(参考)学校体系の形成とその展開

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Transcript (参考)学校体系の形成とその展開

2005年度
大学評価実務説明会
福岡・兵庫・東京・千葉・岡山・京都・愛知・宮城
財団法人大学基準協会
2005年7月
本日の流れ(1)
• 大学基準協会の大学評価の歴史
• 大学評価と認証評価
• 大学基準協会の評価の特徴
• 大学評価年間スケジュール
• 評価結果について
2
本日の流れ(2)
• 2006年度の大学評価における提出資料一覧
• 点検・評価報告書の作成
• 大学基礎データの作成
• 全般的な注意点
• 2007年度以降における「大学評価」改善の方向性
• 個人情報保護、並びに倫理規程
3
大学基準協会の大学評価の歴史
(「ハンドブック」 Ⅰ-1)
財団法人 大学基準協会
1947(昭和22)年7月設立
1996(平成8)年 加盟判定・相互評価開始
(実績285件)
2004(平成16)年8月31日
初の認証評価機関として認証を受ける
財団法人 日弁連法務研究財団
独立行政法人 大学評価・学位授与機構
財団法人 日本高等教育評価機構
財団法人 短期大学基準協会
4
大学評価と認証評価 (1)
• 「認証評価」とは、文部科学大臣に認証された評
価機関が定期的に行う評価。
• 認証評価の目的
① 評価結果が公表されることにより、大学が社会
による
評価を受ける。
② 評価結果を踏まえて大学が自ら改善を図る。
• 大学が認証されるわけではない。
• 2004(平成16)年度以降、大学基準協会の行う
大学評価(加盟判定審査と相互評価)
が
5
大学評価と認証評価 (2)
評価の申請年度(「ハンドブック」
加盟判定審査
相互評価
Ⅴー1)
申請年
次回相互評価
予定年
平成 11 年度
平成 21 年度
平成 12 年度
平成 22 年度
平成 13 年度
平成 23 年度
平成 14 年度
平成 19 年度
平成 15 年度
平成 20 年度
平成 11 年度
平成 21 年度
平成 12 年度
平成 22 年度
平成 13 年度
平成 23 年度
平成 14 年度
平成 21 年度
平成 15 年度
平成 22 年度
平成13年度に大学基準協会の大学評価を受けた大学のみ
認証評価の期限が早い
認証評価
現在開校してい
るすべての大学
は
平成22年度
末
までに評価を受
けなければなら
ない。
6
大学基準協会の大学評価の特徴
(「ハンドブック」Ⅰ-2~3)(「パンフレット」3~5頁)
1 達成度評価と水準評価([資料6][資料6
-2])
2 専門分野別評価と全学的事項評価
の
総合的評価(「パンフレット」4頁)
3 同僚評価(ピア・レビュー)の重視
4 大学の継続的な改善を求める評価
7
大学評価年間スケジュール (1)
(「ハンドブック」Ⅰ-6~7、Ⅴ-6~7 )
1月末
申請大学、加盟判定審査(もしくは相互評価)申
込書提出
申請大学、評価資料提出
このころには「点検・評価報告書」作成の目処が立って
いないと危険!→1月中には草案を提出すること。
2月上旬 大学基準協会、提出予定資料(各1部)の提出依頼=
申請受理通知文書を各大学に送付
2月下旬
3月上旬
申請大学、提出予定添付資料を各1部提出
大学基準協会、各資料の提出部数並びに提出方法を
各大学に通知
申請大学、評価資料提出(平成18年度は4月3日)
4月上旬 ※ 取下げ期限4月28日以降に申請大学名を公表
8
大学評価年間スケジュール (2)
大学基準協会、評価者研修セミナー開催
5月中・下旬 評価者に申請大学の提出資料を送付
8 月 上 旬 ~ 大学基準協会、分科会を開催
分科会報告書案の検討
9月下旬
8月中旬~
10月上旬
大学基準協会、分科会報告書案を申請大学に送付
実地視察前
申請大学、分科会報告書案に対するコメントを提示
9月上旬~
10月下旬
9月中旬~
12月
実地視察(原則として全キャンパス)
(「ハンドブック」Ⅴ-8~13)
大学基準協会、分科会報告書をもとに大学に対する
評価結果(原案)を作成
9
大学評価年間スケジュール (3)
12月下旬
大学基準協会、評価結果(原案)を申請大学に送付
1月中旬
申請大学、評価結果(原案)に対する意見申立を提出
1月下旬~
2月上旬
申請大学からの意見申立に基づいて判定委員会、相
互評価委員会を開催し、評価結果(案)を確定
2月中・下旬
理事会による評価結果(案)の承認
3月中・下旬
評議員会による評価結果の承認、理事会による評価
結果(案)の最終承認、評価結果の大学への通知、社
会への公表
評価結果通知
後2週間以内
申請大学、必要に応じて評価結果(合・否・保留)に対
する異議申立を提出
4月以降
異議申立審査会、審査結果に基づく評価結果の修
正、理事会による承認
10
評価結果について (1)
「○○大学に対する加盟判定審査結果(相互
評価結果)ならびに認証評価結果」の構成
(「ハンドブック」Ⅰ-8~9、[様式7])
Ⅰ 評価結果
Ⅱ 総評
Ⅲ 大学に対する提言
一、長所として特記すべき事項
二、助言
改善報告書を作成
三、勧告
11
評価結果について (2)
評価結果の公表
・2003(平成15)年度までは、大学基準に適
合しているとされた大学名のみを公表
・2004(平成16)年度以降は、前述の「評価
結果」を当該大学に提示するとともに、刊行
物、ホームページを通じて社会に公表。同時
に文部科学大臣に報告
(参照:http://www.juaa.or.jp/main/frame0215.html)
・申請大学には、可能な限り申請用調書を公
表することが求められる
12
2006(平成18)年度の
大学評価における提出資料一覧 (1)
(「ハンドブッ
提 出 資 料 名
(1)点検・評価報告書
調
書
(2)大学基礎データ
(3)専任教員の教育・研究業績(表24・25)
(4)点検・評価報告書における
主要点検・評価項目記載状況
(1)学生募集要項
(2)パンフレット
添付
資料 (3)教育内容等を理解するための資料
学生便覧、履修要項 等、シラバス
(4)授業時間割表
等)
2006(平成18)年度の
大学評価における提出資料一覧 (2)
提出資料名
(5)学則等、(6)教授会規程、(7)人事規程
(8)学長選出規程等、(9)自己点検・評価規程等
(10) ハラスメント防止に関する規程等
(11) 規程集
(12) 寄附行為、(13) 理事会名簿
(14) 独自の点検・評価報告書
添付資 (15) 附属研究所等のパンフレット
料
(16) 図書館ガイド等
(17) ハラスメントに関するパンフレット
(18) 就職指導に関するパンフレット
(19) カウンセリングのためのパンフレット
(20) 財政に関する資料(財務計算書類、監査
報告書、財政公開状況を具体的に示す資料)
14
点検・評価報告書の作成 (1)
• 報告書全体に関わる構成(「ハンドブック」Ⅴ-2)
– 序章、本章、終章の3部構成
– 序章:大学の判断で記述(例:評価を受ける意義、
目的等)
– 本章:協会指定の主要点検・評価項目の大項目を
意識して記述。
– 終章:自己点検・評価の結果明らかとなった長所
や問題点、改善・改革方策等に関して、本章部分
の記述を基礎に、大学全体の評価を簡潔に記述。
15
点検・評価報告書の作成 (2)
・主要点検・評価項目 ([資料4])
15の大項目の下に
A群、B群、C群に分類される細項目
加盟判定審査-A群 が必須 +可能な限りB群も
相互評価
-A群、B群 が必須
※ 2006年度は移行期間なのでB群項目の採用状況に
よって当該大学の評価結果に影響が及ぶことはない。
※ ただし、少なくともA群項目が設置されていない「9 社
会貢献」については評価すること。
16
点検・評価報告書の作成
(3)
• 大項目内部の構成(「ハンドブック」Ⅴ-2~4)
– 各項目に設定されている細項目は、大学が点検・
評価する際の評価の視点であり、点検・評価報告
書において何らかの形でこれらの項目に言及する。
– 現状を把握した上で、これを点検・評価し、どの
ような改善・改革方策を持っているのかを記載 す
る。
(「現状の把握」「点検・評価」「今後の改善方
策」等の柱立てをしてもかまわないが、それに固
執するあまり、文章が過度に重複したり細切れに
ならぬよう注意)
17
– 少なくとも各大項目ごとに具体的な到達目標につ
点検・評価報告書の作成 (4)
• 評価報告書作成上の具体的留意事項
(「ハン
ドブック」Ⅴ-3)
– 簡潔かつ平易、一義的に理解できるような表現。
– 大学基礎データや、刊行物に記載されている事
項の積極的活用。
– 記述に整合性があり、矛盾がない記述。
– 単なる決意表明だけでなく、教育目標等の達成
に向けての手順の具体的な記述。
– 学内コンセンサスの醸成。
– 率直な記述。
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点検・評価報告書の作成 (5)
2004(平成16)年度大学評価申請大学における申請準備の状況
調書の作成
大学基礎データ作成開始
点検・評価報告書原稿執筆依頼
2003年4月以前
5大学
9大学
2003年5月
8大学
3大学
2003年6月
7大学
7大学
2003年7月
6大学
5大学
2003年8月以降
5大学
7大学
大学数
到達目標の確定時期
原稿執筆依頼方法
A〜C群の細項目ごと
複数の細項目のまとまりごと
大項目ごと
その他
6
10
13
2
大学数
2002年以前
6
2003年5~8月
5
2003年9~12月
10
2004年1~3月
7
2004年10月
1
19
点検・評価報告書における主要点検・評価項目記載状況
大学
法学部
文学部
P.67
P.70
P.74
P.77
P.79
P.81
P.84
P.86
P.88
(B群)入学者選抜試験実施体制の適切性
P.90
-
(B群)入学者選抜基準の透明性
P.93
4 学生の受け入れ
(学生募集方法、入学者選抜方法)
(A群)大学・学部等の学生募集の方法、入学者選抜方
法、殊に複数の入学者選抜方法を採用している
場合には、その各々の選抜方法の位置づけ等
の適切性
(入学者受け入れ方針等)
(A群)入学者受け入れ方針と大学・学部等の理念・目
的・教育目標との関係
(B群)入学者受け入れ方針と入学者選抜方法、カリ
キュラムとの関係
(入学者選抜の仕組み)
-
-
-
P.100
P.10120
(入学者選抜方法の検証)
(B群)各年の入試問題を検証する仕組みの導入状況
P.95
(定員管理)
(A群)学生収容定員と在籍学生数の比率の適切性
P.98
大学基礎データの作成
• 大学基準協会ホームページのフォーム(エク
セル)を使用
• 必要な表の確認(加盟判定審査と相互評価の
相違が無くなったので注意)
• 変更点の確認(例:表2は2006年4月の組織状況
を示す。「大学基礎データ(様式)の変更点につい
て」)
• 「点検・評価報告書、大学基礎データ作成に
際しての注意事項」([資料15])に留意
• 点検・評価報告書の記述に積極的に活用 21
全般的な注意点
– 締め切り厳守(1月31日=申請書提出期限
報告書
(草案)の提出
も忘
れずに
4月3日=調書、添付
資料提出
期限)
– 調書は加除可能な体裁で
22
2007(平成19)年度以降における
「大学評価」改善の方向性(1)
• 点検・評価項目・大学基礎データについて
– 加盟判定審査・相互評価ともA・B群に言及することが
必須に(2007年度申請から)
– 評価基準との整合性をさらに図りつつ、点検・評価項
目の精選を図る(2008年度申請から)
– 精選された点検・評価項目に対応して大学基礎データ
の様式の見直しを図る(2008年度申請から)
23
2007(平成19)年度以降における
「大学評価」改善の方向性(2)
• 短期大学の認証評価について
– 2006年度認証申請、2007年度評価開始予定
– 短期大学も評価を受けて正会員の資格を得る(四年
制大学併設の短期大学部も独立した会員に)
– 点検・評価項目・大学基礎データは現在の大学評価の
ものをベースにしながらも短大の独自性を考慮
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2007(平成19)年度以降における
「大学評価」改善の方向性(3)
• 法科大学院の認証評価について
– 2005年度認証申請、試行評価実施(評価の本格実施
は2007年度から)
– 本協会の会員資格に関わらず評価申請が可能
– 機関別認証評価と法科大学院認証評価の申請準備
に伴う負担軽減策については検討課題
– 本年度中に説明会を実施予定
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個人情報保護、並びに倫理規程
1.守秘義務・個人情報保護([規程8][規程9] )
・大学基準協会では、大学評価申請資料が外部に流出すること
のないよう慎重に取り扱うよう指導している。
※ 提出資料の返却を希望する大学はお申し出ください。本
協会保存分を除いてお返しします。
2.評価者倫理([規程10])
・評価者および本協会事務局職員は、大学評価を申請・申請予
定の大学の役員・教職員から金銭、物品の贈与を受けたり、
供応接待を受けることが禁止されている。
26
おわりに
何かあれば、大学基準協会事務局にご連絡
ください
財団法人 大学基準協会
〒162-0842 東京都新宿区市谷砂土原町2-7-13
Tel 03-5228-2200、3883
Fax 03-5228-2323
ホームページ http://www.juaa.or.jp
e-メール [email protected]
27
~ メ モ ~
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