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平成20年度
第4回
参考資料
知事とのタウンミーティング
北陸新幹線開業のインパクト
~広がるチャンスと地域への課題~
平成21年1月20日(火)
(リージョンプラザ上越 コンサートホール)
2014年度末 北陸新幹線金沢延伸
【現在の北陸新幹線】
「東京」-「長野」間で運行中
新潟
【2014年度末】
「長野」-「金沢」間の延伸工事が完了し、
「東京」から「金沢」への直通路線に
上越新幹線
※県内では上越(仮称)駅、糸魚川駅に停車
直江津
柏崎
長岡
ほくほく線
上越(仮称)
北陸線
糸魚川
越後湯沢
富山、金沢へ
信越線
北陸新幹線
長野、東京へ
注)ほくほく線の区
間は、六日町駅~犀
潟駅間です。
-1-
各種の懸念・課題も
◇県全体では
◇上越地域では
新たな
交通
ネットワーク
他の経済圏に吸収
通過駅になってしまう不安
北陸(金沢・富山)の拠
点性向上
中・下越と上越の分断感
「東京直結」の優位性低下
企業支店等が北陸へ移転
宿泊客減少の懸念
日帰り可能圏拡大の影
響
並行在来線(信越線・北陸本線)
=生活手段としての存続
既存の交通機関の 活
性化、利用促進
上越新幹線、ほくほく線等のさ
らなる利用促進
新駅の活用
新幹線を活かせる ま
ちづくりのあり方
さらなる魅力づくりの必要
新たなまちづくりのあり方
-2-
所要時間の短縮
◆北陸新幹線開業によって縮まる「東京からの」距離
直江津駅
金沢駅
富山駅
225分→142分
(83分短縮)
195分→127分
(68分短縮)
羽田-小松
空港空路
羽田-富山
空港空路
65分
65分
糸魚川駅
153分 → 116分に
(37分の短縮)
+α
上越(仮称)駅
129分 → 95分に
分の短縮)
(34
妙高高原駅
+α
○上越新幹線、ほくほく線を乗り継いでいた移動
→ 大幅に時間短縮
○航空路を使用した移動(富山、金沢)
→ 北陸新幹線利用によって運賃減、便数増
※時間は試算における最速パターン
「北陸新幹線の需要予測等に関する調査」(H10北陸新幹線建設促進同盟会)より
長野駅
79分
東京から
-3-
交流可能圏域の拡大
◆短い時間内で交流可能な人口が大幅に増加
上越市を基点にした到達可能圏
180分
現在
1時間圏内
金沢●
60分
180分
開業後
120分
富山●
「北陸新幹線を活かした地域振興策のあり方策定業務 報告書」 (H18北
陸新幹線長野・糸魚川間フル規格整備推進上越広域協議会) を参考に整
理
●長野
2時間圏内
120分
3時間圏内
60分
富山●
直江津
駅
●東京
金沢●
●長野
上越
(仮称)駅
京都●
●東京
●静岡
●静岡
京都●
上越地域から… 1時間圏内の交流可能人口は 約6.8倍 約350万人に
2時間圏内の交流可能人口は 約3.7倍 約3,500万人に
-4-
期待される効果
◇上越地域では
◇県全体では
【広域的な時間短縮】
→ 通勤・通学、通院含め
【新しい交通の動脈】
→ 上越を新たな拠点にした
日常生活の利便性向上
観光・ビジネスの広がり
【観光・産業の活性化】
→ 東京から日帰り圏内に
観光・ビジネスの利便性
【PR効果】
→ 知名度の向上
交流拡大の大きな武器
千載一遇の
大きなチャンス!
「佐渡へ」「柏崎へ」
【産業の活性化】
→ 産業活性化の波及
新たなビジネスチャンス
【PR効果】
→ 知名度の向上
交流拡大の大きな武器
-5-
新潟・北陸への「ひと」の動き
交通手段別で見ると
居住地から目的地までの年間流動人数
全国からの流動
(千人)
12,000
「関東甲信越静」都県からの流動
(千人)
11,162
10,000
9,000
8,000
9,249
9,063
6,000
4,000
うち、長野県から
の流動 2,279
7,000
乗用車等
バス
船
鉄道
空路
8,000
8,618
乗用車等
バス
船
鉄道
空路
6,000
5,000
4,000
3,000
2,000
1,079
1,281
富山県
石川県
1,000
2,000
0
新潟県
0
新潟県
富山県
国土交通省「第4回(2005年)全国幹線旅客純流動調査」(H18)より※アンケートに
よるサンプル調査(秋期平日、休日の2回)をもとに、年間の推計値を算出(※仕事、
観光、私用など全目的)
石川県
国内線空路利用者の状況
(千人)
2,468
2,500
空路利用者の状況
2,000
1,500
1,000
1,019
1,158
うち東京便
978
500
0
新潟空港
富山空港
うち
東京・成田便
1,980
小松空港
※数字は平成18年度の状況
国土交通省「空港管理状況調書」「航空輸送統
計年報」(平成18年度)より
-6-
先に開業した長野県では…
平成9年開業(高崎-長野間)
各駅周辺への影響は?
軽井沢町
(新幹線駅あり)
観光・商業、関東への通勤圏として順調に推移
人口(H20)・・・10年間で約18%増加
小売・卸売業販売額(H16)・・・10年前の約1.5倍
佐久市
(新幹線駅あり)
駅周辺に商業施設等が集積 →周辺からも誘客
人口(H20)・・・10年間で1.1%増加
小売・卸売業販売額(H16)・・・10年前の14%増
小諸市
(新幹線駅なし)
かつての拠点駅だったが、求心力が低下
人口(H19)・・・10年間で1.9%減少
小売・卸売業販売額(H16)・・・10年前の34%減
※各市町ホームページ、日本政策投資銀行調査より整理
-7-
県民の意識は?(1)
「県民アンケート調査(速報版)」
度新潟県)から一部抜粋
(平成20年
「北陸新幹線開業と2014年対策について」をテーマに、郵送によるアンケー
ト調査を実施
対象者
県内在住の20歳以上の方 350名
※県民アンケート協力員1,600名の中から無作為抽出
回答者
275人
※H21.1.5時点で調査票到達分のみ。途中集計の速報値であり、追加のうえ全体集計の予定。
調査時期
平成20年12月19日~12月31日
回答者の構成比
性別
女性
134人
48.7%
(n=275)
年代別
男性
141人
51.3%
60歳以上 20~39歳
80人
92人
29.1%
33.5%
40~59歳
103人
37.5%
佐渡,10人,
3.6%
上越,29人,
10.5%
魚沼,21人,
7.6%
地域別
中越
82人
29.8%
下越,27人,
9.8%
新潟
106人
38.5%
下越地区:新発田市、村上市、胎内市、聖籠町、
関川村、粟島浦村
新潟地区:新潟市、五泉市、阿賀野市、阿賀町
中越地区:長岡市、三条市、柏崎市、小千谷市、
加茂市、見附市、燕市、弥彦村、田上町、出雲崎
町、刈羽村
魚沼地区:十日町市、魚沼市、南魚沼市、川口町、
湯沢町、津南町
上越地区:糸魚川市、妙高市、上越市
佐渡地区:佐渡市
-8-
県民の意識は?(2)
「県民アンケート調査(速報版)」
度新潟県)から一部抜粋
(平成20年
①北陸新幹線開業について関心をお持ちですか。(単一回答)
県全体
(n=275)
上越
不明
1人
0.4%
上越除く
不明
1人、0.4%
(n=246)
関心はない
6人
20.7%
関心はない 関心がある
140人
134人
50.9%
48.7%
関心はない 関心がある
128人
117人
52.0%
47.6%
関心がある
23人
79.3%
②関心がない理由は何ですか。(複数回答)
県全体
自分の住む地域を通らないから
(n=134)
自分が利用する機会はないと思うから
情報がないため判断できないから
6年も先の将来の話だから
普段鉄道を利用しないから
その他
上越
105人、78.4%
(n=6)
77人、57.5%
日常生活に変化はないと思うから
経済的効果や影響は発生しないと思うから
88人、65.7%
20人、14.9%
42人、31.3%
23人、17.2%
61人、45.5%
3人、2.2%
2人、33.3%
6人、100%
4人、66.7%
1人、16.7%
1人、16.7%
1人、16.7%
5人、83.2%
-9-
県民の意識は?(3)
「県民アンケート調査(速報版)」
度新潟県)から一部抜粋
(平成20年
③北陸新幹線開業について危機感をお持ちですか。(単一回答)
県全体
(n=274)
上越
危機感があ
る
(関心はな
89人
い)
32.5%
134人
48.9%
危機感はな
い
40人
14.6%
不明, 11人,
4.0%
(n=29)
上越除く
(関心はな
い)6人
危機感があ
20.7%
る
不明 3人、
13人
10.3%
44.8%
危機感はな
い
7人、24.1%
(③で「危機感がある」と答えた方に)
(n=245)
危機感があ
る
(関心はな
76人
い)
31.0%
128人
危機感はな
52.2%
い
33人
13.5%
不明, 8人,
3.3%
④どのような点に危機感をお持ちですか。(複数回答)
県全体
(n=89)
1人、7.7%
企業の移転や顧客の流出 14人、15.7%
上越新幹線の運行本数の減少
47人、52.8%
並行在来線などの利便性低下
停車本数や速達列車が少ないおそれ
観光客が北陸方面に流れる
行政の取り組みが見えない
日本海側の拠点が新潟から北陸地方に移る
その他
40人、44.9%
17人、19.1%
36人、40.4%
3人、3.4%
(n=13)
13人、100%
56人、62.9%
18人、20.2%
上越
4人、30.8%
4人、30.8%
5人、38.5%
3人、23.1%
2人、15.4%
1人、7.7%
-10-
県民の意識は?(4)
「県民アンケート調査(速報版)」
度新潟県)から一部抜粋
(平成20年
⑤北陸新幹線開業について期待感をお持ちですか。(単一回答)
県全体
(n=274)
上越
期待感があ
る
(関心はな
90人
い)
32.8%
134人
48.9% 期待感はな
い
50人
18.2%
上越除く
(関心はな
い)
6人、20.7%期待感があ
期待感はな
る
い
19人
4人、13.8%
65.5%
(n=29)
(n=245)
期待感があ
る
(関心はな
71人
い)
29.0%
128人
期待感はな
52.2%
い
46人
18.8%
(⑤で「期待感がある」と答えた方に)
⑥どのような点に期待しますか。(複数回答)
5人、5.6%
企業の進出など経済的な効果が期待できる
34人、37.8%
新潟県の拠点性が向上する
37人、41.1%
全国的なPRや知名度アップができる
その他
18人、94.7%
65人、72.2%
首都圏や北陸方面へ行きやすくなる
通勤・通学の範囲が拡大する
9人、47.4%
50人、55.6%
観光客など交流人口が拡大する
21人、23.3%
2人、2.2%
県全体
1人、5.3%
8人、42.1%
(n=90)
6人、31.6%
上越
(n=19)
6人、31.6%
1人、5.3%
-11-
県民の意識は?(5)
「県民アンケート調査(速報版)」
度新潟県)から一部抜粋
(平成20年
⑦実際に起こるかもしれないと思う新潟県への影響はどれですか。(複数回答)
上越新幹線の運行本数の低下や枝線化
138人、51.5%
11人、37.9%
92人、34.3%
企業の移転やストロー現象など経済面への影響
10人、34.5%
143人、53.4%
北越急行の特急やJRの特急・快速の廃止
地域間競争の激化
42人、15.7%
18人、62.1%
6人、20.7%
151人、56.3%
並行在来線、ほくほく線などの維持への懸念
63人、23.5%
新潟県の分断や活力の低下
その他
県全体
1人、0.4%
30人、11.2%
特に聞いたことがない
24人、82.8%
6人、20.7%
上越
(n=268)
(n=29)
⑧新潟県全体が魅力や求心力を高めるために、何が重要だと思いますか。(複数回答)
観光客やビジネス客の増加策の強化
108人、39.9%
県外・外国との物流の活発化
85人、31.4%
特にない
わからない
7人、24.1%
6人、20.7%
14人、48.3%
90人、33.2%
11人、37.9%
126人、46.5%
県内の交通利便性の向上
その他
20人、69.0%
177人、65.3%
経済・産業面での魅力の向上
県内への移住や県人口増加策の強化
13人、44.8%
159人、58.7%
日本海側の拠点としての地位の向上
7人、2.6%
12人、4.4%
9人、3.3%
県全体
(n=271)
1人、3.4%
2人、6.9%
1人、3.4%
上越
(n=29)
-12-
県民の意識は?(6)
「県民アンケート調査(速報版)」
年度新潟県)から一部抜粋
(平成20
自由記入欄に記載いただいたご意見(一部を抜粋したもの)
【並行在来線、ほくほく線に関して】
【県全体での取り組みに関して】
・北陸新幹線開業後は、関東エリアの人がほくほく線にほとんど乗ら
ないと思う。
・下越地方には正直なところ関心が薄い。便利になる分、どこかで
犠牲になる部分が出てくるのだろうと思う。
・通過駅になってはメリットがない。更に在来線が減らされると地元に
はデメリットしかない。
・新潟県全体への経済効果の向上を期待。
・信越線、ほくほく線が廃止にならないよう、県は強力な方策をとるべ
き。
・在来線を利用するようにキャンペーンをしてもらいたい。
【上越地域での取り組みに関して】
・開業前に市民一人ひとりが関心を持っていろいろな事に取り組んで
いかなければならないと思う。そのためには行政が市民にもっとア
ピールを。
・「魅力ある新潟県」にするにはどうしたら良いか、県民が真剣に考
えることが重要。
・他県に「観光、産業」等をPRするべき。
・雪のイメージが強すぎて企業が進出しないと思う。雪、コメだけの
イメージを打破するためのPRを。
・消極的な防衛策だけではなく、大きなチャンスなので広域的に連
携し、積極的に推進してもらいたい。
・アウトレットなど、新潟に行きたくなるような観光の目玉をつくったら
よい。
・上越地方が富山、金沢と一体化していく心配がある。
・新潟県全体の価値を上げるような対策を。
・上越市が通過駅になってほしくない。企業誘致を積極的にしてほし
い。
【その他】
・(仮称)上越駅までのアクセスを充実させてほしい。
・上越、糸魚川が通過駅にならないよう、地域都市計画のご一考を。
(大学等誘致、住宅地整備、港の整備など)
・新幹線をつくっても地域の活性化につながらないと思う。
・まわりの商店の活発化、JRの運行に合わせた循環バスの運行を
考えては。
・新潟東港の鉄道を再開し、国内からコンテナ・物資を集め、東港を
日本海の拠点にするように。
・一番重要なのは、上越新幹線の本数を減らさない為の対策を考え
ること。
・新潟から北陸新幹線に接続できるようにしてほしい。
・もう少し市民に詳しい話を聞かせて欲しい。
-13-