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臨床検査のための代替キャリブレーショ
ン:ノルトリプチリン治療薬モニタリングへ
の応用
M.T. Olson, A. Breaud, R. Harlan,
N. Emezienna, S. Schools, A.L. Yergey,
and W. Clarke
June 2013
www.clinchem.org/content/59/6/920.full
© Copyright 2013 by the American Association for Clinical Chemistry
背景
 臨床検査室において、LC-MS/MSの利用は増加して
いる
 LC-MS/MS機器は高価であるため、1つの機器を多
種の定量分析に用いる必要がある。
 更なる課題は、アッセイの処理能力やいくつかのアッ
セイにかかる時間である。
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Background
 LC-MS/MSアッセイに必要な費用と時間の主な要因
は、アッセイごとに検量曲線を作成することである
 CLIAは半年ごとに直線性の証拠が必用である
 アッセイごとの検量線を測定することは、質量分析特
有である
 機器の安定性が低い時に、アッセイごとの検量線測定
が必用となる
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背景
 質量分析の定量化は、“応答比”に対して作用する;検
体のピークは内部標準のピークによって分けられる
 下記の例において、検体の領域は内部標準の2倍である。内
部標準の既知の検体濃度は、内部標準物質の2倍である。
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背景
 検量線を作る代わりに、著者は、応答比を使った。
 日々の違いを校正する応答因子 (RF)があり、1:1で
検体と内部標準品の混合物の反応比を表す。
 RFは、各群ごとに測定される: 同時期のRFもしくは、
cRF
 代わりにRFは、QC不全もしくは、機器の操作後に測
定される: 散発的なRFもしくはsRF
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方程式
Ƒは、応答因子 (RF)
これは、良い挙動を示すアッセイであり、intercept (k =0) があってはならない。
再編成…
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実験デザイン
Figure 1. ノルトリプチン濃度は、2ヶ月の間に渡る16日で68人の患者から測定された。これらのサン
プルは、ルーチンの臨床治療薬物モニタリングのために得られたので、標準臨床プロトコルは守られ
ている (shaded box)。cRFとsRF両方の計画は、各標本で行われた。
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結果: アッセイの精度は十分か?
(i.e., is k=0? Is ƒ=1?)
Figure 2. 内部標準品濃度 36 ng/mlで検量線を表すドットダッシュの青線は、実線で最も多く重なる。
最も高い比例し、定誤差は、6 ng/mlで見られる。
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結果: これは機能している?
 グラフAは、検量線の結果に対してプロット
した、4つの内部標準濃度での患者の結
果を示す。
 最もよい相関は、36 ng/ml
 Bland-Altman (グラフB)は、-15.8~
23.2%の範囲で、検量線に対して、cRFは、
平均3.69%の偏りを示す。
Figure 3. 内部標準品濃度 36 ng/mlで検量線を表すドッ
トダッシュの青線は、実線で最も多く重なる。最も高い比例
し、定誤差は、6 ng/mlで見られる。
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結果: 臨床的影響はあるのか?
Table 1. もし、cRF値が使われているならば、それらは存在するプロトコルの検量線を使った結果よ
り、異なる臨床カテゴリーで報告されている3つの濃度となるだろう。もし、sRF値が使われているなら
ば、異なる臨床カデゴリーに4つの結果があるだろう。
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考察
 一回のLC-MS/MSアッセイによる複数の検体の測定は、
ありふれたものである。
 較正とQCを最小にする
 乱用の可能性ない処方薬で、臨床的利益がない
 多重化は、イオン抑制及び、共溶出する検体の増大を引
き起こすリスクとなる。
 cRFもしくは、sRFの校正は、機器を較正することに費や
される時間を省略し、一回の検体アッセイをより便利にす
るかもしれない。
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Discussion
 LC-MS/MSは、検体濃度が内部標準濃度 (A/IS~1)と
近い場合、よく機能する。
 このアッセイの臨床値 (大抵 100-150 ng/mlの範囲)の
ため、理想的な、内部標準濃度は、36 ng/mlだ。
 このように、アッセイのための内部標準の選択は、患者
で期待される検体濃度を反映すべきである。
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訳者 間下 有子
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