Transcript スライド 1
たとえ大きな地震が発生したり、避難勧告が発表されても、 多くの人はなかなか避難することができない! ① 宮城県気仙沼市の例(とても大きなゆれだったのに・・・) ・平成15年5月26日 18:24頃 宮城県沖を震源とするM7.0の地震発生 ・津波警報や避難情報は発表されなかったが、気仙沼市は震度5弱のゆれ ・気仙沼市民の津波避難率は・・・わずか1.7% ② 三重県尾鷲市の例(1日に2回地震があったのに・・・) ① ・平成16年9月5日 19:07頃 紀伊半島沖を震源とするM6.9の地震発生 ・尾鷲市では震度3のゆれを観測し、津波注意報が発表された ・尾鷲市民の津波避難率は・・・8.4% ・平成16年9月5日 23:57頃 東海道沖を震源とするM7.4の地震発生 ・尾鷲市では震度4のゆれを観測し、津波警報と避難勧告が発表された ・尾鷲市民の津波避難率は・・・19.7% ③ 釜石市の例(情報がたくさん発表されたのに・・・) ・平成18年11月15日 20:15頃 千歳列島を震源とするM8.1の地震発生 ・釜石市ではほとんどゆれなかったが、津波注意報と避難指示が発表された ・津波の被害を受ける可能性のある地域のうち、家族の誰かが避難したのは、わずか8.7% ②-2 ②-1 ③ 平成18年11月15日 釜石市民の避難の状況 [1/3] (自宅が津波による被害を受ける場所に住んでいることを知っていた人:154名対象) 50cmの津波なら避難しなくても大丈夫だろう 地震のゆれもほとんどなかったし、 津波は小さいだろう 思わなかった 13.2% 思わなかった 29.5% 思った 思った 86.8% 70.5% 「50cmの津波が来る」という予報でも・・・ ゆれが小さくても津波が来ることは・・・ 平成18年11月15日 釜石市民の避難の状況 [2/3] (自宅が津波による被害を受ける場所に住んでいることを知っていた人:154名対象) 津波注意報や避難指示を聞いたとき、 津波の襲来や被害を想起したか? 自らの身に危険が及ぶと思った? 身に危険が及ぶ と思った 全く思い 浮かばなかった 16.2% 思い浮かんだ 83.8% 身の危険は 意識もしなかった 危険が及ぶ可能性は 高いと思った どちらとも いえない 15.7% 身に危険が 及ばないと思った 37.8% 危険が及ぶ 可能性は 低いと思った 38.6% 津波のことを思い浮かべても、「自らの身の危険」は感じなかった 平成18年11月15日 釜石市民の避難の状況 [3/3] (自宅が津波による被害を受ける場所に住んでいることを知っていた人:154名対象) 家族全員が 一緒に避難した 家族のうち 何人かは避難した 4.7% 4.0% 家族のうち 誰も避難しなかった 91.3% 津波の危険な地域に住んでいても、なかなか避難することができない!