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北村韓屋町踏査
2009. 2. 9.
漢陽大学校都市大学院·筑波大学大学院
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1.
ソウル市に残っている韓屋
2.
北村の位置と意味
3.
北村韓屋まちづくり事業
4.
北村の現在様子
5.
北村、韓屋保全の課題
6.
踏査ルート
1
1. ソウル市に残っている韓屋
23棟(0.1% )
都城内の嘉会洞, 樓下洞, 惠化洞 等
1期:朝鮮末～1913
漢城府時代
2期:1914～1935
京城府時代/境界縮小
1,616棟( 8.6%)
都城内と外の市街地（電車路線）
3期:1936～1962
京城府時代/境界拡大
15,678棟(83.8%)
都城内と土地区画整理事業地区
4期:1963年以降
境界拡大
5,377棟(26.0%)
土地区画整理事業地区, 全域に建設
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2. 北村の位置と意味
北村は，
景福宮と昌德宮,
宗廟 の間に位
置しており，600
年の歴史を持つ
ソウル市の中心
部に位置してい
る．
多い史跡と文
化材，民俗資料
等が分布してお
り，都心内の街
路博物館と呼ば
れる地域である．
清渓川，また
は，鍾路の北方
に位置している
ため，北村と呼
ばれた．
仁王山
(インウァンサ
ン)
北岳
(ブガク)
昌德宮
景福宮
駱山
(ラクサン)
北村
東大門
仁寺洞
(インサドン)
宗廟
(ゾンミョ)
西大門
南大門
木覓山
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3. 北村韓屋まちづくり事業（時期別の変遷）
1912年 嘉会洞31番地一帯
1962年(嘉会洞31番地一帯)
1962年(北村一帯)
徽文高→現代社屋
北村整え はじめ
1930～40年代
都市韓屋の集団建設
• 大型筆地の分割
• 都市韓屋の建設
1960年代
ソウル市の代表的な上流層の住居地
• 韓屋に満ちている北村
1970年代
江南開発と学校の移転
• 中上流層の江南移転
• 学校移転跡地の大型建築物への開発
1980年代
硬直した韓屋保全の時期
• 1977年景福宮一帯「高度地区」の指定
• 1983年北村「第4種集団美観地区」の指定
1990年代
住民反発による規制緩和
北村景観の毀損が始まる
• 1994年高度制限の緩和 (16m)
• 韓屋滅失及び多世帯住宅への転換
2000年代
住民要求による「北村まちづくり」が始まる
• 住民代表から「北村まちづくり」の推進を要求
• 2000年「北村まちづくり」の政策研究（市政研）
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3. 北村韓屋まちづくり事業（2000年～現在）
北村韓屋まちづくり主要事業（2000年～）
韓屋登録制の施行
ソウル市、 SH公社の
示範買入れ
街路環境整備事業
北村 現場事務所 開所
• 住民自律意思による登録 (現在 約10%)
• 改・補修費用の支援、居住者の優先駐車
• 2001年7棟 買入れ (34億ウォン)
• 北村文化センター、ゲストハウス、博物館、工房等との
活用
• 地面舗装、電線地中化(嘉会洞11、31番地一帯)
• 住民密着型行政サービスの提供 (総600余回の住民相談)
北村韓屋まちづくり事業の評価（2005年～）
住民及び市民団体の
意見収集
韓屋修繕業界の
意見収集
関連部署の意見収斂
• 韓屋改・補修の支援拡大、住民参与機会の拡大
• 北村の住居機能の保護
• 韓屋関連建築法の見直し、pool制度の導入
• 北村韓屋及びまちづくりの認識共感
• 政府レベルからの制度改善、予算支援などが必要
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4. 北村の現在様子
嘉会洞一帯の全景
無秩序な街路景観（渓洞）
韓屋改・補修工事中
の様子
嘉会洞31番地の小道
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伝統喫茶店でお茶の葉
を取る姿
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5. 北村、韓屋保全の課題
北村韓屋まちづくり事業からみた韓屋保全における課題と対策
問題点
課題
• 伝統的施工方法の発掘を通じた発展及び継承
• 全工事プロセスにかける管理・審議システムの不足
対案
(進行中)
• 詳細な韓屋修繕の基準が不備
• 多様な伝統文様の研究、開発及び導入（街路別適用）
• 建築法の改定
• 韓屋建築法の新設推
進
• 韓屋審議委員会の積
極的活用
• 周辺景観，付着物等に関する細部指針の追加
• 街路中心のガイドライン及び指針の制定
• 北村地区単位計画
（策定中）
保全と開発の対立
文化財の損失
• 滅失防止のための「韓屋撤去許可制」の導入，北村以外
の韓屋密集地域に対する保全政策の拡大(2008.11.)
• 韓屋改・補修の範囲及び費用支援の規模の拡大
• 漸進的な非韓屋建築物の買入（公共施設への転換）
• ソウル市韓屋宣言
• 韓屋支援条例等関連
規定の改定
周辺地域の無秩序な開発
局地的・一時的な措置
• 北村一帯及び周辺地域を含んだ総合的・長期的な整備
政策の策定が必要
• 北村地区単位計画
（策定中）
• 生活文化材の指定
外かけ上の韓屋
画一的な修繕の形態
調和のとれない街路施設物
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5. 北村、韓屋保全の課題
外かけ上の韓屋
画一的な修繕の形態
調和のとれない街路施設物
保全と開発の対立
文化財の損失
周辺地域の無秩序な開発
局地的・一時的な措置
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北村韓屋町コース
北村韓屋町図
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予想所要時間：40分内外
1 安国駅下車
２ 北村文化センター
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(北村韓屋町の案内、北村の歴史や北村
4
まちづくりプロジェクト等の内容紹介、伝統
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文化イベント等の常時開催)
３ 韓屋密集地域(嘉会洞11番地一帯)
(体表的な韓屋密集地域、街路整備事業の
完了、刺繍博物館、工房等が所々に設置・運営)
４ 韓屋密集地域（嘉会洞31番地一帯)
５ 三清洞道
(ギャラリー、伝統喫茶店、カフェーなどが
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密集、文化・芸術の「デザインソウル街路」
と指定)
６ 夕食場所
（韓食堂）
安 国 駅
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今回踏査コース
(当日事情により変更できる)
北村韓屋町の案内資料上の推薦コース
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