Transcript Nature 450

膜輸送タンパク質
• ポンプ
ATP, 酸化還元(電子伝達), 光のエネルギーを
使ってイオンなどを能動輸送
• チャンネル
ポンプが作った濃度勾配(濃度差)を利用し
て、イオンを特異的・受動的に素早く流して膜電位を変化さ
せる
• 輸送体
チャンネルに比べて遅い!能動的にもなりうる
(共輸送・交換輸送などで一方の濃度勾配を利用して、他方
を能動的に輸送する。腸管の消化吸収!)
主にイオンポンプ=
ATPaseでイオンの不
均衡分布が生ずる
普通は
Na+,K+-ATPase
細胞外にはNa+が、細胞内にはK+が
多いの
ATPを1分子分解して、3Na+/2K+を交
換輸送する
静止電位を作るチャネル
Resting potential
ちょっとだけよ!
細胞内
細胞外
K+
-
+
-
+
-
+
細胞膜を通して少しだけK+イオンが流出する(イオ
ンの濃度勾配を大きく変えるほどではない)
一般に細胞内
は負に帯電し
ている!
覚えておきま
しょう。
電気的な力というのは、普通の力
の中ではもっとも大きい!
ATP加水分解
+
+
Na ,K -ATPase
ポンプ
チャンネル部位
nature06419-s2.swf
NaK-pump-cycle-medium.mov
膜
Nature 450, 1043-1049, 2007
アセチルコリンリセプター=Na+チャンネル
Neurotransmitter-gated channel
あるいはLigand-gated
→脱分極
新たなCa2+チャンネル2種
活動電位が伝
わる
T-tubuleから筋小胞体へ
ジヒドロピリジン受容体とリアノジン受容体
筋肉細胞が発電器官に進化
ちりも積もればなんとか
運動神経
シビレエイ
電気板
上面は通常の興奮膜
下面には、早く開くCl-チャネ
ル。マイナスイオンを流入さ
せる。脱分極を抑えて、膜電
位を静止電位に保つ。
筋小胞体のリアノジン受容体は、Ca2+活性化Ca2+チャ
ンネルだが、DHPRと直接相互作用して信号を受けとる
心筋・神経
細胞では
筋肉では手っ取
り早く物理的接
触で?
Ca2+信号を増幅!
骨格筋