1910年代 ~日韓併合から独立運動へ~ ~新小説から新文学へ~

Download Report

Transcript 1910年代 ~日韓併合から独立運動へ~ ~新小説から新文学へ~

1910年代
~日韓併合から独立運動へ~
~新小説から近代小説へ~
18/04/2006 専門演習Ⅱ
13203126 財津信
略年表 01_01
1910年
韓国併合
朝鮮総督府
1911年
百五人事件
朝鮮教育令
1912年
1913年
安昌浩、米で興士団
結成
「長恨夢」公演
略年表 01_02
1914年
第1次世界大戦勃発
東京の留学生
『学之光』創刊
崔南善『青春』を創刊
1915年
1916年
朝鮮総督府庁舎起工
1917年
ロシア革命
略年表 01_03
1918年
ウィルソン米大統領
14か条の平和原則
日本シベリアに出兵
第1次世界大戦終結
1919年
パリ講和会議
中国5・4運動
ヴェルサイユ講和条約
東京で朝鮮留学生が
朝鮮青年独立団宣言
(2・8独立宣言)を発表
略年表 01_04
1919年(続き)
3・1独立運動
コミンテルン創立大会
上海に大韓民国
臨時政府
堤岩里事件
おまけ
※後の指導者も2人、
この時代に生まれる
金日成(1912)
朴正煕(1917)
略年表 02_01
1910年
李光洙 「獄中豪傑」「熊」「幼い犠牲」
李海朝 『自由の鐘』
1911年
略年表 02_02
1912年
李人稙 「貧しい鮮郎の日本美人」
1913年
趙重恒 『毎日申報』に「長恨夢」連載
1914年
略年表 02_03
1915年
1916年
申采浩 「夢の空」(未発表)
1917年
李光洙 『毎日申報』に「無情」「開拓者」連載
略年表 02_04
1918年
朱耀翰 「プルノリ」
梁建植 「悲しい矛盾」
李光洙 『無情』「尹光浩」「子女中心論」
「宿命論的人生観より自力的人生観に」
略年表 02_05
1919年
文学同人誌『創造』創刊
金東仁 「弱き者の悲しみ」「心浅い者よ」
新小説と近代小説 01_01
新小説
1906年の李人稙「血の涙」から、
1917年の李光洙『無情』までの
14年間の小説
古典的小説と近代小説の橋渡しを行った
新小説と近代小説 01_02
新小説
封建主義の打破と開化啓蒙・
自主独立・民衆的愛国思想の鼓舞・
西欧新思想の紹介などが主要な目的
新小説と近代小説 01_03
新小説
作品の主題を同時代に、
ハングルを使った言文一致の散文
などが新たな面
新小説と近代小説 01_04
新小説
勧善懲悪が主題、
全体の構成はいかにも作り物という
感じを与える、
などが、古典的小説と同じ
新小説と近代小説 01_05
近代小説
1917年の李光洙『無情』から、
現代までの小説
当初は、啓蒙的目的の作品が大半
後に、純粋文学を目指す
新小説と近代小説 01_06
近代小説
言文一致、
文学を相対化する態度、
勧善懲悪に陥らない現実の具体的描写、
新小説と近代小説 01_07
近代小説
非現実的観念や思考を排除した現実の再現、
近代的思想の反映とその描写、
などが、その特徴
まとめ 01_01
1910年代は、
社会は、日韓併合から独立運動へ
文学は、新小説から近代小説へ
まとめ 01_02
と、同時に、
それぞれが自立を目指した時代
と、いえるのではないか??
参考文献
文献
『朝鮮韓国近現代史事典』、
韓国史事典編纂会・金容権、日本評論社
『朝鮮を知る事典』
伊藤亜人・他、平凡社
参考文献 01_02
インターネット
http://www.hanlab.gr.jp/~cham/ajiwau/contents.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/
韓国併合
1910年8月22日、日本が大韓帝国
(今の韓国と北朝鮮に相当する地域)を
併合したこと
これにより大韓帝国は消滅し、
日本は朝鮮半島を領有
朝鮮総督府
1910年、日韓併合によって、朝鮮半島を
統治するために、日本がソウルの景福宮の
敷地内に設置した官庁
宮殿正門に庁舎を建てたため、
街から宮殿は見えなくなる
14か条の平和原則
1918年1月8日、第一次世界大戦終結の
ために、米大統領ウィルソンが発表した
平和原則
その中の民族自決については、
3.1独立運動に影響を与える
3.1独立運動
1919年3月1日、ソウルのタプコル公園
から始まった、全国規模の独立運動
武力で鎮圧されたが、総督府の政策を
武断政治から文化政治へ転換させる
契機となる
『毎日申報』
日韓併合と同時に発刊が始まった、
総督府の機関紙の姉妹紙
抗日の立場の『大韓毎日申報』が前身
「長恨夢」
日本の『金色夜叉』が翻案されたもの
儒教社会で受け入れられるよう、
いくつか設定を変えており、
非常に流行する
「無情」
朝鮮近代文学の
出発点であり、
李光洙初の長編小説
著者と読者、双方に
意味のある構成
図は、『無情』初版本の本文第1頁
『青春』
最初の本格的な月刊総合誌
啓蒙と教育が発刊主旨で、
民族主義の思想を鼓舞する
もので一貫
『創造』
最初の文芸同人誌
それまでの啓蒙主義的性格を
清算、口語体文章を確立するなど、
近代小説の発展に、大きな 役割を果たす
完
せんせい、
あとは、
おねがいします…orz