町内福祉村事業

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町内福祉村事業
神奈川県平塚市
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平塚市町内福祉村
町内福祉村は、各地区に拠点を設置し、活動を行っています。拠点
には、コーディネーターが配置され、地域の皆さんからの相談を受け
たり、福祉村のボランティアに身近な生活支援活動を依頼します。福
祉村で対応が難しい場合には、行政や関係機関などにつなげていき
ます。また、拠点では、地域の皆さんが気軽に立ち寄れる「居場所」
として、ふれあい交流活動を行っています。
平塚市の概要
H26.1.1現
在
■市域 面積 67.88㎢
市街化区域 30.86㎢
市街化調整区域 37.02㎢
■人口 257,169人
世帯 105,773世帯
■高齢化率 24.1%
■財政 一般会計(H26年度)
816億6,000万円 (前比 △ 1.2%)
■産業 第1次産業 2%
第2次産業 32%
第3次産業 66%
神奈川県
3
ココ!
4
現在、福祉村はどの地区にあるの?
⑧大神
⑤岡崎
⑦城島
⑭
横
内
④金田
⑬吉沢
⑫旭北
⑩旭南
⑮なでしこ
⑥松が丘
⑪
富
士
見
⑨八幡
①松原
②
花
水
③港
町内福祉村とは
地域住民
協働
地域住民の皆さんが
主体となって
協働
『地域における支え合いのしくみ』
平塚市
協働
関係団体
6
町内福祉村―2本の柱と拠点施設
活動の内容や方法は、
地域の皆さんが話し合いを重ね、
地域の状況に合ったものを創っていきます。
身近な生活支援活動
(地域ボランティア)
ふれあい交流活動
(居場所サロン)
〇〇福祉村
7
身近な生活支援活動とは
インフォーマル
話し相手
外出の付き添い
地域に住む援助を
必要としている人が対象です。
①ひとり暮らしの高齢者
②子育て中の人
③障がいのある人
買い物
ごみ出しの手伝い、
電球交換など
[制度によるサービスでは解決できない
『ちょっとしたお手伝い』]
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☆身近な生活支援活動のしくみ
援助を必要としている人
援助
活動
福祉村ボランティア
町内福祉村
状況確認
支援
地域福祉コーディネーター
連携
各種団体・専門機関・行政等
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ふれあい交流活動とは
自治会館、
地区公民館など
地域資源を活用
町内福祉村拠点
高齢者の
茶話会
(いつでも気軽に立ち寄れる場)
高齢者と子どもの交流
出向きサロン
各種イベント
子育て支援
『地域のつながり』を企画!
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地区社協と福祉村の違い
地区社協
町内福祉村
構成
構成
地域の各種団体役員を
中心に構成された協議体
個人参加を中心に構成された
ボランティア団体
資金
資金
地域からの賛助会費による
事業運営
市からの委託金による事業運営
拠点施設
拠点施設
なし
(公民館等を利用して活動)
あり
(市が負担)
役割
役割
敬老祝賀会・ふれあい給食会など
ごみ出し、話し相手、茶話会、
子育てサロンなど
地区全体を対象とした
行事的な事業
ピンポイントで行う支援活動
日常的なサロン活動
新たな人材の確保
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松原地区;活動スペース(いてふの会)
12
松原地区;事務室
13
花水地区;花水ミニディ
14
港地区;福祉体験講習会(太洋中学校)
15
金田地区いちごの会;出向きサロン
16
岡崎地区鈴の里;地下歩道の壁画
17
18
町内福祉村のコーディネーター
地域福祉コーディネーターとは?



コーディネーターの役割
地域住民からの相談を受け、ボランティアに
援助活動の依頼をする。内容によっては包括
や行政などへ繋ぐ。
専門的な資格や知識は不要
拠点に常駐(1人)
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生活支援コーディネーター
生活支援コーディネーターの役割
①地域のニーズと資源の見える化、問題提起
 ②地縁団体等多様な主体への協力依頼、PR
 ③関係者のネットワーク化
 ④目指す地域の姿、方針の共有、意識の統一
 ⑤担い手養成やサービスの開発
 ⑥ニーズとサービスのマッチング

20
生活支援コーディネーター
3層構造
ガイドラインP31~34
第1層 市町村区域で①~⑤を中心に行う機能
 第2層 中学校区域で、第1層の機能の下、
①~⑥を行う機能
 第3層 個々の生活支援サービスの事業主体で、
利用者と提供者をマッチングする機能

21
町内福祉村のコーディネーター
第1~3層の担い手
町内福祉村に置き換えると



1層=市の職員
2層=村長
3層=地域福祉コーディネーター
村 長
地福コーディネーター
・村の責任者
・他団体との調整役
・組織の統括
・福祉村の拠点に常駐
・相談の窓口役
・相談案件の振り分け
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第3層コーディネーター
現場でのたたき上げ



資格は不要
元民生委員、元自治会長、元行政職員
研修・経験・人脈
研 修
・福祉部局の担当者の講義
・施設や他市取組の見学
・他団体との交流
経験・人脈
・OJTでのスキルアップ
・ケース対応
・地域で顔の見える存在
・気軽に話せる関係性
・楽しみを提供
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コーディネーターの仕事
認知症本人と家族のことを考えて

福祉村でこども向け書道教室の先生(86)
・家族と同居で家では大声をあげたり、怒ったりする
・奥さんにびっくりするほど強く当たる
・家族は何とか施設に入れたいらしい
・習字教室でのストレスが原因?それで家では?
・習字教室のときは、まったくその素振りが見えない
・ただ忘れ物をしたり、教室の日程を間違えたりする
★福祉村のコーディネーターがしたこと
・本人の尊厳を尊重 ・活躍の場を確保してあげる
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町内福祉村と協議体
福祉村が中心の情報共有、連携

市営団地に住む高齢女性、認知がうかがえる
・出戻りの息子から虐待を受けていたらしい
・息子は外から母親への支援を拒否し続けていた
・普段からこの女性に関して包括、民生委員と連携
・日常、母親は福祉村に立ち寄っては話をしていた
★福祉村のコーディネーターがしたこと
・ある夜、公園にいたところを地域の人に発見され、
村長に連絡が入り、救急車を手配。
・病院に搬送され、後に特養に頼んで入れてもらった
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町内福祉村と協議体
情報共有、連携の事例
福祉
施設
地域包括
支援センター
福祉村
医療
機関
地域の
拠点
民生委員
地域
住民
自治会
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常設拠点とコーディネーター
住民同士による支えあいの「わ」
拠点の
重要性
◆何気ない普段の会話から
ニーズを把握
↓
マッチング⇒◆課題が見える位置からサービス提供
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町内福祉村は、ここがスゴい!
今までの繋がり
福祉村の繋がり
やらされ感
やりがい感
し ば り
自由選択
義 務 感
満 足 感
行政主導の
まちづくり
住民自らの
まちづくり
28
ありがとうございました。
神奈川県平塚市
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