志を増やしたい)
往復書簡のノウハウの横展開
手紙相談ワークショップの出張開催

啓発活動
主要都市でのシンポジウム自主開催
(東京、大阪、名古屋、福岡を想定)
ご静聴
ありがとうございました
自殺対策に取り組む僧侶の会
浄土宗 蓮宝寺
小川 有閑