介護力向上委員会 勉強会パワーポイント
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Transcript 介護力向上委員会 勉強会パワーポイント
1、水分1日1500ml
2、栄養1日
1500kcal
3、排便はトイレで
4、歩行訓練(運動)
平成25年12月15~16日
特別養護老人ホーム
帯広けいせい苑
介護力向上委員会
介護員
角田
理子
介護員 平野
水について
水は生命の元
①体の中の水分量 (50㌔の場合)
【成人】 体重の60%
【幼児】 体
重の80%
【高齢者】 体重の50%
②水の出入り
尿
1500
入>
不感蒸泄(汗、呼吸)
便
<出>
700~1000
200~300
飲水
食事
1500
700~1000
燃焼水(水、炭酸ガス) 200~300
<
③水分欠乏
水分の欠乏割合
症状
例:体重50キロ
(体内水分量25ℓ)
1~2%
2~3%
5%
7%
10%
意識障害
250mI~500mI
発熱・循環機能に影響
500mI~750mI
運動機能低下
1250mI
幻覚・妄想の出現
1750mI
死亡
2500mI
※脱水の症状
①意識障害 ②夜間不眠・夜間せん妄 ③傾眠 ④便秘
⑤食欲低下
※脱水症状の疑いチェック
①腋下 ②1日の水分量チェック ③検温
④皮膚の乾燥状態チェック
意識障害
意識障害
ぼんやり・ ・ ・
(1~2%欠乏)
脳の
覚醒水準の
低下
意識障害
尿意知覚鈍磨
(にぶい)
状況認知力の
低下
尿意抑制
(がまん)
失禁
認知症症状
(異常行動)
発熱・循環機能に影響
(3%欠乏 体温上昇)
これ以上、体温
が上昇すると
する
と『脱水』??
高齢者の平熱は、35,5~
36,5が目安
運動機能の低下
(5%欠乏 フラフラ・ ・ ・)
手足に力が入らない
歩行にふらつき
転倒
疲れやすさ
息切れ・動悸
行動の継続が
出来ない
幻覚・妄想の出現
(7%欠乏 わけのわからないことを言う)
せん妄
水分
欠乏
興奮をともなう
反応
死亡
(10%欠乏 昏睡状態)
2500mI の水分を失うと人は死にます。
水は生命の元
なのです。
1日1500mI の水を飲むには…
●起き抜けの水を飲む習慣を
→毎日、起き抜けにコップ1~2杯飲む(飲ませる)。最初は体が受け付けないと思っ
ても続ければ2週間程で慣れてきて、飲まないと物足りなくなってくる。
●いろいろな水分を用意する
→冷たい水、温かいお茶、紅茶、コーヒー、牛乳、ジュース、スポーツ飲料などいろ
いろな飲み物をそれぞれコップ1杯ずつ飲むことで、無理なく合計量を増やす。
●ちょこちょこ飲む
→朝・昼・夜の食事の前と後と食事の間、おやつのとき、散歩の前後、入浴後、寝る
前など生活のシーンのなかでちょこちょこ飲む。ただし、ビールなどのアルコール飲
料はむしろ体内の水分を奪ってしまうので避ける。
●水でむせる人にはゼリーや寒天で
→水が飲みにくい場合、ゼリーや寒天など、水をたくさん含むおやつで水分をとるの
もいい。寒天は食物繊維なので、便秘の解消にも役立ち、一石二鳥。
●記録する
→どれくらい飲んだかを毎日記録しておこう。体調や気分の変化も同時に記録してお
くと、水の効用がはっきりしてくるし、介護者の励みにもなる。
排便について
排便の自立のために4つのケア
水分
歩行
下剤の中止
トイレ排便
• 1日1,500mI
(意識レベル・体の活動性・起床時水分)
• 意識レベル
• 起立性大腸反射
• トイレへの移動手段
• 生理的排便 ・下剤は排便リズムを狂わせ
る
• 下剤の習慣化は便秘の原因 ・副作用
• 環境を脳が認知する
• 座位排便
便秘を治す7つのケア
水分
歩行・運動
常食
1日1500mI 以上
(特に起床時の冷水・冷乳)
・歩行練習、体
操
・食物繊維が多い
食物繊維の補てん ・ファイバー、寒天ゼリー
(水溶性食物繊維、不溶性食物繊維)
規則的な生活
定時排便
座位排便
・睡眠覚醒リズム
・朝食後の誘導
・老化による便意の弱まりへの
対応
・トイレ
・ポータブルトイレ
朝食後排便までのメカニズム
目が覚める
↓
起立する・歩く (起立大腸反射が起こる)
↓
冷水・冷乳200mlを飲む (胃大腸反射で腸がさらに動く)
↓
朝食を摂る
(便が直腸内に移動し便意を催す)
↓
トイレに歩いて行く
↓
トイレで座位姿勢をとる
↓
腹圧をかける (自動的に肛門括約筋がゆるむ)
↓
便
排出
下剤の副作用
①直腸性便秘の悪化
→直腸性便秘とは??
下剤を使用することによって少しずつ腸に便が流れ
落ち
ていくために、腸がまとまった便として感じ取れな
くなって
しまう。
②排便リズムを
不安定にする。
~下剤の正しい使い方~
①就寝前に内服
②多量の水分摂取
歩行について
歩行能力の再獲得
せん足改善の為に、椅子で座位保持(車椅子は×)
⇩
5秒つかまり立ち(手すり)
出来なくても歩行開始(3,4日後)
⇩
歩行器歩行 数人介助
⇩
歩行器歩行 1人介助
⇩
シルバーカー歩行
⇩
自立
※座位が安定しなかったり、立つことが出来なくても、歩く練習をすることで座る
ことや立つことができるようになる。…すると、2週間程で歩けるようになる。