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第3回勉強レポート:優秀レポートの基準 1) 発展問題を解いていること。 -> 40名 2) 12番の単位の問題が合っていること。 -> 22名 3) 13番(発展問題)の放物運動と単振動以外 運動方程式を書くだけでなく、運動を出している、 間違っていない。 4) 運動方程式のベクトルをベクトルらしく書いていること。 太字または上に矢印 1番の運動方程式をベクトルで書き、 2番の1次元の問題をスカラーで書いている。 5) わかりやすく丁寧に説明しているか。 1 回転の話 ・回転と人体 ・回転のベクトル ・回転角速度と速度の関係 2 回転と人体 人間は回転をどこで感じるか? 内耳で感じる。 耳がやられると、目まいがする。平衡感覚がおかしくなる。 三半規管 半円状の器官が、 垂直な面上にある。 中にリンパ液が入っている。 流れが変わると、半規管中の 感覚毛が感知して、神経を通して 脳に信号が行く。 3 角速度ベクトル 回転を表すベクトル オメガ 大きさは、角速度。 単位時間に回った角度。 単位は、ラジアン/秒 rad/s 方向は、回転面に垂直 向きは右ねじが進む方向 回転ベクトルの向きに注意。 日常会話の「回転の方向」と ベクトルの向きは違う。 問題:地球の自転の角速度ベクトルの 方向を図示せよ。理由も述べよ。 4 ラジアンの復習 平面角 半径1の円上の弧の長さ。 0から2πの範囲。 単位:ラジアン(rad) 無次元量 扇形の半径がr, 弧の長さが の時、 中心角は、 r 復習 radian ラジアン 似た単語 radius 半径 1 O θ 5 無次元量とは 教科書p.383 物理の4つの基本単位で表せない量 m(メートル) 長さ kg(キログラム)質量 s (秒) 時間 A (アンペア) 電流-> 後期の電磁気でやります。 例: 個数 N (個) 角度 θ(ラジアン) 6 比率 ratio 同じ単位の物の割り算 例:あるクラスの女子の比率は1/2 = 女子の人数/全体 の人数 例2:雨が降る日は1/4 = 雨が降る日/全部の日数 ・比率は一般には足せない。 上記の1/2 + 1/4 = 3/4 を求めても、意味がない。 ・分母が同じなら足せる場合もある。 例:ずっと晴れている日は1/3=晴れの日/全部の日数 上記の数字と足して、1/4 + 1/3 = 7/12 晴れた日か雨が降る日になる確率 7 解答:地球の自転 自転の向きは矢印の通り。 太陽が東から西へ進むように見えるので、 地球は西から東に動いている。 あるいは、時差から考えてもよい。 (日本とアメリカ西海岸の時差は17時間、 東海岸とは14時間、日本が進んでいる。) したがって、角速度ベクトルは、 回転軸上の方向で 上向き(南極から北極に向かう向き)。 8 回転している時の速度 点Pが原点Oからベクトルrの点にあるとする。 点Pが回転軸の周りにωで回転しているとする。 点Pの速度は、 v ω r で書ける。 P O r 問1.上の式の両辺の単位を調べよ。 問2.上の式を証明せよ。 9 問1の解答:単位 v ωr 左辺は速度なので、単位は m/s (メートル毎秒) ωの単位は、rad/s (ラジアン毎秒) ラジアンは無次元量。 rの単位は、m (メートル)。 したがって右辺の単位は、m/s で左辺と同じ。 10 v ωr 問2の解答: A 点Pを通り、ベクトルωに垂直な面に 回転面がある。回転の中心をAとする。 P θ O r の証明 v AP r sin 速度ベクトルvの向きは、 円の接線の方向で、 紙面の表から裏。 これは の向きと一致する。 ωr 11 補足: v APの証明 r ' 弧の長さ r' 角度 両辺を微分すると、r’が一定なら、 d d r' dt dt v r ' P A 12 円運動の速度は接線方向(半径に垂直)になること。 補足 動径ベクトルをx, y座標で書くと、 r exa cos e y a sin a r v 時間で微分する。半径aや単位ベクトルは 一定(時間が進んでも同じ)。θが変化する。 dr d v e x a sin e y a cos dt dt a e x sin e y cos rとvの内積をとると0なので、円運動の速度は動径ベクトルと 直交する。 13 モーメントとは。 r A の形 動径ベクトル(位置を表す) r A ベクトル。特別な場合は、スカラー(1次元ベクトル)。 N r F 力のモーメント L r p 角運動量もモーメントの1つ。 p mv その他のモーメント 慣性モーメント (前期に勉強します。) 双極子モーメント(後期の電磁気で出てきます。) 14 ・力のモーメント ・角運動量 ・力のモーメントと角運動量の関係 15 力のモーメント 教科書p.50 F ある質点mが原点Oからrの位置にあり、 m mに力Fが加わっているとする。 この時の、点Oのまわりの力のモーメントは、 N r F r O 図でNの方向は、スクリーンを(裏から表に)貫く方向 16 力のモーメントの問題 問題1 力の大きさおよび位置が一定で、力の角度を変化させる。 力のモーメントの大きさが最大および最小になる時の角度を求め、 図示せよ。 m F r O 問題2 長さ2aのシーソーがあり、支点Oはシーソーの中央にある。 質点mがシーソーの端にあるとする。 シーソーと水平線のなす角をθとする時、 mにかかる重力によって生じる、支点0のまわりの力のモーメントを求めよ。 O m 17 力のモーメントの問題1の解答 問題1 力の大きさおよび位置が一定で、力の角度を変化させる。 力のモーメントの大きさが最大および最小になる時の角度を求めよ。 N r F N r F rF sin 力のモーメントの定義 sin sin の最大値は1で、θ=π/2, 3π/2nの時。 の最小値は0で、θ=0, πの時 m r O 18 力のモーメントの問題2の解答 O N r F やり方その1 m r の求め方 成分で書くと、 O y F mgez z r (r cos,0, r sin ) x F (0,0,mg) r F (0, mgr cos,0) yのプラス方向。紙面表から裏への方向。 19 力のモーメントの問題2の解答 N r F の求め方 やり方その2 r O 青いベクトルと赤いベクトルの y なす角は、π/2 + θ F mgez z x 20 力のモーメントの問題2の解答 青いベクトルと赤いベクトルの なす角は、π/2 + θ sin cos 2 r O y F mgez z x N r F mgasin mgacos 2 r 紙面に垂直で、紙面の表から裏。 F 21 三角関数の公式 sin sin sin cos 2 1 y sin y 0 4 2 π cos cos cos sin 2 y cos 2π 22 モーメントとは。 r A の形 動径ベクトル(位置を表す) r A ベクトル。特別な場合は、スカラー(1次元ベクトル)。 N r F 力のモーメント L r p 角運動量もモーメントの1つ。 p mv その他のモーメント 慣性モーメント (前期に勉強します。) 双極子モーメント(後期の電磁気で出てきます。) 23