日本の航空業界における 新生LCCの展望

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日本の航空業界における
新生LCCの展望
10951094 家治川芽衣
LCCとは?
 【Low Cost Carrier】
 既存の航空会社の運賃よりも約半分~3分の1
の価格を設定する格安航空会社。
業務の効率化
サービスの簡素化
新生LCC
元祖LCC
Peach
Aviation
は・・・
Japan
 スターフライ
ウスウエスト航空
ヤー
 スカイマーク
Jet Star Japan
世界で
Air Asia
1967年 サ
LCC世界第2
位
※時価総額ランキング
(2012年3月14日時点)
現状
<大阪-福岡間の各交通手段の比較>
片道運賃
所要時間
市場シェ
ア
新幹線
1万4080円
148分
65.6%
大手航空
2万1900円
70分
22.7%
LCC
3780円~
70分
?
高速バス
5000円
540分
0.9%
フェリー
6000円
750分
4.0%
ビジネスモデル
~FSAとLLCの比較~
機材
複数の機種を保有
単一機材の使用
人件費・整備費削減
座席使用率の向上
運航路線
ハブ&スポークによる乗 Point to Pointによる二地
乗継を考慮したダイヤ編成が不要 機体の高稼働
継ネットワークの構築
点間の直行運航
空港
機内
サービス
販売
メイン(ハブ)空港に就
第二空港を活用
混雑なく、定期運航
空港使用税の削
航
減
必要なサービスは有料
運賃に含んで全員に提供
準備時間短縮 運賃以外の付帯収入源
で販売
旅行代理店が流通チャネ インターネット販売が
キャッシュフローの改
ルの一部 手数料の削減 主流
善
LCCによって簡素化されるサー
ビス
雑誌や新聞提供の廃止
機内オーディオやエンターテインメントシステムの簡素化
ビジネスラウンジの廃止、有料化
手荷物受託サービスの有料化
座席指定の有料化
上級クラス(ビジネスクラス等)の廃止
座席の前後間隔の縮小
マイレージサービスの廃止
有料
徹底したコスト削減
 <ポイント>
 1機あたりの稼働率を最大限高める!
“飛行機が働いていない時間”をなく
す
理想は1日4往復8便
Air Asia Japan 成田
札幌(2)、沖縄
(1)
Peach Aviation 関空
福岡(3)、札幌
(1)
広告媒体としての活用
機体に企業のロゴや塗装を施したり、機内にも広告掲示
常に飛び続ける
稼働率
利益
リスク管理
“遅延は当たり前”
必要最低限の機体・人材で運航することで
格安運賃を実現しているLCC、つまり予備機がない。
もし1機がトラブルにより遅延してしまったら・・・・
雪だるま方式に遅延・欠航が拡大する可能性大!
“全て自己責任”
欠航・遅延となってもLCC各社は他社への振り替えやホテル
の
手配などの対応は補償コストカットのため一部の例外を除
き
行っていない。特に最終便に搭乗する際は要注意。
リスク管理
欠航時のLCC3社の対応(※自社に原因がある場
合)
Peach Aviation
• 自社の別便への振り替え
Jet Star Japan
• ホテルの手配、宿泊費負担、旅行券をサービス
Air Asia Japan
• 自社の別便への振り替え、予約の有効期限延長、
エアアジアのポイント保留
新たな顧客層の開拓
今まで飛行機を利用してこなかった人を
いかに取り込んでいくかが成功の鍵とな
る
安さにこだわる人
運賃を一番安くしたい
利用者には最適。リス
クはあるが、移動時間
も早い。
出張等ビジネスマ
ン
時間にゆとりのあ
遅延・欠航のリスク
が高く、スケジュール
通りに移動できない可
能性がある。
高齢者や大学生、若年
者など時間にゆとりが
時間厳守の為、
チェックインに間に合
わなければ救済策な
る人
新生LCCの今後
“破壊的イノベーションで成長!”
大手航空会社の市場で顧客獲得競争するのではな
く、新市場でターゲットを絞り新たな顧客層を獲
得する。
安い運賃・直行便を武器に新幹線やバス、など陸
路を移動していた利用者にLCCを選択してもらう。
フェリー
高速バス
高速バス
LCC?
大手
航空
22.7%
新幹線
65.6%
5~10年後
フェ
リー
大手
航空
新幹線
LCC
ご清聴
ありがとうございま
した