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成分分析結果を毎年実施 試料名 菌茸廃培地+乳牛糞 ①水分 ②全窒素(N) ③全リン酸(P2O5) ④カリウム(K) ⑤全炭素(C) ⑥ C/N比 ⑦カドミウム(Cd) ⑧全水銀(Hg) ⑨ひ素(As) 55.1 % 1.2 % 1.9 % 1.3 % 17.0 % 14.7 0.28 mg/kg 0.30 mg/kg 0.32 mg/kg 製品堆肥の販売方法と価格設定 販売形態 価格設定 ① 2 t トラック (配達込み) 1台 12,000円 ② 軽トラック(アオリ無し) 〃 3,000円 ③ 軽トラック(アオリ付き) 〃 4,000円 ④ 1 t トラック 〃 5,000円 ⑤ 2 t トラック (配達無し) 〃 10,000円 袋詰め (10kg入り) 1袋 400円卸し *①はJA堆肥銀行、②~⑤はセンターでの直売 組合運営 ・堆肥生産作業、製品配達 ・工程チェック、保守点検 ・販売管理、パソコンによる経理(複式簿記) これらを専業酪農家がすべて自主責任で運営 定例会で検討 →迅速に実行 地域に親しまれる堆肥センターでありたい! 公募で名付けました 堆肥、有機をPR 「こだわりのある地域資源活用」構想の今 農家 「虹の会」設立 酪農家 高品質堆肥 堆肥センター 有機への研究 牛乳 安全な農産物 村開発公社(大芝高原) 「味工房」設立 地場産大豆、野菜、 牛乳の加工販売開始 安全な味噌、漬物、アイスクリームの供給 消費者、公共施設(保育園、小中学校、老人ホーム) 「こだわりのある地域資源活用」構想 ~有機農業による安全な農畜産物の供給~ 農家 有機栽培 酪農家 高品質堆肥 堆肥センター 安全な農産物の供給 村開発公社(大芝高原) 農産物加工・直売、郷土食レストラン ほか、農地保有合理化事業、グリーンツーリズムなど 安全な食材(味噌、豆腐、乳製品等)の供給 消費者、公共施設(保育園、小中学校、老人ホーム) 共同作業に汗を流す組合員の皆さん 真冬の大芝高原 Ⅲ.長野県内堆肥センター運営実態 (1)運営主体別堆肥化施設数 施 設 運 営 形 態 (施設・%) 施設数 施設割合 ①営農集団・農業生産法人 20 45 ②JA等の農業団体 12 27 ③生産者 6 14 ④市町村 4 10 ⑤第三セクター等の公社 1 2 ⑥民間 1 2 44 100 合 計 (2)堆肥センター運営上の課題 (単位:施設・%) 課 題 ①販路の確保が困難 ②堆肥の価格が安価 ③施設の老朽化(修繕費の増大) ④自家経営との労働調整が困難 ⑤堆肥の品質保持が困難 ⑥副資材の確保が困難 ⑦作業員の確保が困難 ⑧臭気対策 合 計 施設数 割 合 38 86 27 61 35 80 12 27 32 73 17 39 5 11 29 66 178 (1)販路の確保が困難 1)家畜排せつ法の施行にともない畜産事業者のふん尿 堆肥化が進み堆肥供給量が増加している。 2)高齢化により堆肥需要が減少している。 3)堆肥化本来の目的を達成した高品質の堆肥が生産さ れていない。 4)地域を基盤にした堆肥利用の取組がされていない。 ①高品質堆肥生産の技術の徹底が必要である。 ②環境負荷軽減ための環境保全型農業の推進等地域ぐ るみの運動の展開が必要である。 ③消費者が求める安全で美味しい農産物の生産には、 農薬や化学肥料を減らし堆肥による土づくりが不可欠 である。